東京美術倶楽部という美術商の団体があります。この東京美術倶楽部が創立100周年を記念し、"美術商の100年 大いなる遺産 美の伝統展"という展覧会を開催しています。
NHK「新日曜美術館」でも紹介されていたようですが、日本画から油絵、陶磁器、工芸品、そして国宝ばかりを集めた部屋もあるというスバラしい展覧会でした。
例えば、日本画もさまざまな大家や有名画家の作品が所狭しと並んでをいまる。んが、美人画だけをとってみても、で村松園「櫛」、鏑木清方「いでゆの春雨」、伊東深水「通り雨」といふ名手の饗宴れす。(伊東深水の絵は、顔は似ていないのですが、娘の朝丘雪路そっくりです。やはり、朝丘雪路は、伊東深水の作品のひとつである)
また、菱田春草「猫に柿」、藤田嗣治「私の夢」など、猫さんのお出になられている作品も多数。工芸品も黒田辰秋、高村光雲や松田権六など、日本の工芸品の頂点といえる作家の作品が見られます。(それだけではありません、横山大観、梅原龍三郎、写真の雪舟なども展示されております。
詳しくは→http://www.toobi.co.jp/event/100th/index.html)
美術に興味のある方は、ぜひお運びください。場所は、新橋の東京美術倶楽部、会期は2/5~2/26。