ぴゅ~「先生!たうたう安倍さんが立候補せましたね」
ぴゃ~「さうだね、これで主な候補が揃ったといふことだね」
ぴゅ~「と、いふより安倍さんでキマリという観測だらけです」
ぴゃ~「うん、ま大勢は決したかもすれん」
ぴゅ~「でも、先生。安倍さんは52歳でせよね、若過ぎないですかね」
ぴゃ~「うん、田中角栄が総理ににゃったのが54歳で、『若い』といはれたのだからニポンの総理とすては
若いかもすれん」
ぴゅ~「ふんふん」
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ぴゃ~「んが、ブッシュが大統領ににゃったのは55歳だし、ブレア英首相にゃんか45歳、プーチン露大統領も47歳でなったのだらか、世界的に見れとちょうど良い年齢とも言ゆる」
ぴゅ~「ふ~ん、でも安倍さんは閣僚経験が1回だけですよね」
ぴゃ~「うん、でも立候補せなかった福田さんも官房長官すかやっとらんのよ」
ぴゅ~「さうか…」
ぴゃ~「たすかに、今回は見送って外務や財務などの重要閣僚をつとめれのがボキもぇぇと思う」
ぴゅ~「だしょ?」
ぴゃ~「すかし、見送ったからと言って次回に必ず回ってくれとは限らんぞな、もし」
ぴゅ~「ほほぉ」
ぴゃ~「例えば、海部内閣のあと金丸さんから後継に擬せられた小沢一郎は、経験不足と健康面の不安
からこりを断わった」
ぴゅ~「うんうん」
ぴゃ~「あのときの自民党の状況からいへば、小沢一郎には何回もチャンセはあると思われたはず」
ぴゅ~「んが、結局最大のチャンセはあそこだけだった…、と」
ぴゃ~「河野洋平現衆院議長も村山政権下で自民党総裁ににゃったが、一度だけ村山首相が辞意を漏らして、
河野外相に『後をお願いする』と言ったそうにゃ」
ぴゅ~「へ~」
ぴゃ~「すかし、河野洋平は慰留につとめ、すかも返事をせなかった」
ぴゅ~「ふんふん」
ぴゃ~「そすて、村山内閣の後は橋本龍太郎が総理総裁ににゃり、河野首相の夢は永久に去った・・・」
ぴゅ~「なるほろ」
ぴゃ~「ついでに言えば、河野家は一郎・洋平と2代続いて、総理大臣まであと一歩のところまで行くんだが、
結局なれないといふ家系なんだね」
ぴゅ~「洋平の息子の太郎も立候補を表明せてゐますね…」
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ぴゃ~「うん、でも20人の推薦人がゐないと立候補でけないんだよ」
ぴゅ~「そっか、鳩山邦夫もその口なのか」
ぴゃ~「そすて、にゃんと安倍晋三のパパン、安倍晋太郎もチャンセを逃してるんだね」
ぴゅ~「にゃに?」
ぴゃ~「中曽根首相の後継者とせて、竹下登・宮澤喜一と一緒に後継候補に上がったのにゃ」
ぴゅ~「ああ、3人で話し合いをせて最後に"中曽根裁定"を求めて竹下さんになったときですか」」
ぴゃ~「あの時も、話し合い→裁定、になったといふのも、『今回はなれなくても次回はなれるだろう』
という思いがあったからだらうね」
ぴゅ~「そうでしょうか?」
ぴゃ~「そうともよ。中曽根さんなんか話し合いでまとまりそうなのを蹴っ飛ばして、総裁選に持ちこんで
勝ったりせたものだ」
ぴゅ~「ふ~ん」
ぴゃ~「選挙を求めないというのは、資金の消費と選挙で生まれる軋轢を避けようということにゃ」
ぴゅ~「でも、結局安倍さんは入院すれんですよね」
ぴゃ~「竹下内閣で幹事長になるのだが、リクルート事件が起き、その大逆風の中ガンで亡くなってしまふ…」
ぴょ~「…」
ぴゃ~「安倍晋三は、その一部始終を秘書とすて見てゐた筈だからにゃ。『チャンセを逃してはいかん』
といふ気持ちはひと一倍強いだらう」
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ぴょ~「と、なると安倍さんで決まりれすか」
ぴゃ~「んが、安倍さんは成ったあとが大変にゃ。組閣人事や党人事で口出すぴとがいっぱいにゃ」
ぴゅ~「小泉さんみたいに出けませんか?」
ぴゃ~「小泉さんは『変人だらかしょうがにゃい』と思われてゐたし、小泉時代に不遇だった大臣待機組
の期待も高まってをる…」
ぴゅ~「そっか、『オレたちは応援団にゃのに!!』とねじ込まれるかもすれないんですね…」
ぴゃ~「アジア外交、財政再建、年金や社会保障、少子化問題、参院選と山積みのうへに、安倍さんは
改憲までせようとすてるからにゃ。首相ににゃってからが大変にゃ…」
ぴょ~「そうですよね、まずは幹事長と官房長官に誰がにゃるか、ですね」
ぴゃ~「さういふことだね…」
ぴょ~「そういへば、投票では"美食学"の講義が一番人気でしたが?」
ぴゃ~「ありは、あくまで投票だらか、『やる』などとは一言も言ってをらん」
ぴょ~「先生…」