この2週間ほど遠く離れた日本の家族への心配が起こりまして、詳しい状況が分かるまでヤキモキしておりました。

弟の嫁さんが長期入院とのニュースが母から入って来たんです。

ようやく弟が医師が検査結果と共に説明した病名を知らせて来たのは義理妹が入院になって一週間ほど経ってから。

病名は、

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

でした。

自己免疫システムの一部の好酸球が暴走、血管の炎症を引き起こして身体に色んな症状を引き起こす病気という病気で、思いがけない知らせでしたん。

命に関わることは無いけど、難病指定に入ってる病気です。

どういう症状で義理妹が病院行きになったかは詳しく分からないんだけど、彼女の場合は脚と極小だけど肺にもこの病気の悪さの兆候が出てるらしい。

それで病院に留め置かれて投薬治療とリハビリを3週間の予定という事らしいと分かったです。

頑張り屋の義理妹が可哀想でね。

義理妹は我慢強い芯の強い女性です。

仕事でほぼ留守の弟の不在分を子供たちが小さい頃から全てカバーしてきた人ですのん。

弟夫婦の息子の健康問題が大変だった長い時期もあったし、長年の心身の使い傷みが出たんちゃうやとか、って私は思ってます。

ストレスや鬱等は身体の病気のトリガーになると私は思いますんで。ストレスで胃が痛くなったり下痢したりとかしますやろ。

自己免疫系なんてストレスダメージがパンチを与えやすい泣き所とちゃいますか。

それにしても3週間の入院とは。。。

日本とアメリカの医療保険制度の違いを感じるもんです。

アメリカやったらとりあえずの治療で安定させたらサッサと退院させて、後は通院で治療もリハビリもしてもらうってのが通常です。

手術も同様で、手術後は出来るだけサッサと退院させます。

私が腕に大怪我して全身麻酔で手術になった時も、手術後に回復室に送られて幾らも経たんうちに放り出されましたワ。麻酔後のフラフラがまだ酷くて歩かれへーんって訴えたら、サッサと車椅子を持ってきて送り出されてしもうた。

早朝に病院に行って手術して、午後にはもう自宅のベッドでヘタってましてん。

アメリカは保険会社サマサマの医療という状況はあります。患者を入院棟に長期間留め置くのに保険のOKが出ることが稀です。

メンタル病棟も同じで、メンタルの保険は長期入院をだいたいさせないです。

通院には予約を取らんと医者にも会えんし。予約が1ヶ月から数ヶ月、下手すると半年先まで無いなんてのが通常のアメリカ。

クライアントのアポを取るにもそんな状況なので、退院後のフォローアップの通院アポは1週間以内に、なんて退院時のインストラクションは冗談ですワ。

せやから私はしょっちゅう、病院やクリニックと押し問答せなアカン羽目になる。タメイキです。

ま、義理妹は家に居たら療養どころかキリキリと働き続けるのは目に見えてるので、3週間を自分の療養回復専念に使えるのはいい事じゃないかと思ってます。

私はこういう時は太平洋のこちら側で何のサポートもしてあげられないのが歯痒いし、申し訳ないとつくづく思ってますのん。

海外在住というのはこういう時に辛い思いになるもんです。

良かったことは義理妹の入院で超多忙な弟と息子たちの間で途絶えがちだったコミュが戻って、協力して義理妹をささえているようだという事。

物事にはいい面もあるもんです。