よこちんからまたまたバトヌが来たので、"バトヌ王""バトヌの神様""バトンのペレ""バトンのゴール"と
言はれるボキがやつてあげゆ♪


Q1:部屋にある本棚の数
7ヶかな。でも文庫用の小さい本棚や、幅の厚い(二段三段重ね)や薄い(一段)のとか
それぞれ違うから、数だけ言ってもしょうがない気もすれ。
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そしてダンボール箱に入れてかいさの倉庫に積んでる本もあれ
(これは本の箱のホンの入り口)
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Qooちゃんの箱で、文庫本だと50冊以上入る
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こういう古本屋方式も意外と便利、ダンボールと違って何の本かすぐ判れ
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Q2:今、読んでいる本
「博士と狂人」 サイモン・ウィンチェスター/早川書房
「信長」 秋山駿/新潮文庫
「おそめ」 石井妙子/洋泉社
「アフリカの女王と私」 キャサリン・ヘップバーン/文春文庫
「悲しき南回帰線」 レヴィ=ストロース/講談社学術文庫


Q3:最後に買った本
「六本木水脈」 杉良治/ベストブック


Q4:よく読む、または思い入れのある、あるいはトラウマになっている5冊
実ははじめてやったバトヌが「本バトン」で、ここですでに5冊挙げてあれので、今回は小説中心に並べれ。

羊たちの沈黙 トマス・ハリス 新潮文庫
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ご存知レクター3部作の第2弾(映画化されたのはこっちが先)。ぴとの心の闇の深さと広さを、
食人嗜好を持つ多重殺人者で表現したところがえかつたのかつら。ハンニバル・レクターがこれ
ほど人口に膾炙したのは、殺人をアートとして捉える猟奇性だけでなく「ゴルドベルグ変奏曲」や
「シャトーペトリュス」といった具体的なイメージで人格をつくりあげていったからかもね。モノで表現
するいうたら故大藪春彦の主人公の方が凄かったけど(でも、ワンパターン)。でも、ハリスは洋服
についてはあまり書いてないのよね~。

ぴろんの妹の家の
チェーザレボルジアあるいは優雅なる冷酷 塩野七生 新潮文庫
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ルネサンスといふ、歴史の中の出来事を身近に感じさせてくれた本。塩野七生はいうなれば、ニポン
人にとつて「西洋史の司馬遼太郎」かつら。ヨーロッピはローマ帝国にはじまってルネサンスまで
イタリアが中心だったからね~。チェーザレ・ボルジアは、教皇アレサンドロ6世の息子で、軍事の
天才。マキアベリの「君主論」でも理想的な君主とされた。ぶっちゃけていうと、ニポンの織田信長
みたいなぴと。同著者による「神の代理人」もキリスト教やカトリッケ理解の初歩に最適。

犬の名前って
囚人狂時代 見沢知廉 新潮文庫
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著者は左翼、のち右翼に転向。活動家として火炎ゲリラなどを行うが、内ゲバ殺人事件で逮捕、懲役
12年の刑を受ける。この本は指名手配をされて自首して後の服役中の生活を書いたもの。しかし、
普通の服役囚とは違う。最初の3年は模範囚、残りの8年は厳正独居房での生活。しかも、監視の目
をかいくぐり原稿を書きそれを母親に渡していた。有名無名の長期服役囚と刑務所の実態だけでも興
味深いが、母子の絆もある。しかし、このぴと殺人者だからね…。同著者による「調律の帝国」「天皇ご
っこ」なども面白いのだが、絶版らし~

南くんの
赤目四十八瀧心中未遂 車谷長吉 文春文庫
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車谷長吉は徹底して暗い。もう死んぢゃったかにゃ、と思われた私小説の伝統を継ぐらしいのだが、
「獣の死体をお肉お肉と喜んで」などと表現しちゃう。このぴとの本を読めば、多かれ少なかれボキ
たちも偽善者であり、俗物であることを思い知らされてしまふ。兄弟や親戚でなくてよかったのでした。
表題作は、直木賞受賞作で映画にもにゃった。やぱり、独特の世界に惹き込まれてしまふ。

ダンナと一緒…
心臓を貫かれて マイケル・ギルモア 文春文庫
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連続殺人犯で死刑囚になったゲイリー・ギルモアの弟、マイケルが書いた一族の物語。ニポンでは
訳者が村上春樹だつたので話題とにゃつた。ゲイリー・ギルモア自体は、死刑廃止の傾向が強ま
っていた時代に自身の死刑を要求したことで有名。ノーマン・メイラーもこの事件を題材に本を書き、
ピューリッツア賞を受賞。ノンフィクションだが、小説よりも深く心の闇について考えさせられる。
「トラウマになる」といふのには相応しい本かも知れん。


Q5:次の本棚指名
本棚に知り合いはをらん。すかし、5問って短っ!