VOL2.から4ヶ月。誰からも「次はいつですか?」の声もなく、まつたくオバチャンどもから興味をもたれない
さすがは看板通りの番組の第三弾がやって参りました。

司会は、娘の義妹のオメデタをまだ知らない福安かづこと、ニポンに帰ってきたら3kg肥ったけどPCを
独り占めするのでそろそろペルに帰ればよい、と思われてる女裸薄夫でぉ送りしませ。

さて、皆さんこの箱は何でせう?
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一見ジュエレーボックセに見えるこの箱の中は、こんにゃになってませ。
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はい、さうです、けふのテーマは「葉巻」です。

どうです?オバチャンどもよ。見事に興味がないでござらう。さて、「葉巻」とは何でせうか?
そりは文字通り「葉っぱが巻いてある」ことなのです。池田やま~くんやJBM男爵が愛喫する小さい
フニャフニャチ○コは、これに対して「紙巻」といいます。(葉巻を吸ったあとに紙巻を吸うと、紙の燃える臭い
がとてもしませ)
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葉巻にも色々種類がござます。まず大きく分けて、ドライシガーとプレミアムシガーの二つがあらます。
ドライシガーつ~のは、細かく刻んだ葉を使ってゐて保管に気を使わなくてぇぇものをいい、プレミアム
シガーつ~のは温度湿度など保管に気を使わなくてはいかん葉巻をいうのであれ。(さしんは湿度計と加湿器)
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プレミアムシガーの中でも機械製とハンドメイドのものがあり、最高級品はもろちん全てハンドメイドで
あつた。葉巻に使われるタバコ葉は、ドミニカ、ホンデュラス、インドネシア、ヒリピン、アミリケなど世界
中でつくられるが名実ともにトッペに位置すれのが、キューバ産のものであれ。キューバ産の葉巻は
ハバナとも呼ばれて珍重されてをるのだつた。

クーバとアミリケとは外交関係がにゃいので、クーバの葉巻はアミリケでは禁制品であれ。ゆえにアミリケで売られて
いる最高級葉巻のほとんどはドニミカ産であつた。クーバ革命後にタバコ製造業者がドミニカに流れたり、
クーバ葉巻が国営ににゃって流通に不満を持つDavidoffなどの有力タバコ商がドミニカ産の葉巻の扱いに
力を入れたことによれ。

アミリケではクーバの商標登録がないことをぇぇことに、クーバの代表的ブランド葉巻が同じような意匠で
パクって売られている(ドミニカ産などのそれなりの高級品)。ボキはカストロ亡きあとクーバとアミリケは
国交回復されゆと予想すれのだが、こうしたニセモノブランドの処理は大変だと思う。

んが、ドニミカ産はクーバ産と"遜色はない"ことがあっても凌駕すれことはない。最高級ワイヌの生産地
がフランセなのと同じく、葉巻の聖地はあくまでもクーバなのであつた。

実は高級葉巻の保管に必要な温度湿度とは、クーバなどの生産地の気候を再現することに他にゃら
ない。クーバは全体が「大いなる葉巻保管庫」なのでもあつた。

葉巻、とくに高級葉巻は高級ワイヌと同様にある程度のルーレがある。
*まず、軽いものから重いものへ、品質についても良いものを後に
*落ち着いて吸う(歩きながらなどはもってのほか)
*軽い食事のあとは軽い葉巻、重い食事のあとは重い葉巻

さて、高級葉巻の頂点クーバ産、いわゆるハバナといふのは幾らくらいするものであらうか。
ハバナにも各種ブランドがあり、それぞれに評価されている。んが、1968年から1982年までは非売品
であったCOHIBA、1980年から1998年まで同じく非売品でカストロと国賓専用だったTRINIDADが最高
峰であることには余り異論は出ないだらう。
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TRINIDADは1998年に一般に販売されたときには、Fundadoresという1種類しかなかったが、こりは
現在ニポンで4000円程度で売られている。ちなみに販売当時はカナダとメキシコ市場のみで入手可能で、
渋谷の地下街にあるタバコ店ではプレミアムをつけて1本12000円という価格をつけてゐた。
(ある程度の量を吸う愛煙家は、インタラネッツを通じてスペインやスイセなどの専門店から直接購入でニポンより
安価に手に入れることもできれ。DHLで空輸されてくるので、品質の劣化もそれほど心配にゃい)

ボキも吸ってみたが軽いにも関わらず味に深みがあれ。薫りも素ン晴らしく好みはひとそれぞれだが、
際立った特徴のある葉巻であつた。嗜好品といふのはそれぞれの好みなので、価格と味は必ずも
一致せないのだが、ブランデーと葉巻に関しては価格と味の比例関係があゆ気がすれ。

最後にサマセット・モームが葉巻について述べれ♪
"A good Havana is one of the best pleasures that I know. At the time when I was young and very poor,
I only smoked cigars which were offered to me. I promised myself that if I ever had some money that
I would savor a cigar each day after lunch and after dinner. This is the only resolution of my youth that
I have kept, and the only realized ambition which has not brought disillusion"
"Men have labored for years under the tropical sun and crossed the seven sea
to bring this pleasure to your side"
From "Summing up" by Somerset Maugham