暮れにママンが「ぉ正月何か食べたいものある?」と聞くので、「舌シチュ~♪」と言っといた。
昔、ママンがつくったのを思い出したのだ。(牛舌が金盥に沈んでたイメイジが脳裏に焼きついてれ)

大晦日に蕎麦を持っていくと(蕎麦を買うのは、ボキの役目)、舌シチュ~がでけてゐた。
んが、牛舌は結構高いらすぃ。「あ、こら散財さしてしまったにゃ…」と思ったら、ママンは
「だから、2ヶ買った」と言ふ。「ゑ!? なで…」と聞いたら、「だつて、7~8時間煮
こまなくちゃいけないから、どうせなら2ヶ作ろうかと」…。でんでん、意味がわらかん。

明けて元旦、「ぢゃあ、せっかくだらかシャトーラトゥール開けましょうか」とおっさる。
「ゑ!なで、ウチにシャトーラトゥールがある?」と尋ねると、「う~ん、何でかしら。ある
んだけど、見たら澱が大分溜まってるからもうダメかなと思って…」。
ダメになる前に出せっ!つ~の。

このママンは、前にパパンがルシアに仕事で行ってた頃に、土産で買ったカビア(複数)を何年
も何年もとっておいて結局ダメにした教訓をまだわかっとらん。

しかし、シャトーラトゥールが飲めるので、喜んでゐた。
とろこが、シャトーラトゥールと言ったら、こういうの↓な筈なのに、
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ちょと違ふ。しかもChateau Latourでなく、Chateau de La Tourと書いてあれ…。
「ねぇ、こりって違ふんでないの…」と言うと、「あら、さう。でも開けて頂戴」と一向に
気にしてない。
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よく見てみれとフランス産に間違いはないしGran Cruとあるので、ボルドーではなくて
ブルゴーニュであれ…。つまり、ぇ~ワインだけどシャトーラトゥ~ルのような超弩級ワイン
ではなからん(んが、一般庶民がぉ正月を祝して開けるには充分かつら)。
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すかも、開けたらやぱりダメであつた…(さしんでは、よくわらかんがもう少し茶色だつた)。
コルクが単簡に開いたので、酸化すてゐたのであらう。味はでんでん無いのであつたが、
香りはやたらと開く。そすて、2時間くらいすたら、チョビっと飲めるようににゃって来た。
結局、安いワインと割って飲めば結構美味しく飲めれことがわかつたので、混ぜて飲んだ。

すると、ママンは「ぢゃあサンペン開けませうか。こりも、どうだかわかんないけど…」と不気味
なことをおっさる。しかも、タイユバンのサンペンと言ふ(吉兆のニポン酒みたいなもの?)、
ぇぇのかどうなのかわらかんブランド名がついてゐれ。
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ま、こりはエかつた。そすたら、「カビア開けちゃいませうか」と言ふ。「ゑ!前に冷蔵庫
掃除すたとき、あんなにカビア捨てたはずなのに、また買ったのか…」と思ったが、どう
やら前に捨てたときにダイジョビそうなのを取っといてたらすぃ。もつと早く出せ、つ~の…

喰つてみれと、やぱり乾燥しちゃってれ…。でも、もったいにゃいのでそのまま喰つてたら、
中の方は保存状態が結構良かったので、ベルーガの大きい壜ほとんどぴとりで喰つてやつた♪
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舌シチュ~はやぱり美味かった。「美味くでけたぢゃん♪」と褒めると、「あ、そう。はぢめて作った
からどうかな、と思ったけどまぁまぁよね」と言ふので、「をいをい、前に作ったぢゃん。『皮を剥く
のがひと苦労だ』って言ってましたぜ」と言ふと、「あら、何だかそんな気がして来たわ」とおっさる。
もう、ボケはぢめて来たのかもすれん…

帰りに、「ぁ、もう1ヶの舌シチュー、あなた持って帰ってね。パパンは糖尿だから食べられないし」
と言ふので、「自分で喰へばいいぢゃん」と言ったら、「私はデミグラスソースのって余り好きくない
のよね~」とおっさる…。結局、もう1ヶの舌くんは、ボキんチにいらっさった(まだ残ってれ…)
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※「不思議なぉ飲み物キャンペーン」は本日を以って終了。電マニさんとぴろんには、座布団進呈。