STEP.1大阪府教員採用試験とは
大阪府教員採用試験とは、大阪府立の学校(小学校、中学校、高校、特別支援学校)で働く正規教員を選抜する試験です。
※大阪府内では、ほかに大阪市、堺市、大阪豊能にわかれて選考を行なっています。
採用までの流れ
- 募集要項の配布
- 願書の提出(出願)
- 一次試験(筆記試験)に合格
- 二次試験(面接試験)に合格
- 三次試験(面接と筆記)に合格
- 最終合格(採用候補者名簿に登録)
- 採用面接・面談を経て採用が決定。
最終合格が出る段階では、退職者数や休職者数。子どもの数は確定していません。
そのため、何人の先生が必要になるか判断できませんよね?
そこで最終合格者は一旦、名簿登録しておき、その後の状況を踏まえて最終合格者を決定します。
そのため、最終合格したものの採用されない(採用漏れ)が発生する場合もあるので注意が必要。
募集教科
令和4年度(2021年実施)に募集される教科は次のとおり。
- 小学校
- 中学校:国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保体、技術、家庭、英語
- 高校:国語、数学、理科(物理、化学、生物、地学)、音楽、美術、書道、保体、家庭、農業、工業(機械、電気、建築)、英語、情報、地理歴史、公民
- 特別支援学校
- 養護教諭
- 栄養教諭
※年度のよっては募集されない教科もあります。
採用予定人数と倍率
- 小学校:500名
- 中学校:410名
- 高校:330名
- 特別支援学校:240名
- 養護教諭:25名
- 栄養教諭:10名
合格倍率は4.1倍と教員採用試験の中では高めです。
倍率だけで難易度を判断するのはよくありませんが、決して低くはないといえます。
大阪府教員採用試験の倍率(教科別)が知りたい方はこちらを参考にどうぞ!
STEP.2大阪府教員採用試験はいつあるの?
※令和4年度(2021年実施)の試験日程は次のとおり。
STEP.3大阪府教員採用試験はどんな内容?
では、大阪府教員採用試験はどんな試験内容が課されるのでしょうか。
試験科目
- 一次試験:筆答テスト(教職教養、思考力・判断力を問う出題)
- 二次試験:面接テスト(個人面接)
- 三次試験:面接テスト(個人面接、模擬授業)、筆答テスト(専門教養)、実技試験(一部の科目)、小論文(小学校)
※専門教養は志望する教科に関する筆記試験です。
STEP.4大阪府教員採用試験の具体的な対策は?
大阪府教員採用試験の筆記試験の合格ライン(一次試験)は6割程度で、足切りラインも低く、これに対して、個人面接と模擬授業、専門教養のウェイトが非常に高いのが特徴です
大阪府の問題は、公開されているので入手しやすく、徹底的に過去問を潰すのが各科目をマスターするための最短ルートです。
教職教養対策
教職教養は教育原理と教育法規が頻出なので、重点をおくべきです。
また、大阪府では珍しい科目「思考力・判断力を問う問題」があります。これは公務員試験で出題される「数的推理や判断推理、文章理解など」です。
簡単な計算問題や文章読解問題ですが、時間をかけすぎてしまい時間切れになる受験者は多いので注意が必要。
勉強法は「【教員採用試験の勉強法】独学で合格したい初学者におすすめのやり方を完全解説」が参考になると思います。
その他の試験も随時、追記していきます。
STEP.5最後に
いかがでしたでしょうか?大阪府教員採用試験の流れや実施状況、試験内容などがお判りいただけたのではないでしょうか。
対策することは多いですが、大学受験や難関資格試験に比べると簡単です。
コツコツ準備して合格を目指しましょう。