【結論】税務職員より国家一般職の方が難しい

結論から言えば、税務職員よりも国家一般職の方が難しいです。

 

【職種別】国家公務員試験(高卒)の難易度ランキング【合格率の推移】」によると、高卒が受験できる国家公務員10職種のうち、税務職員は5位、国家一般職は3位となっています。

 

このランキングは合格率だけでなく、ボーダーラインも含んだ難易度なので、正確と言えるでしょう。

 

というのも、国家一般職(高卒)と税務職員の試験問題は同じだからです。

 

試験レベルは同じ

一次試験は、基礎能力試験(教養試験)と適性試験の合計点で合否を決定しますが、試験問題はどちらも同じです。
 
それでボーダーラインを比べた結果が次のとおり。
 
  国家一般職 税務職員
北海道 22.0 21.0
東北 21.5 22.4
関東甲信越 21.5 21.2
東海北陸 19.5 19.0
近畿 21.8 19.2
中国 21.3 17.2
四国 21.3 190.0
九州 22.0 22.0
沖縄 25.3 25.4
このように多くの地域で国家一般職の方が高い結果となっています。
 
公務員試験は1問2問が合否を大きく左右するため、ボーダーが低い税務職員の方が受かりやすいといえるでしょう。

合格率は国家一般職(高卒)の方が低い

合格率も比べてみましょう。
 
過去の平均合格率は次のとおり。
 
▼国家一般職(高卒)の合格率▼
 
国家一般職(高卒)の合格率
 
▼税務職員の合格率▼
 
税務職員の合格率
 
国家一般職(高卒)の合格率は19.4%ですが、税務職員は21.8%と少し高いことがわかります。
 
最新(2021年)では、22.0%と28.8%なので差が広がっていますね。
 
同じ試験日にあるため、偏ることはしかたありませんが、仕事内容は大きくことなるため本当にやりたいことで決めるようにしましょう。
 

まとめ

いかがでしたか?
 
今回は高卒程度国家公務員の一般職と税務職員の難易度はどちらが難しいのかまとめていました。
 
合格率とボーダーから考察すると、国家一般職(高卒)のほうが少し難しいとなります。
 
とはいえ、どちらにせよ対策することは同じです。
 
試験傾向を把握して準備をはじめてください。