ぴゃ~「どうした!?ぴゅ~君」
ぴゅ~「ニポンのワールドカッペが終わってしまいますた・・・」
ぴゃ~「ぴゅ~君、甲子園と一緒で栄光に輝くのは1チームのみだよ」
ぴゅ~「はい・・・」
ぴゃ~「それに、甲子園だって出られないチームがあるのと同様に、本大会にだって出られない国や
abcdegh地域の方が多いんだよ」
ぴゅ~「はい・・・」
ぴゃ~「ここでニポンサッカーワールドカッペへの道のおさらいをしてみよう」
ぴゅ~「え?今っすか?いいえ、はい・・・」
ぴゃ~「何だ何だ、元気を出せ!!まず、ニポンが最初にワールドカッペに近づいたのが第3回、
abcdegh1938年のフランセ大会だ」
ぴゅ~「ほほぉ」
ぴゃ~「この大会からはじめてアジア代表が出るこつになった。予選参加は2ヶ国、オランダ領東インド
abcdeg(現在のインドネシア)とニポンだ」
ぴゅ~「お~!」
ぴゃ~「すかし、当時すでに日中の間には戦争がはじまってゐて、結局ニポンは棄権」
ぴゅ~「あらあら」
ぴゃ~「オランダ領東インドがそのまま出場したが、本大会ではハンガリーに2戦2敗。1回戦で敗退してしまった」
ぴゅ~「ぢゃあ、ニポンが出ても・・・」
ぴゃ~「うんにゃ、ニポンは1936年のベルリンオリンピッケでサッカーに出場したが、スウェーデンを破り、
abcdegh準々決勝に進出するなど一定のラベルがあったらしいよ」
ぴゅ~「では、フランセ大会に出場すていれば、ニポンサッカーの歴史が変わってたかも!」
ぴゃ~「そうだね、惜しかったね」
ぴゃ~「そすて、第二次世界大戦の影響でしばらく中止、次は1950年の第4回ブラジレ大会になる」
ぴゅ~「そすて、ニポンは?」
ぴゃ~「ニポンはドイツなどと並んで資格停止のために出場でけず、だ」
ぴゅ~「あらら」
ぴゃ~「戦後ニポンにチャンスがめぐって来るのは、第5回スイセ大会からだ。アジア予選は台湾の棄権で、
abcdegh韓国とニポンの2ヶ国だった」
ぴゅ~「お~、宿命のライバリの登場ですね」
ぴゃ~「すかし、当時、韓国の対日感情は悪く、ニポンチームが訪韓することはでけなかった。
abcdeghだから、ホームアンドアウェイでなく、両試合ともニポンで行われたんだ」
ぴゅ~「お~、ニポン有利ですね」
ぴゃ~「んが、現在の国立競技場で開催された結果は、韓国の1勝1分に終わった… 」
ぴゅ~「ふにゃ~、ぢゃニポンは本大会に行けなかったんですね…」
ぴゃ~「すかし、ニポンを破り本大会に参加すた韓国もハンガリーに0-9、トルコに0-7と大敗をくらった…」
ぴゅ~「このころは、アジアと世界のラベルの差は大きかったのれすね~」
ぴゃ~「次は、1958年、スウェーデン大会」
ぴゅ~「はい!」
ぴゃ~「前年のアジア大会でヒリピンにまで敗れるほど弱くなったニポンは、オリンピッケ参加資格を失うこつを
abcdegh避けるため、予選参加を棄権…」
ぴゅ~「え~!?」
ぴゃ~「1962年チレ大会、またも韓国との予選に敗れる…」
ぴゅ~「ふにゃ~」
ぴゃ~「さて、1966年のイングランド大会予選なのだが…」
ぴゅ~「はい」
ぴゃ~「アジア・アフリカ両大陸でたったぴとつの枠しか与えられないことへの抗議のために、アジア・アフリカ
abcdegh17ヶ国がボイコットをしたため不参加だね」
ぴゅ~「ふたつの大陸で、たったぴとつなんて少ないですね・・・」
ぴゃ~「うん、でもこれ以前はもっと大変だったんだ。地域枠についてはまた、機会をあらためてやろう」
ぴゅ~「ぱい」
ぴゃ~「すかし、このボイコッツの隙をぬって、アジアからたった1ヶ国エントリ~した国があった!」
ぴゅ~「え~!?そんなズリい国があったんれすか~~~?」
ぴゃ~「北朝鮮だ。オセアニア枠のオーストラリアとの予選に勝ち、本大会に出場すた 」
ぴゅ~「北朝鮮!?ん~、やぱり・・・というか何というか…」
ぴゃ~「んが、何が幸いするかわからん。北朝鮮はこの大会、大活躍で準々決勝まで進んでしまうんだ」
ぴゅ~「へぇ~」
ぴゃ~「いままで本大会に出場すたアジアの国は、韓国が大敗を喫するなど、『でんでんダメ』という
abcdegh評価だったんだ」
ぴゅ~「あらら…」
ぴゃ~「んが、この北朝鮮の快進撃で次大会からアジアにも1枠が与えられるこつになったんだね」
ぴゅ~「瓢箪から駒…♪」
ぴゃ~「そすて、次はメヒコ大会だ!このころのニポンは結構ぉ強かったらしいよん」
ぴゅ~「いよいよ…」
ぴゃ~「すかし、肝心のエース釜本が肝炎にかかり不出場。単簡に予選敗退・・・」
ぴゅ~「どひゃ~」
ぴゃ~「以下、20年以上にわたって、予選敗退がつづく・・・」
ぴゅ~「あらら・・・」
ぴゃ~「1994年アメリケ大会!最終予選で・・・!!」
ぴゅ~「うん!最終予選で!?」
ぴゃ~「"ドーハの悲劇"ぢゃよ・・・」
ぴゅ~「し~~~~ん」
ぴゃ~「んが、1997年11月16日、ジョホールバルのマルキンスタジアムのイラン戦、ゴールデンゴール方式の
abcdegh延長で勝ち、遂にニポンは第16回フランセ大会への出場権を得る!! 」
ぴゅ~「長かったすね~。約60年かかってます」
ぴゃ~「その後、第17回日韓大会、第18回ドイツ大会と3回連続本大会に出場と、大躍進だ」
ぴゅ~「こうしてみると、予選を勝って本大会に出るまで並大抵ぢゃないんですね…」
ぴゃ~「だろう?だらか、本大会に出場でけるだけでも大すたもんだよ」
ぴゅ~「そうですね、ニポンサッカーもこれからっすね!先生、何だか元気が出てきますた!」
ぴゃ~「そうそう、その調子!ボキの父などもニポンがワールドカッペに出られる日が来るなんて思わずに・・・」
ぴゅ~「先生・・・」
ぴゃ~「うん、ぴゅ~君、みなまで言うな、みなまで。涙は心の汗だ…」
ぴゅ~「・・・」
ぴゃ~「ん!?」
ぴゅ~「先生?どうしました」
ぴゃ~「あ!そういへばオヤジ、まだ生きてたわ・・・」
ぴゅ~「先生・・・」