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Los Angeles
LATimesに「私立高校の学費が高いざますわね」的なぉ記事が載っておりました。
上の表は記事に添えられていたものですが、例えば一番上のMarlborough校※1
は今年から25,250㌦(118円=約298万円)となっております。
http://www.latimes.com/news/local/la-me-tuition17feb17,0,5872954.story?coll=la-home-headlines

United Kingdom
ちなみに、エリート教育で有名な英国のパブリックスクール※2の中でも、名門中の名門、イートン校※3の年間学費は、24,000ポンド(205円=約492万円)です。パブリックスクールの場合、寄宿制/全寮制が原則なので授業料のみではありませんが、13歳から子供ひとりに年間500万円かかるのですから、パパの年収は400万円というわけには、参りません。

ま、イギリスが階層社会で出身校が重きをなす、つ~のもここら辺から来るのでしょうね。

Switzerland
イグリスのパブリッケスクールと並んで有名な、スイスの全寮制インターナショナルスクールはいかが。ル・ロゼイ※4の年間学費は、74,000スイスフラン(90円=約660万円)。

Tokyo
さて日本の私立高校はいかがでしょう。(東京都生活文化局調べ、2001年)

東京の場合、桐朋女子といふ女子高が、1,962,200円(入学金含初年度納付金総額)
なのですが、実はコチラは音楽専門校で特殊事例です。

普通全日高のBest3は、
玉川学園高等部 1,266,000(うち入学金25万)
東洋英和女学院 1,180,000(うち入学金33万)
青山学院高等部 1,163,000(うち入学金32万)


しかし、私立高校には、任意の寄付や学校債というものがございます。
これを入れた総額では?

慶應義塾女子 1,458,150(うち寄付・学校債35万)
学習院高等科 1,410,000(うち寄付・学校債30万)
東洋英和女学 1,380,000(うち寄付・学校債20万)


http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2001/12/60BCD300.HTM
東京都生活文化局発表報道資料:私立高校学費

ま、寄付や学校債なんて面接のときに「応分にご協力させていただきたいと思ってます」と言っておいてバックれればよい(でも弟や妹がいたりPTAの会長になりたいひとは、除く)。

しかし、この中には暁星や聖心といった超ド級「お嬢さま」「お坊ちゃま」校が入っておりません。実は、こういう学校さまは何と!小(あるいは中)学校で募集したのちは編入試験しかしないのです。暁星は中学校で(編入のみ)も総額130万円以上、聖心は中学校で総額156万円以上かかるらしいので、高校も普通に募集していればBest5までには確実に入りるでしょう、あるいは新記録を生むかも♪(慶應、立教などの付属校は都内でなく近県のためデータなし)

さて、私の卒業した三流私大付属高級高校の初年度納付金は、現在75万。
もし第一志望なら100万以上は確実でした、案外親孝行。
(弟は受験勉強けっこう頑張って、100万以上払わせたよ~です)

ちなみに全日制都立高校善の年間授業料は、115,200円、入学料5,650円
都立高校を選ぶ理由の7割が「学費」、入学後の満足率は「満足」「かなり満足」を
合わせると、これも7割に達するらしい(東京都教育委員会調べ)


Notes
※1マルボロ校-1989年創立の女子校。ひとクラス平均13人の編成という少数精鋭主義。http://www.marlboroughschool.org/default.asp?bhcp=1

※2パブリック・スクール-イギリスの教育制度で、中世以来の伝統をもつ私立の全寮制中等教育学校。大部分は寄宿制。私立にも関わらず公共を意味する“パブリック”と称するのは、費用さえあれば志願者を拒まず、また出身地や居住地に関わらず生徒を受け入れるため。また、当時は自邸に教師を呼ぶ方式が主流だったからであるとも思われる(公立学校は地元の生徒のみを受け入れるため“ローカルスクール”と呼ぶ)。

※3イートン校-1440年創立 13歳から18歳まで1学年約250名(全校で1300名)が学ぶ。卒業生に、初代英国首相ウォルポールからはじまるグラッドストン・マクミランなど歴代首相、ボイル・ハクスリーなどの科学者、経済学者ケインズや作家ジョージ・オーウェルなど錚々たる人物がいることで有名。ウィリアム・ヘンリー両王子もOB。イートンのような一部有名校は、子供が生まれた時点で入学希望リストに登録する必要があるともいう。http://www.etoncollege.com/default.asp

※4ル・ロゼイ-1880年創立。生徒数360(男女同数)、対象学年7~12年生。「王のための学校」とも呼ばれ、世界中のセレブの子弟が学ぶ。有名人の子弟が多く、それが理由で注意を惹くことも少ない。360名の生徒に対し、150人を数える教師の出身国は30ヶ国におよぶ。http://www.rosey.ch/default.htm