デュランデュランのヒット曲沢山の華々しかった80年代。それから一転の低迷を打ち破った93年発表の曲です


93年のalbum
『THE WEDDING ALBUM』

に収録されています

ウェディング アルバム っていうタイトルですが、特に結婚を意識した曲も無いので『何故に?』って疑問が残るのですが~(笑)
ジャケットの結婚式の写真はメンバーのご両親の写真なんですって。オマケに、当時はご両親の許可を得る前の無断借用だったそうです←駄目なんだよぉ~(笑)






Ordinary World/Duran Duran

それまでの曲風とは少し違う印象ですが、1度聴いたら引き込まれてしまいます。
文句なくメロディが美しいですね。どこかノスタルジックな印象が漂う曲です。



歌い手にも作った時の心情があるように、聴き手にも聴く時の心理状態が影響するメロディ、そして深い歌詞…なかなか他には無いのではないかな?

文句の付けようもない、秀逸な作品だと思っています


Ordinary World  は普通の世界とか、平凡な世界とか、通常の世界といった意味になるのでしょうか?


これは不思議な曲ですね

まあ、あくまでも私の感想ですけどね(笑)

別れた恋人を想う歌詞のようでもあり…

亡くした友人を想う歌詞のようでもあり…

自分の失った過去からの決別、そして新たな出発を歌う歌詞のようでもあり…

聴き手によって、捉え方は多様な気がします

どちらにしても、当たり前に感じている日常が、実はどれ程幸せで愛おしいものなのか というのは、失って初めて痛感するものなのかもしれませんね

当たり前の毎日、つまらない繰り返しの毎日、変わらない毎日…

日々の忙しさに、普通の日常は忙殺されがちになってしまいますが、本当は、普通の毎日というのは《贅沢》でもあるのですね



この曲の解説をライナーの中で ジョンとサイモンは このように⬇語っています

『地球上に起こっているすべての恐ろしい出来事に対するメッセージ。子供の頃を思い出し、昔のオーディナリーな世界へ戻りたいという願いが歌われている』

だそうです。








ライナーに載っている オーディナリーワールドのページの この絵…
いったい何を意味しているんだろう
『地球上に起こっているすべての恐ろしい出来事』なのかな?
大地は赤く血のように見えるし、木々も枯れてるようで…根も剥き出し…
いったい、どうなっちゃったわけ?


尚、この曲のPV、日本の庭園がロケ地?と思えてしまいますが…
米国カリフォルニア州のサンマリノにある        『The Huntington Library(ハンティントン・ライブラリー)』の中にある植物園で撮影されたんだそうですよ。まるで日本のようなのに異国なんて素敵かも







 オーディナリーワールド / デュランデュラン


雨の降る木曜日、この通りへ来たら
君が囁くのが聴こえた気がしたんだ

僕は灯りを点け、テレビとラジオも掛けた
けれど
君の幻影から逃れられそうにないよ


一体どうなっちゃったんだい?
クレイジーだって言う人もいる
僕が思っている日常はどこに行ってしまったんだい?
消え去ってしまったよ


だけど僕は昨日を思って泣き叫んだりしないよ
なんとかして見つけなければならない いつもの平凡な世界があるんだ
その平凡な世界へ、どうにかしてたどり着こうとすることで
僕は生き延びる術を学ぶだろう






ゆっくりと自分が再生していくような気持ちになります

今日も楽しい1日なりますように☆彡