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生きてこそ ― スペシャル・コレクターズ・エディション
だいぶ更新をサボっていました。ランキングも悪くなる一方です。で、少し落ち着いてきましたので頻繁に更新をしていきたいと思います。

早速ですが、重ーーーーーーイ映画です。ただテーマの割には映像的にはそれほど重くありません。


ウルグアイのラグビーチームの乗った飛行機がアンデス山脈に墜落した。乗客45名のうち4分の1が死亡したが残りは生存していた。しかし、救助は現れず、食料もなく、そして零下の寒さのという困難の中で10週間も生き延びそして救出されるまでの実話を元にして映画です。

何が重いかというと、食料がなくなり最後の生き残る手段・・・死体の肉を食べるということ・・・・。
このDVDが知り合いに借りたのですが、このテーマで少し論議をしました。
「生き残るためには仕方がない」「死体の肉であればまだ許される」など。
でも自分が実際その場面に遭遇したとき、どんな気持ちになるのか?映画を見ていてもなかなかそこは想像できませんでした。

それにしても、良く10週間も生き残ることができましたね。実話の部分を良くしらない(事故は1972年10月13日の金曜日)ので映画の内容から推測しますが、やはりラグビーチームのメンバーというところが大きいでしょう。キャプテンを中心に統制を取り、生き残るため、助かるための手段をいくつも模索していく。最後には救助を求めるために山を越える。
肉体的にも精神的にもタフでなければ生きていけないでしょう。

また、墜落時に四分の三の人間が助かったのはそこが雪山だったからでしょう。
あの御巣鷹山に墜落した日航機では、4名が助かったが、520名もの人々が命を失いました。ネットを検索し、そのときのボイスレコーダーの音声を聞きましたが、必死に機を立て直そう、乗客を守ろうとする乗員の声があまりにもつらかった。そしてさらに下のような文章も見つけさらに胸が締め付けられました。

マリコ
津慶
知代子
どうか仲良くがんばってママをたすけて下さい
パパは本当に残念だ きっと助かるまい
原因は分らない
今5分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様たすけて下さい
(空白)
きのうみんなと食事をしたのは最后とは
何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりたのんだぞ
(1ページ空白)
ママこんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達の事をよろしくたのむ
今6時半だ
飛行機はまわりながら急速に降下中だ
本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している



犠牲者の一人の最後のメモのようです。

本当に
航空機事故だけではなく、
全ての事故がなくなることを心から祈ります。