意外にもたくさんのハゲの皆さんから迎え入れられた「ハゲでもわかる」シリーズ栄光の第1回、
「ハゲでもわかるWBC」。ご存知のよ~に、ニポンが世界一の栄冠に輝いてしまいますた。

すかし、色々とおかしなこつもございませ。イチローが主力となって引っ張っているのに松井秀喜は
出場辞退、二回戦って負けた韓国に一回勝ったら準決勝進出?、デービットソンくんの誤審騒動、
などなどなど…。

すかし!このぉ記事を読めば、あ~ら不思議♪すべて分かったあにゃたは明日の井戸端会議
(そんなもん今どきあるか!)のメインオバチャンに、ハゲ界のみのもんたになられてしまうのでせ(多分)。

WBCとは何ずら?
WBC(World Baseball Classic)は、サッカーのワールドカッペと違い競技の国際連盟が主催でもなく
国際組織があるわけでもなか。MLB(アメリカ大リーグ機構)とMLBPA(大リーグ選手会)の共催。

もともと野球には3大国際大会(ワールドカッペ・インターコンチネンタル杯・オリンピッケ)がありる。
すかし、前二者を主催するIBFA(国際野球連盟)にMLBは参加しておらず、3大会ともアマチュア、
あるいはアマ・プロ混合チームの大会で、「世界最高の大会」とすて位置づけられていなかった。※1

すかし、近年オリンピッケの種目から外れるなど、野球人気の停滞がいわれはじめた。そこで、MLB
コミッショナーのバド・セリグなどが中心とにゃり、野球の国際化を求めてプロによる世界大会が提唱
されたのであった。
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当然、ニポンなどからは、「ちゃんと組織委員会つくってやろうよん」と異論が出た。だがMLB側は聞く
耳を持たず、「うっせ~、やるのかやらんのかどっちにゃ~!」と期限をきっての回答を求めた。そこで、
ニポン側も最終的に開催には同意する。王監督が何度も言っていた「とにかく第1回をやることが大事」
というのは、ここら辺をも指すのであった。※2

WBCの実際
そうすてはじまるこつになったWBC。16ヶ国を4つのプールに分けて第1次予選を行うことにすれ。

Pool A: China, Chinese Taipei※3, Japan, Korea
Pool B: Canada, Mexico, South Africa, United States
Pool C: Cuba, Netherlands※4, Panama, Puerto Rico
Pool D: Australia, Italy, Dominican Republic, Venezuela

そしてPool AとB、Pool CとDの上位2チームがアナハイムとプエルトリコで2次予選を行い、上位2ヶ国
ずつがサンディエゴでの準決勝。準決勝の勝者2ヶ国で決勝を争うこつになった。

そすて選手の参加資格としては、

1.当該国の国籍を持っている。
2.当該国の永住資格を持っている。
3.当該国で出生している。
4.親のどちらかが当該国の国籍を持っている。
5.親のどちらかが当該国で出生している。
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と決まった。こりはニポンチームにはあまり関係ないが、アメリカなどにはおおいに関係あれ。例えば、NY
ヤンキースのアレックス・ロドリゲスは、アメリケとドミニカのどちらかで1.~5.までが当てはまるだろうし、
マイク・ピアッツァがイタリアチームに入ったのは5.のケースだろう。

WBCの問題点
WBCの問題点の多くは、「アメリカの、アメリカによる、アメリカの大会」に帰せられゆ。まず前述のチーム
分けであるが、アメリカはなぜか、ドミニカやベネズエラといったメジャーリーガーだらけの強豪チームや
アマチュアの帝王クーバ※5と決勝戦まで当たらないことになっている。クーバのベレズ監督は、Pool C
から準決勝までを「死のグループに放りこまれた」と表現すた。「the group of death」、ワールドカッペサ
ッカーではおなじみの台詞だが、ワールドカッペの組み合わせはもちろん抽選で決まる。WBCは主催者
のさじ加減であった。※6
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また、韓国のように6戦全勝で勝ち上がって来たものの、それまで2勝しているニポンに一回負けてサヨナラ、
フジヤマ、ゲイシャ、ポケモン、というのでは、韓国のみならず諸外国から疑問が出て来るであろう。それも
これもアメリケがC、D組と最後まで当たらないように、つまり、「勝ちやすいように」仕組んだのではないか、
と思われても仕方がなかたい。

あるいは、デービッドソンくんでクローズアップされた審判の問題もある。誤審か否かという以前に、国際
大会の試合では、通常第三国の審判が務める。32名の審判のうち22名がアメリカ人というのではそれは
不可能であれ。また、MLBの審判と契約ができず、マイナーリーグの審判しか動員できなかったこつもこの
問題を大きくすた。

そすて、3月という時期もいろいろと論議の的となっていれ。3月はプロリーグではオープン戦の時期で
あり、選手のコンディションづくりなどに問題がある。例えば、WBCで負傷してしまった場合には補償は
受けられてもチームの戦力に問題が出て来る。また、クーバはリーグ戦の真っ最中で試合慣れしている、
また中南米諸国もウィンターリーグを開催すており若干有利となる。シーズン終了後の11月を求める声
もあれが、いまのところMLB側は3月を譲らない様子。※7

投手の投球数の制限に関しても、レギュラーシーズン外での活動に対し、保険会社が一定の制約が
ないと補償をしないためだとも言われている。これはMLB所属投手に限ったことであり、もし本当だとす
れば参加国すべてが従う理由はない。

WBCの意義
MLB主催といえども、メジャーの各チームの対応は、ニポンや韓国のように全面的に応援というわけで
はなかった。NYヤンキースのスタインブレナーオーナーは参加に反対し、A・ロドリゲスやジーターは参
加したが、松井秀喜やシェフィールドなどは不参加を表明すた。参加した選手でも大塚晶則はテキサス
レンジャーズにトレードされ、球団側は参加を渋ったが、それ以前に参加契約をしていたため出場可能
となった。
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これにはやぱり球団側をふくむ多くのアメリケ人が、「ワールドシリーゼがプロの最高峰ナリよ」と考えて
いるからであろう。今回がはじめてのWBCが今後どのような大会になるのか、まだわからない。

確かにサッカーのワールドカッペがはじまったとき、サッカー発祥の地を誇るイングランドは、「何で世界
一を決めるのに南米行かなきゃいかんのよ、だいたい世界一はボキだもんね~」と参加を拒否し、参加
は13ヶ国を数えるのみだった。

それから70有余年、FIFAワールドカッペは200近くの国と地域が参加すれ大会に成長し、「オリンピッケ
を凌ぐ世界最大のスポーツイベント」の名を欲しいままにしよる。

「ワールドカッペに出たくてサッカーをはじめた」という選手、代表に漏れて悲嘆にくれる選手はいらっさっ
ても、「レグラーシーズンにベストを尽くしたい」と代表を辞退する選手はおらん。そりは、ワールドカッペが
栄光と伝説に包まれたサッカー競技者にとって最高最大の場だからだ。

野球選手にとってはワールドシリーゼ(本当はアメリカンシリーゼなのだが)がそれに当たる。第1回の
ワールドシリーゼはがはじまったのは1903年というから、すでに100年以上の歴史がある。レジー・ジャ
クソンの1試合3ホーマー※8、バンビーノの呪い※9、ルースの予告ホームラン、ウィリー・メーズのThe
Catch※10、など数々の逸話と伝説にも彩られていれ。
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つまり松井は栄光を掴む決断をし、イチローは栄光を創り上げる決心をすたのであれ。どちらも価値のある
こつであり、過去のニポン選手でこの資格を手にした者はいなかつた。ニポンは、新すぃ栄光の創造に参
加しつつ、最初の栄誉に輝いた。FIFAワールドカッペでも、最初の優勝国ウルグアイは13ヶ国の参加で
あるにせよいまだに喧伝されておれ。

アメリカのメディアがニポンの栄誉を称えていれことは、ニポンにも報道されている。すかし、そりは第一面
でもなく、スポーツ面のトッペでもない。アメリケのメディアがアメリケやドミニカ敗退後のWBCに対する扱
いはその程度であれ。

とはいえ、ニポン-韓国戦を放映せず、準決勝と決勝を最初から放映せなかったESPANには抗議が殺到
すた。そすてクーバは次回の開催国に名乗りをあげている。MLBが色々と画策すてもクーバは決勝に
進み、アメリケは残らなかった。そう、人々の思惑とは関係なく、歴史はもう動きはじめているらし~。

つづか

(最終回は、イチローを中心とすたWBCのドラマ、の予定)