大学への数学

 

大学への数学の問題集は、レイアウトがいまいち、問題が難しい、解説が省略され過ぎて分かりにくい、という先入観があって避けてきたのですが、『新数学スタンダード演習』の最初の二章を実際に解いてみた感想を。

 

毎回申し上げますが、個人の感想です。好き勝手な感想を書いているだけです。

 

  レイアウト

 

レイアウトがクソなのはどうしようもないですが、許容可能な範囲です。コンパクトに収まっているといえば誉め言葉か。

 

青チャートやプラチカのように解説が分離している形式に慣れていると、一章ごとに問題→解答解説が繰り返される形式は違和感があるかもしれません。

 

アラフィフの老眼には文字が小さくて見にくいという問題点もありますが、受験生には無縁でしょうね。

 

  難易度

 

はじめに、に各シリーズの難易度が掲載されています。一対一シリーズのアマゾンのイメージでも見ることが可能ですので、直接確認したい方はご覧ください。

 

それによると、一対一もスタ演(新スタ又は新スタ演ともいう)も、そう難しさは変わらないようです。スタ演のほうが難しい問題に若干シフトしている感じでしょうか。易ABCD難の4ランクに分類されています。

 

スタ演にはD問題はなし、C問題は2割くらい?なので、そこまで難しくなさそうです。実際B問題までであれば、ほぼ瞬殺できます。

 

問題を解く目安時間(5分単位)も記載されていますが、設定時間は余裕があります。そこまで鬼畜仕様ではないので、ご安心ください。暗算能力の劣化が甚だしいアラフィフにも優しい(易しい?)設定です。

 

  解説の親切度

 

解説は必要最低限のことが書いてあるので困らないです。計算が省略されているとかはあるけど、何をやっているのか分からないレベルで省略されているようなことはないです。数秒考えれば、追えるはずです。

 

ある程度数学が得意な人(得意になりたい人)向けの問題集なので、簡潔な解説となっているのは仕方ないだろうと思います。無茶苦茶高度な理解力を要求されていないです。解説を読めば、ああなるほどねと理解できるはずです。理解できないのなら、青チャート(でもフォーカスゴールドでもなんでもいいです)に戻ったほうがいいのかもしれないです。

 

  青チャート→スタ演はありか?

 

というわけで、大学への数学の問題集は食わず嫌いだっただけで、実食した結果から考えるに扱いにくいということはないです。

 

じゃあ私が今から一対一をやるかというと、それはないです。一対一は6冊もあるし(お小遣いが飛んでいく)、問題数も多いし。問題難易度が一対一もスタ演もほぼ同じなら、スタ演で十分でしょう。

 

青チャート→一対一というルートが提案されることがありますが、青チャートのエクササイズまで完璧にこなしたのなら、難易度的にも、すぐにスタ演に接続するのもありなのでは?と思うのですが、どうなんでしょうか。

 

  全部終わっても同じ意見であることを保証しない

 

まだ3日間、最初の2章を解いただけなので、進むにつれて意見が変わるかもしれないです。気が向いたら、また感想を述べます。