イメージ 1

安倍さんが辞めるつ~から、戦後の首相がなで辞めたか調べてみたよ☺
(さしんは左から麻生太郎のぉ祖父ちゃん、安倍晋三のぉ祖父ちゃん)

片山哲   日本初の社会党内閣、成果があがらず総辞職。
芦田均   昭電事件で副総理と閣僚が逮捕。
吉田茂   造船疑獄などで政局不安定、鳩山民主党の攻勢もあり総辞職。
鳩山一郎  日ソ共同宣言、国連加盟を期に退陣。
石橋湛山  脳梗塞の疑いがあると在任65日で辞職。
岸信介   60年安保の混乱の責任をとり辞任。
池田勇人  癌のため勇退。
佐藤栄作  沖縄返還を花道に7年8ヶ月の政権担当を終える。
田中角栄  「列島改造」による狂乱物価と金脈問題の追及。
三木武夫  党内基盤が弱くロッキード事件の追及により「三木おろし」が行われた。
福田赳夫  党総裁選挙の予備選で大平正芳に敗れる。
大平正芳  衆参同日選挙中に過労で入院、心筋梗塞で死去。
鈴木善幸  「日米安保に軍事同盟なし」などの発言や党内不和で総裁選不出馬。
中曽根康弘 2期+延長1年の任期満了。
竹下登   リクルート事件で支持率10%を割る。
宇野宗佑  リクルート事件や自身の女性問題で参院選36議席の惨敗。
海部俊樹  政治改革法案で解散しようとするが竹下派が拒否。
宮沢喜一  自民党分裂により内閣不信任案成立。
細川護熙  佐川スキャンダルの混乱などを理由に突然辞任。
羽田孜   「改新」騒動により少数与党内閣になる。
村山富市  自民党政権復帰の動きと自身の限界。
橋本龍太郎 参議院選挙の敗北。
小渕恵三  脳梗塞で入院。
森喜朗   就任の経緯や自身の発言により支持率5%台。 
小泉純一郎 党総裁任期満了。


戦後の歴代総理の辞任理由をみてみると、

任期満了が、佐藤、中曽根、小泉の3人。
スキャンダル等事件が、芦田、田中、竹下、細川の4人。
選挙の敗北が、橋本、宇野の2人。
病気等が、石橋、池田、大平、小渕の4人。
党内基盤の欠如が、三木、海部の2人。
国民の不支持等が、片山、岸、森。
総裁選挙敗北が、福田。
不信任案可決が、宮沢。
少数与党が、羽田。
そすて「投げ出し」が、鈴木、村山(細川もその傾向があれ)。
鳩山と吉田は複合的事由だけど、一応任期満了に近いのかもすれん。

んで、やる気があるのに辞めさせられたぴとはこのあと陰に陽に影響力を持ち続けれ、
吉田、岸、田中、福田、竹下、森などがそうであつた。

特に田中、福田は再登板を望む。ゆえに田中はロッキード事件無罪判決を求め、田中派を膨張
させて結果的に派内から創政会(経世会)という反乱軍を出してしまう。福田は余力を残
して辞めたために総理総裁分離案などには必ず色気を出し、安倍晋太郎(晋三のパパン)に
代を譲らなかった。

この結果、田中-竹下派の自民党支配が確立し、小泉が自民党を壊す=経世会を壊す、という
怨念のもととなってしまった。

歴代首相をみるとわかるのだが、中曽根を除き福田以来森の登場まで旧民主党あるいは旧
岸派系の首相は出ていない。もろちん、安倍晋太郎が病死したりという要素もあれのだが
中曽根も田中派に応援してもらっての就任なので、思想上はともかく旧自由党の系譜といっ
てぇぇだらう。

大雑把に分けると、旧自由党はいわゆる吉田学校の系譜であり「軽武装経済重視」という
戦後ニポン政治の大きな流れであれ。池田-佐藤-田中-大平のラインがこれにあたる。

これに対して旧民主党は戦前派のぴとが多く、「普通の国」路線。つまり憲法改正を目する
流れで、岸-福田-中曽根がこの流れ。

一見すれとこりは人物的な流れに見えゆのだが、ニポンの政治路線にも適合すれ。戦後一貫
すて経済発展を目指してきたニポンだが、バブリのときにそりが頂点に達する。幻でもかりそめ
でもニポンの規模からすて経済だけは世界一ににゃったといってぇぇかもすれん。んが、バブリ
の崩壊とともにそれは槿花一朝の夢であったとわかる。

「失われた10年」と」いはれた経済破綻の後、今後は大きな経済成長は望めないことは
自明であつた。吉田ドクトリンの「軽武装経済重視」路線だけではやっていけないのであつた。

社会党の崩壊とともに終わった55年体制もじつはこういうことも指している。ニポンの構造は
「成長&明日は明るい日と書くのよん」で成り立っていた。「もうお金がないから君たちは
私立に行けないのよん」といわねばならんのだが、お父さん(自民党)はそんなこつは言え
ん。以前はそんなお父さんでも男はぴとりしかゐなかったからね。
(すかし、今は独身で童○の男がいるでないの。「う~ん、童○はどうだらう?」と悩んでいた
君たちに、「百戦錬磨の小沢ににゃってきますた」とアピーレすてるわね…)

森政権の不人気は本人の資質に加え、「自民党の耐用年数が過ぎた」ことをも意味していた。
すかし"小泉純一郎"という強力なカンフル剤をつかって、寿命を伸ばしたに過ぎない。小泉路線
とは「新自由主義」であり、「もうお金がないので、元気でやる気のあるぴとにどんどんやって
もらって盛り上げてもらおう」というものであれ。

「新自由主義は格差をもたらすから、前みたいのがいいぢゃん」というぴともいらっさるが、
それはでけんのであつた。補助金の削減、公務員の削減、特殊法人の改廃、なども要するに
戦後ニポンの構造的なモノを変えることであれ。
(以前の「経済重視」はケインズ型、「新自由主義」はハイエク型といっても間違いではないだらう)

ここでよく考えなければいかんのは、「ムダムダ」といわれているものは誰かの利益ににゃっ
っている。何か「すんごい儲けてるぴとがゐる」ように思うかもしれんが、実はこういう「ムダ」
によってニポン人皆で利益を分け合ってたといえるのであつた。

そういう「ムダ」をなくして行けば、当然ながら君やボキに影響がやってくれ。「ムダをなくせば
ダイジョビ」路線つ~のは短期的にはぇぇが、長期的には続かないだろう。

「ぢゃあ、社民党や共産党のいうよ~に大企業から税金とりゃぇぇぢゃん」というが、ニポンの法人
税制は世界的にみるとフツ~(これでもやっとフツ~になった)。もし大企業に向けて(長期&
過酷な)税制にすればたべん多くはニポン企業であることをやめるであらう。

昔昔、アメリケで自動車摩擦つ~のがあったでしょ。アメリケ人労働者が怒ってニポン車燃やしたりすて。
いまやニポン車は当時よりアメリケ市場でシェアを伸ばしてるけど、誰も怒らないわね。そりは一部の
高級車種を除いて現地でつくってるからなのよん。じつはボキたちが思ってるより経済のグローバレ
化は進んでいらっさるのね。だらか、一国だけ特殊な政策や税制をとるこつは難しいのよん。

じつは自民党の中でも「新自由主義はぇぇけど、もう少しゆくりにしよ~よ」というぴとが多い。
小泉路線つ~のは「今すぐやろう、ハイハイハイ!」ということであって、そのペーセについていけんと
いうぴとが多いのよね。民主党だって「今までのやり方でええ」というわけではない。

じつは自民党も民主党も手法や経緯の点で相違はあれ、特に経済では「今までの構造はダメよね」
という点に余り違いはにゃい。政治路線で一番の違いが出るのは、「九条改正」についてであり
これは自民・民主ともに入り乱れている。例えば加藤紘一が民社党に、前原誠司が自民党にという
具合に行けば非常にすっきりするのかもすれんが、それは今すぐは望めないであろう。