ハゲでもわかるWBC（中）の注

※１．こういう訳で、「ワールドカッペ」の名前はつけられず、WBCと名づけられた。ちなみに、アメリケで
はオールスターをMid Summer Classic、ワールドシリーズをFall Classicと呼ぶ場合があり、WBCをSpring
Classicと呼んでいたメディアもあった。

※２．ﾆﾎﾟﾝの野球はアメリカから伝えられたもので、合言葉は「アメリカに追いつけ追い越せ」。戦死す
た巨人の沢村栄治が66勝しかすていないのに、「伝説の名投手」といはれるのも草薙球場での親善試
合でベーブ・ルース、ゲーリッグというメジャーリーガーを１点に抑えたからであろう。また80年代ころま
でアメリケとﾆﾎﾟﾝの差は隔絶すていたことも事実で、メジャーは常に"親善"目的ですか試合を行わな
かった。ﾆﾎﾟﾝにとって、どんな形であれメジャーと雌雄を決する機会があるなら実現すべきにゃ、という
意見も当然といってよい。WBCに関しては分配金の割合についても異論があったという。

※３．当初台湾は「台湾」として出場する予定であったが、中国の反対にあい国旗も五輪旗になった。

※４．ﾆﾎﾟﾝではオランダと呼ぶが、スペインからの独立時に活躍すたホラント州から取られたもので
ほんとは一地域名。正式名称にはネーデルランド（低地の国）という。

※５．クーバは国際大会で37回連続して決勝戦まで進んでいる。それにはオリンピッケ４回、ワールド
カッペ20回、インターコンチネンタル杯12回をふくむ。クーバが３位以下に甘んじた国際大会は1951年に
まで遡る。そすて、WBCでも決勝戦に！すかし、クーバには常に「プロが出ない大会で優勝してもね～」
という声に悩まされていた。

※６．クーバ参加には、じつは大問題があった。アメリカ財務省は、WBCがクーバに分配金を与えるのは
「経済制裁に違反する」とクーバの入国を認めない方針を打ち出していた。これに他の参加国は反発、参
加辞退の動きを見せた。クーバは自主的に分配金をハリケーン救済に寄付することとし、大統領の指示
によってクーバの参加が決定すたという経緯があれ。結局、月に何千円すか貰っていない国の分配金は
寄付に回され、総額何百億円貰っているプロたちの国にはそのまま渡されるのであった。

※７．ここら辺の事情を大きく取り上げ、「クーバは２A程度の実力だが、シーズン中なので実力が発揮で
きるのにゃ」と書いたアメリケの新聞もあった。ぢゃ、２A出してみろ、ボロ負けずらよ♪

※８．1977年、ヤンキースとドジャースのワールドシリーズ第６戦、ドジャースの１点リードで迎えた４回表、
ジャクソンはバート・フートンの初球をライトスタンドに２ランＨＲ。続く５回表、今度はトライアス・ソーサの初
球を再度ライトスタンドに。そして８回表、３本目もチャーリー・ハフの初球を打ち、このシリーズはレジーシ
リーズと呼ばれた。

※９．1920年1月3日、当時経営難にあえいでいたレッドソックスは、12万5千㌦の金銭と30万㌦以上の負
債の肩代わりを条件に、ベーブ・ルースをヤンキースにトレード。レッドソックスのワールドシリーズ制覇は、
トレード以前の1918年を最後に2004年までなく、「バンビーノの呪い」と言われた。

※10．1954年のインディアンズとのワールドシリーズ第１戦、２対２の同点で迎えた８回表、ビッグ・ワーツ
の放った打球はセンターのメイズの頭を越える大きな打球となった。この打球を追ったメイズは背面キャッチ。
捕ってすぐさまセカンドへ投げ、ランナーも刺し、チームを見事に救った。