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蕎嗜郎(きょうしろう)
ニポン蕎麦


どんなぉ店?
黒磯駅から板室街道を走ることしばし、とちぎ明治の森記念館(旧青木子爵家別邸)の反対側という
わかりやすい場所にある。 開店は11:30だが、売切れ次第終わりという営業スタイルのため、週末や
休日には13時過ぎに閉店している可能性もある。

メニューはふつうの日本そば屋とほぼ同じ(親子丼やカツ丼のなどのご飯モノはないが、五穀米セット
が用意されている)。そばは3種類あり、二八が2種類(荒挽きと田舎)そして十割そば。好みのメニュー
を選んだのち、そばの種類を指定する。例えば、「天麩羅そばで荒挽き」、とか「盛りの田舎」など。
小さく「おうどんも用意できます」とあるが、この店でうどんを注文するひとがいるのか。

脱サラしてはじめたという主人の薀蓄が載っている新聞記事は、店内にもメニューにも貼ってある。
十割そばは湯をつかわず水で練ると書いてあり、相当自信があるらしい。 価格はそばの種類により
変わる。盛りなら630円(荒挽き)、840円(田舎)、1020円(十割)という具合。


実食
荒挽きと田舎の盛りを頼む。注文があってから茹でる(当たり前か)のだが、ほとんど満席なので
20分くらいかかる。 最初に田舎蕎麦が登場。ふつうの蕎麦の倍程度の太さだろうか、二八なのでさ
ほど黒くはない。食べてみると、若干硬めに茹であがりだ。そばの香りもそれなりにするが、強烈
というほどではない。

しばらくすると、荒挽きも出来上がってきた。太さといい食感といい、普通のそば屋のそばである。
こちらの方がつゆとの相性はよい気がする。変えているのかもしれないが、田舎の太さだとつゆが
薄めに思えた。

食べてから思ったのは、荒挽きと十割の組み合わせにした方が良かったのかもしれないということだ。
同行者は天ざるを注文したが、天麩羅もなかなか美味しい。柿やじゃがいもの天麩羅など、季節感の
ある、ちょっと珍しいタネもあった。


評価
荒挽きの盛りが630円。都内の有名店ならより少ない量※1.でそれ以上の値段はするはずだ。味も凌駕
しているとまではいわないが、ひけはとらないと思う。近くに来た際は、充分立ち寄る価値のある店だ。

※1.都内の有名店の"一人前"は人間を基準にしているのかどうか、不明なところがあるように思える。


abcdefg★★★
雰囲気ab★★
価格abcd★★★
豸苗abcd


手打ちそば 蕎嗜郎(きょうしろう)
栃木県黒磯市青木187-14
0287-64-3881
営業時間 11:30~売切れ
定休 月曜日(祝日の場合は火曜休)