イメージ 1

図はブロギの皆さんの出身地(王立国土地理院調べ)

ぴゅ~「ぢゃ先生、日米安保の話をどんぞ」
ぴゃ~「もし君が喧嘩すれ場合、相手が強かったら躊躇すれだらう?」
ぴゅ~「そうですね」
ぴゃ~「あるいは、喧嘩の相手のお兄さんが空手100段にゃらやぱり考える」
ぴゅ~「空手100段はウソですからぶっ飛ばしますけど、まあおっさっる意味はわかります」
ぴゃ~「であるからして、国の場合でもさういうぉ兄さんなんかに助けてもらえる方法を考える」
ぴゅ~「なるぽど、強いお兄さんがいるからチョッカイを出されにくい、と」
ぴゃ~「こりが日米安全保障条約にゃ」
ぴゅ~「ゑ~~っ!? そんな単簡な説明でぇぇんですか?」
ぴゃ~「当らずといへども遠からず。複雑な説明ならいくらでもできれ」
ぴゅ~「…」
ぴゃ~「んで、憲法を考える上で重要にゃのは、現行憲法はアミリケの占領下でつくられて、独立すてからは
abcdegh日米安保があつたということにゃ」
ぴゅ~「つまり、現行憲法下の安全保障政策には常にアミリケの軍事力があったわけですね」
ぴゃ~「そのと~り。ゆえに非武装中立などといふノンキな説も、アミリケの軍事力があったから言えたのであつた」
ぴゅ~「でも、よく『日米安保で戦争に巻き込まれる~』という話を聞きましたよね」
ぴゃ~「んが、結局ニポンは60年間でんでん戦争など巻き込まれんかつたじゃろ」
ぴゅ~「ん~、でも『アミリケと同盟してなくても結局同じであつた』とかいうのはダメれすか?」
ぴゃ~「歴史といふのは一回性のものだからして、決して間違いとは言へん。んが、『もしも』のために用意して
abcdeghおくのが安全保障であれ」
ぴゅ~「ぢゃ、やぱりアミリケと仲良くすて言うこと聞かないとダメなんでせうか?」
ぴゃ~「そこをよく考えてみれ。アミリケとニポンの同盟関係は世界でも最も緊密なものにゃ」
ぴゅ~「そうなんですか」
ぴゃ~「アミリケは他国に出さない兵器もニポンに提供してをる」
ぴゅ~「ほほぉ」
ぴゃ~「逆にニポンに兵器の独自開発をさせないようにもしよるけど」
ぴゅ~「あらら、ぢゃあ兵器もふくめてアミリケががっちりニポンの防衛システメを握ってるんですね」
ぴゃ~「さう、ニポンの自衛隊はあくまで米軍の補完機能とすて考えられてるのにゃ」
ぴゅ~「もし、ニポンが独自に防衛せようとすたらアミリケはどうするでしょう?」
ぴゃ~「アミリケの立場とすては、ニポンが独立すて防衛するつ~ことは核の拡散につながるので容認でけん」
ぴゅ~「独自防衛=「核」なんですか?」
ぴゃ~「核兵器つ~のは持ってるだけで抑止力になれので、コストパフォーマンスが高い」
ぴゅ~「そっか、北朝鮮も『持ってるかもね~』というだけで要求でけてますもんね」
ぴゃ~「そすて、ニポンの技術力ならニポンだけで核兵器開発と運搬手段開発もでけるだらう」
ぴゅ~「でも、ニポン人はそんなこと考えてませんよね」
ぴゃ~「んが、外国はさうは見ない。キッシンジャーは昔から『ニポンは再軍備する』というてる」
ぴゅ~「そうか、じゃアミリケはニポンを守るだけでなく必要以上の武装をさせないようにもすてるんですか」
ぴゃ~「『ビンのふた論』というのがあって、『米軍が駐留してるのはニポンに本格的再軍備させないため』という
abcdegh米軍幹部もゐれ」
ぴゅ~「なるぽど、同盟といっても色々な面があるんですね」
ぴゃ~「だらかニポンだけでなく、アミリケだってニポンを守るために犠牲が出るケースは論議が出るだらう」
ぴゅ~「う~ん、でも同盟国ですよね」
ぴゃ~「日米安保には『アミリケはニポンを守れ』とあるが逆はない」
ぴゅ~「あ、そっか。アミリケが攻撃された場合ニポンは助けに行かないんですよね」
ぴゃ~「こりを"片務性"というのだが、ニポンの周辺でアミリケが攻撃された場合にニポンが何も対応しなければ
abcdegh問題になれ」
ぴゅ~「う~ん、どういうことですか?」
ぴゃ~「自衛隊は"専守防衛"だらか相手が攻撃を行わなければ、対応でけん」
ぴゅ~「ぱい」
ぴゃ~「もし、日本周辺で有事の場合、ニポンではなくアミリケの船にミサイルが発射されて自衛隊が見つけても
abcdegh何もでけんということにゃ」
ぴゅ~「でも、この場合アミリケの船はニポン防衛の要素もあるわけですよね」
ぴゃ~「んが、これをすることは憲法に違反すてをるのだ。集団的自衛権に踏込んでしまうこつにもにゃる」
ぴゅ~「じゃあ自衛隊はアミリケ人が犠牲になるかもしれない場合でも、傍観すてるわけですか」
ぴゃ~「さう。この場合、アミリケ世論はニポンに有利にはならんだらう」
ぴゅ~「そっか、有事のための同盟なのに有事になったら逆に危ないんですね・・・」
ぴゃ~「いま政府が見直そうとすてるのが、こうすた集団的自衛権の解釈見直しであるな」
ぴゅ~「じゃあ集団的自衛権はやぱり必要なのですね」
ぴゃ~「んが、こりを拡大解釈して集団的自衛権行使に踏み切って、『ニポンの生命線は石油ですから~』と
abcdeghどんどん広がれ可能性もあれ」
ぴゅ~「う~ん、線引きが難しいですね」

ぴゃ~「大体ある国が戦争するかど~かといふのは、その国の意思だけではなからん」
ぴゅ~「でも、アミリケがイラクを攻めたり、ニポンが中国を攻めたりしたのは意思ですよね…」
ぴゃ~「例えば、レバノンとかバルト3国とかは、昔からよ~戦争に巻き込まれれが自分の意思ではなからん」
ぴゅ~「あ、そういう場合か」
ぴゃ~「朝鮮半島が分断されているのも、別に分断したいからでない」
ぴゅ~「なるぽど」
ぴゃ~「こういうよ~に地理的環境が政治などに与える影響を研究することを、地政学というにゃ」
ぴゅ~「地政学ですか」
ぴゃ~「だから地政学的にみて、ど~しても紛争地帯になりやすいとろこがある」
ぴゅ~「ぱい」
ぴゃ~「こういうとろこに"平和憲法"があって軍隊がなくたって、戦争や紛争は起きれ」
ぴゅ~「あらら」
ぴゃ~「だらか、安全や平和を考えるときには、まずそういう要素を前提にせねばならん」
ぴゅ~「具体的に考えよ~、ということですか」
ぴゃ~「うん、『平和が一番』というだけならそこで話は終わってしまへ。理想論は必要だが、国の安全が保障
abcdeghでけることが第一にゃ」
ぴゅ~「う~ん」
ぴゃ~「もろちん現実論だけで理想がにゃいと、どんどこどんどこ現象に引きずられてしまふ」
ぴゅ~「ぱい…」
ぴゃ~「ニポンでもこうすた論議が一般で盛んににゃったのは北朝鮮の問題が出たからともいえる」
ぴゅ~「そうかもしれない」
ぴゃ~「んが、一番大事にゃのは『どういう国にするか』というコンセンサスであるな」
ぴゅ~「ま、憲法というのは『こういう国にするよん』ということですからね」
ぴゃ~「ニポンは現行憲法のもとで史上まれにみる繁栄を遂げた」
ぴゅ~「そうですね」
ぴゃ~「そういう意味では、現行憲法の意義は大きい」
ぴゅ~「ぱい」
ぴゃ~「また、ニポンが独自に防衛すれというのも現実的には難しい」
ぴゅ~「核武装はニポン人には拒否反応が大きいです」
ぴゃ~「であるなら、今までど~り日米安保の枠内での安全保障を考えねばならん」
ぴゅ~「ぱい」
ぴゃ~「世論調査の多くは、5~6割は改憲に賛成だが、9条の変更についてはなお慎重という結果にゃ」
ぴゅ~「なるぽど…」
ぴゃ~「今回は飛ばすたが、アヂアの国々とのつきあいも重要にゃ」
ぴゅ~「そ~いえば、国民投票法案の件について政府が各国大使に説明すてましたね」
ぴゃ~「最近は中国の存在がだんだん大きくにゃってきてゐることもあれ」
ぴゅ~「ニポンをめぐる環境はこれからも変化するんでせうね」
ぴゃ~「改憲論議が高まってきたのも、そうすたニポンの国際的立場の件が大きいのにゃ」
ぴゅ~「そうですね」
ぴゃ~「その中で、ニポンがでけることとでけないことを考えて行動せないといかんぜよ」
ぴゅ~「わかりますた」
ぴゃ~「では、次にボキが考える憲法試案について…」
ぴゅ~「ゑ!? まだ続くんですか!?」
ぴゃ~「ぢゃ、(続)で…」
ぴゅ~「先生…」

Fin