「プロ野球の危機」が言われ続けておりますが、WBC効果もあって野球の復活傾向が見られませ。
すかし!野球界には明らかな不公平があらます。それが、♪カープ、カープ、カープ広島、広島カープ※
の本拠地、広島市民球場であらます。
野球にはさまざまなルールがあり、公認野球規則に載っておりませ。例えば、野球場は、
両翼は320フィート(97.534メートル)以上、また中堅は400フィート(121.918メートル)以上あることが
優先して望まれる(公認野球規則1.04)
なで、"優先すて望まれる"かというと、野球規則成立以前に建築された野球場があるからにゃんですね。
こういう規則や法律の施行以前に存在するものに対して、その効果が及ばないことを"不遡及の原則"と
いいます。はい、ここは試験に出ますよ。この原則によって、幅員4m以下の道路も「見做し道路」として
道路と認められていますし、東京裁判も無効だという説がいわれておるのよん。
そこで、
1958年(昭和33年)6月1日以降にプロ野球球団が新設する球場は、両翼325フィート(99.058m)、
センター400フィート(121.918m)以上なければならない
という注記がついていませ。
例えば、広いといわれてラッキーゾーンが設けられていた阪神甲子園球場でさえ両翼96m、中堅120m
で実はこの規格以下であったのでせ。
当時は、川崎球場(両翼90m、中堅120m)もあり、また後楽園球場も両翼90mと称されていましたが、
実測85mはしかないといわれていたので、ほとんど全てのプロ野球場が失格だったわけでせ。
すかし!現在では、東京ドーム、ニャゴヤドーム、福岡Yahoo!ドーム(それぞれ両翼100m、中堅122m)
という野球規則に則った球場が多くなっていませ。ここでぴとりだけ「昔の名前で出ています」が広島市民
球場くんなのです。
広島市民球場 両翼91.4m、中堅115.8m
と、ドーム球場くんたちに比べると、両翼8.6m、中堅6.2mも違うということになりませ。これだけ違えば
ドーム球場でフライアウトな打球も、市民球場では「前列に飛び込むホームラン」になってしまいます。
あるいは、「ポールを巻く」と呼ばれる両翼ギリギリのホームランも、広い球場ならファールになるはず。
と、なると市民球場を本拠とするカープの選手にとっては、本塁打数が有利になります。
現に去年のホームラン王争いでは、
1位 新井貴浩(広島) 43本
2位 金本知憲(阪神) 40本
で新井選手が初のホームラン王に輝きましたが、市民球場が規定の大きさであったら金本選手がホームラン
王だったろう、と言われております。
なお、市民球場は老朽化がいわれており、広島駅コンテナターミナル跡地に新球場の建設計画がある
そうですが、資金難から実現のめどがついていないそうでせ。ぴろんとこぶたさんは、早急に私財を提供
して広島カープに「規格通りの球場」を提供してください。
※広島カープ-広島城が鯉城と呼ばれているなどから、カープ(英語で鯉の意)と名づけられた。