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Get王陛下がトリノに行かれて(ウソ!)女子フィグアSP(ショートプログラミ)をご高覧遊ばされますた。
以下は、陛下の書かれた観戦印象記でありませ。なほ、Get王陛下は特にフィグアにぉ詳すぃわけ
ではあらせられないそうですので、内容は単なる印象でありませ♪

フィグアのSPの結果、

1位 Cohen   66.73
2位 Slutskaya  66.70
3位 荒川静香   66.02
4位 村主章枝   61.75


といふ結果になりた。(詳細結果は、下記URL等)

最終滑走者であったコーエンが、柔軟な体を活かしてスパイラルシークエンスで魅了し、首位と
はなったが、1位から3位までが66点代といふ熾烈な争いににゃった。60点代をキーペした村主、
59点で追うマイスナ~までがメダル候補といってよいだらう。

21歳のコーエンは、ソルトレークオリンピッケでは金メダル候補といわれたが、サラ・ヒューズに
及ばなかつた。すかし、今年の全米選手権で初のチャンピオンとにゃり、満を持しておったそうにゃ。
SPの滑りにもその自信があふれ、スパイラルシークエンセ、ステップとも余裕ある演技であつた。

女王スルツカヤは、27歳。もし金メダルなら歴代最年長とにゃる。しかも、ルシアは今大会のフィグア
では金メダルを全種目獲得しており、女子フィグアでとれば完全制覇。じつは女子フィグアでルシア
は金をとったことがにゃい…、当然、スルツカヤも過去3回出場して最高はソルトレークの銀。こうした
さまざまなプレッシャーを感じさせずに、SPでは堂々と女王らしく貫禄の演技を行った。観客もそれ
を認めておったようにゃ。

荒川は上位ふたりにくらべて、若干緊張していたようにゃ。すかし、優雅かつ流麗な演技で高得点
を挙げた。新採点法がはじまって以来、従来の滑りを大幅に変えなくてはならにゃいという難題に
取り組みつつも、「採点に関わらず美すぃ演技がすたい」といふジレンマをも見事に克服し、オリンピッケ
という最高の舞台でSPでの自己BEST得点(64.20)を更新してしまつた♪ 

今までは「ジャンプの回転が充分でない」などと判断され、自分が思うような得点が出なかったこつ
もあり、高得点に涙がうっすら溢れていた。すかし、他の選手がやっていない手を離してのY字バランス
など難易度の高い技を随所にいれてもゐた。「しなくていいのなら、ビールマンスピンはやりたくない」
と言ったともいうが、努力は報われつつある。

荒川は、加点にはさほど影響ないといわれるが、彼女ならではの美しさを持つといふイナバウアー
をフリーに入れるらすぃ。フリーでも荒川らしい演技ができれば、メダルの一角に充分入ることが
できると思うのだぐぁ。

村主は安定した演技で、お得意の「神さまありがとうござんすた」をやっておった。意外と得点が
伸びなかったという評価もあるようにゃにゃ。

安藤ミキチ~は、ジャンプで転倒せられ得点は伸びにゃかつた。すかし、転倒がない場合でも採点
結果をみれば6位くらいであったろう。安藤は女子史上初の4回転で有名だが、じつはそれに近い
選手は出て来ておられる…。まだ18歳なのに伝説のぴとになつてしまうかも(オリンピッケ終了後
はプロ転向すたいとも言っているらしいが、じつは合ってるのかにゃ)ワダエミの衣裳の評判はいま
ひとつであるが、フィグアのコスチュームとしてどうか?といふことから離れれば、いかにも"ルネサンス
時代の貴婦人"という豪華なイメージは出ていたと思う。

ニポンは上位陣に食い込み、なおかつ浅田真央、中野友加里といふ候補を持っている選手層の厚い
国である。すかし、SPを見るとニポンだけでなく他の国も侮れないのであった。アメリカは、クヮンの辞退
で急遽アメリカから呼ばれたエミリー・ヒューズが7位に入ってませ。そしてコーエン1位、マイスナー
が5位。クヮンが出場していた場合どんな演技をすていたかはわからませんが、マスコミくんがいう
「ニポンがメダル独占か?」的なこつは、アメリカの方がいいたいのではないかにゃ♪

エミリー・ヒューズはソルトレークの女子フィグア金メダリスト、サラ・ヒューズの妹で、17歳。いかにも
"アメリカのコ"という感じの自然でパワフルな演技。観客にも「見て見て!」といわんばかりのアピール
で盛んな拍手を浴びてをられた。

マイスナ~は16歳。じつはこのぴとも、年齢制限で資格があるのに世界選手権に出られなかったこつ
がありる。ハーディングに次いでアメリカ女子でトリプルアクセルを跳んだぴと、でもありアメリカの真央
ちゃん的存在であらうか。

SPを観るとこのふたりだけでなく、女子フィグアの"浅田真央世代"の充実ぶりがわかる。弾むような
バネとスピードの演技で6位につけたグルジアのゲデバニシビリ、次回の開催地バンクーバー出身、
14位のカナダのミラ・リャンも16歳。順調に成長すれば、アメリカのふたりや浅田をふくめた彼女たちが
次回の中心選手となっていくのであらう。

すかし、ベテランのソコロワ、地元期待のコストナーのジャンプ失敗を見るにつけ、何と精神力が
要る競技にゃのかと思う。4年に一度、最高の舞台であるからこそすべてが試されるのであらう。


フィグアSP結果(ニポン語)
http://torino.yahoo.co.jp/scores/event/figure/fsw010102.html
フィグアSP結果(オリンピッケ公式HP)
http://www.torino2006.org/ENG/IDF/FS/C73A_FSW010200.html
フィグアSP採点結果の詳細(NBC Sports)
http://www.nbcolympics.com/results/1501427/detail.html