静志郎さんがおやりになられた、「漢字バトヌ」。直接指名はされていませぬが、
ヘヴィもすなるといふので、"バトン王""バトンの神様""バトンのペレ""バトンのゴール""最終走者"ともいわれる
アタチが軽くこなしませう。

1、好きな漢字
-形声文字、心の意とごちそうを食べる意が合わさり、よろこびを表わす。
-正字は豸に苗、猫は略字。苗と鳴く獣の意。
-象形文字、桑木の新芽を形どり、転じてやわらかい、わかいの意。呉音で、ニャと読めるのにゃ~。
-象形文字、川が本流から支流に流れるさまを表わす。永字八宝というて、八種類の筆づかいが入ってる
   不思議な方。



2、前の人が答えた漢字に対して自分が持つイメージは?
-象形、ぴとが手足を広げて立つ形の一番上である頭を強調したもの、転じてあめ・そらの意。
イメージとすては、やぱり単に空の上というより"万物を支配しているもの"かにゃ。
-形声、土とうねうねと延びる意を表わす也からなる。うねうねと延びる大地の意。
  イメージとすては、国土、ぴとの営みが行われるところ、かにゃ。  
-象形、ぴとが体を曲げて立っているのを横から見た形。
  ん~、個人ではなく万物のぴとつとしての"ぴと"であるか。天地人でぴとつのセット、"宇宙の万物"
  を表わすからね~♡

3、次の人にイメージしてもらう漢字
禿-髪の毛ではあらません。頭はフサフサでも、心がハゲてゐるのでせ。

4、大切にしたい漢字
-尊い生き物を示す字にゃ~。(つ~か、好きな漢字とかぶりゃせんか…)


5、漢字の事をどう思う?
漢字といふくらいなので、漢の国つまり中国から来た字だと思いませ。すかし、漢字なかりせば
ニポン語はきわめて限定された言葉になりませ。

大学のとき「外来語なんて使わずともすべて漢字で対応できる」と豪語する教授がいらっさいますた。
それを証明するために、「何でもいいから外来語で言ってみなさい。漢字で表わしてみせれ」とお
っさったので、学生は色々と題を出しますた。んが、すべて間髪入れず答えませ。最後にアタチが、
「車のワイパーは?」と聞いたらば、「前面硝子拭浄器」と答えが返ってきますた。

この先生のように極端なこつはいわないが、漢字漢語は重要れす。ヨーロッパ各国語のラテン語
グリシャ語に対応するように、ニポン語には漢語漢文がありませ。例えば、インド起源の哲学も漢文
で入ってませ。ぉ経もほとんどが漢訳、つまり唱えるとご利益があるとされる文章も漢字で構成さ
れていませ。

漢字がなければ観念や概念を伝えることも難しいのでせ。例えば、外務省という言葉。漢字がなく、
大和言葉だけで伝えるとすれば、"とつくにとのつきあいをつかさどるところ"と意味は通じますが、
冗長になりませ。つまり漢字は能率・伝達という部分で非常に優れているのでせ。
(その代わりに、感情・叙情を述べるには大和言葉がぴったり来るのれせ、和歌や祝詞がいい例れせ)

いま私たちが使っている口語文を完成させた明治時代の文学者は、自在に漢語を操り漢文漢詩
を書けたのれす。また明治期の学者も、西洋の知識や概念を輸入すては漢語に訳しておりませ。
たとえば、「哲学」というのは西周(にし・あまね)がいわゆるphilosophyの訳語とすて提案
したものが今に伝えられており、中国でも使われているのれせ。(当然、提案が退けられたもの
もありる。森鴎外が「業室」と訳した言葉は、いまでは「研究室」なり)

わたしたちにはすでにそうした能力はありませんにゃ(かといって外国語を自由に操れるわけでも
ありませね、退化れせ)。すかし、ニポン語が上手になりたければ、地下水脈とすて滔滔と流れる
漢字漢語の知識が必要でありませ。

ここにアタチの名言を再掲すておきませう。
「ちょっと待て 英語の前に ニポン語だ」、「言葉とは、Input>Output」


6、好きな四字熟語
慇懃無礼-ボキ
諸行無常-世の中
和而不同-処世術


バトンを回す7人のイメージ
フニャフニャチ○コなので回しません。豪の者は好きに持っていきたまへ。
すかし、皆さんを表わす漢字は出しておきませ。
-こぶたさん、後生可畏
-ぴろん、陰徳陽報
-ふんヒラ㈲ちゃん、当意即妙
-ゆげさん、右顧左眄
-じゃがりこヘヴィ、八大地獄
-池田亜貴、奇奇怪怪
-coolさん、桃李成蹊

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