ども、すずきんデス。

アメリカでコロナ禍真っ只中に見つけたシュワちゃん(神経鞘腫=Schwannoma=シュワノーマ略してシュワちゃん)。
手術が無事終わり、約10日間入院生活しました。
その時にお世話になった方々が面白すぎたので、ひとりずつご紹介していきたいと思います。

看護師:すむーずインドさらら

さて、看護師さんには昼夜関係なく1日24時間お世話になりますが、すずきんの夜部門を長い間担当してくれたのがコノ方すむーずインドさらら。
名の通り、インド出身の方です。
さらら、声がとても穏やかで物腰がとてもスムーズで、まさに「おぉ、インドと言えばYOGA(ヨガ)でしょう?はぃ呼吸を整えて、、、BrEEEEEse…Inhale…Exhale …(吸って吐いて)」っていう瞑想的な感じの看護師さんでした。(←どんな感じや?!)

ところで病院ってどうしてこんなにも夜が忙しいんでしょう?
いや、分かる、、、分かるよ?
時間通り患者さんにお薬投与しなきゃいけないとか。
定期的に健康状態をチェックしなきゃいけないとか。
夜にだってそーゆー事情が色々あるんだろうけれど。
だが、しかし。
すむーずインドさららは、それ以上のことをしようと(夜中に)頑張る人でした。

(スムーズな物腰のため音もなく入室。電気をパッと点ける)
すむーずインドさらら:Whoops!  Did I wake you up?
すずきん:ふぁっ、、、?1時?(そりゃアンタ起こしたに決まってる!)Ah…it’s OK.
すむーずインドさらら Good.  Do you need something?  I have ice cream or pudding or…anything you like.
すずきん、、、ノーさんきゅ。
前回書いた通り、えぇ確かにすずきんは「食べない人」としてお医者から目をつけられておりましたが、それにしたって夜中に起こして食べさせることナイじゃない?

また別の時、お薬を飲ませてもらった後。
すむーずインドさらら:OK, I will let you sleep.
すずきん:グッナイト、さらら。(←すずきん寝る体勢に入る)
すむーずインドさらら Oh, before you sleep, I will check your heartbeat, can I?
そう言って、すずきんのベッドの角度をガーーーーーッと45度上げる!きゃー。
すむーずインドさらら Deep Inhale…exhale…OK.
すずきん:(まさにヨガじゃんハハハ、と笑いが込み上げて息が上手くできない、笑)
そしてスムーズな足取りで去ってゆくさらら。あまりにスーッとナチュラルに出口まで歩いてゆき、パチッと電気を消してドアを閉めて去るので「ねぇベッドの角度直して」って言う暇がナイ(涙)。

お陰で暗闇で45度のまま覚醒し寝そびれるすずきん。
(かーーーっ、↑絵ぇ違う!その赤いトコロは135°!45じゃぁない!恥)

そんなすむーずインドさららが執拗にこだわった物がありまして。
IV(点滴静脈注射)です。
すずきんの両手には静脈注射がいつでも出来るよう管と針が刺さっておりましたが、入院生活最後の方にはだんだんこれが不要になってきました。
不使用になっても腕に刺さってるIVの先を見て、さららのスイッチが入りました。

すむーずインドさらら:I will check your IV because it should be checked if you don’t use it for a while.
すずきん:オッケー、、、(腕を出す)
さらら、何か知らないけど液体を流してIVテストをする。
コレがなんか、、、痛っ!
ハンパ無い痛さで、すずきん思わず声を出す。
さらら、物怖じせずシレーッと別の腕のIVもテスト。
すずきん:イタイんですけどぉ、、、(涙)。
すむーずインドさらら:右のヤツ、良くないね。もう多分詰まってて使えないから抜くわ(ヒュッと抜く)。左のもあんまり良くないけど念のためつけたままにするけどね、もし誰かがコレ使おうとしてたら「さららが良くないって言ってたから取り替えて」って言うのよ、Do you understand?

うん、、、分かったけどもう使えないなら今取っちゃたらイカガ?って思ったりして。でもその時は涙目で声も出せなかったんでスルーしちゃった。
すむーずインドさららは再び音もなく退室して、30分後に彼女の助手(准看護師さん)がやってきて、「さららから君のIVを調べろって言われて来たよ」と言うではありませんか!
すずきん恐怖に震え上がって「さっきさらら自身がテストしてったよ!」と説明すると、嗚呼またかと苦笑しながら助手さんは左のIVも抜いてってくれました。なんであんなにIVに固執したんだろう?!
何だか最後までミステリアスな人デシタ。

**豆知識**
すずきんがお世話になっていた病院の看護師さん達は、2人でチームになって患者さんの担当についているようでした。
看護師さん、と、准看護師さん。
看護師さんは主にお薬を投与するためにすずきんの部屋へやってきました。
その他の事は、大抵が准看護師さんかそれ以外の人が手伝いに来てくれました。准看護師さん達、超忙しそう〜デシタ。

が、すむーずインドさららに関しては、お薬以外でもマメに部屋に来てすずきんの面倒をみてくれました。(ぶっちゃけシモのお世話も嫌がらずに淡々とやってくださった)
穏やかな声で、スムーズな動きで、落ち着いてていつも平常心、、、頼り甲斐があって有難かったです、、、IVテストの執着っぷり意外は。
感謝してます、さらら!