一年に渡り我が家でお預かりしてきた銀太郎ですが、この度シェルターにお返ししました。
里親募集の進め方等にアニマルハートレスキューの代表さんと双樹で考え方の相違がありまして。
里親さんを決めるのは代表さんなので、お任せする事にしました。
銀ちゃん、幸せになれよ。
話は変わりまして、9/2の記事“山口県周南市の野犬達”が一部の方に野犬'sライフレスキューさんを叩いていると受け止められてしまったようで、言葉足らずで誤解を招いてしまった事をお詫び申し上げます。
保健所に収容された犬達がどんな状態か知りもせず、治る見込みの無い病犬、老犬、野犬や虐待された犬のような一生人間に心を開かないかもしれない犬、レージシンドロームや認知症で矯正しようがない噛みつきの犬等が沢山いる事を全く考えずに、安易に「殺処分ゼロ! 収容犬は全頭里親に譲渡するべし!」と主張する人がとても多いんです。
野犬を一般家庭に譲渡できるようにするには、可哀想に思えるトレーニングもしなければなりません。
そういう意味で「(甘く考えていた人にとっては)衝撃的な」と書きました。
で、偶然にも家がとても近かったので、先日野犬'sライフレスキューさんの散歩のお手伝いに行ってきました。
そしたら話の流れで1頭お預かりする事になりました。
大人びていますがまだ子犬です。
野犬'sライフレスキューさんの所には1歳未満の子犬達が何頭もいますが、この子はひょっとしたら一緒にしない方が良いのかもしれない、という事で我が家に来ました。
この子は東京の里親さんがわざわざ周南の保健所まで引き取りに行って飼った野犬です。
しかし、「殺処分して欲しい」と再び保健所に持ち込まれそうになり、野犬'sライフレスキューさんがすんでのところで保護しました。
強い思いを持って野犬を引き取りながら、手に負えず手放してしまう人は実は結構いるようです。
「可哀想」だけで飼えるものじゃない、覚悟と理解が足りないとしか言いようがありません。
まだ一日しか観察していませんが、どこを触っても怒らないし、肝が据わっていてシャンプー・ドライヤー・掃除機も平気だし、人間に興味を持って寄って来るし、普通に家庭犬として暮らしていける子だと思います。
成長しきっても体重10kg程度の小柄な体格です。
最初あまり可愛げが無い顔だと思ったけど(笑)、性格は可愛いです。
犬同士の相性は相手を選ぶかもしれません。
今のところ我が家の面子(デール・リボン・スナコ・弥生)とは仲良く出来ています。
産まれた瞬間からずっとギリギリで生き延びてきたこの子に、安心出来る家と家族を早く見つけてあげたいです。