月曜日はアメリカでは夏の終わりの象徴である祝日のLabor Dayになります。

多くの人が長めに休暇を取って夏の残りを楽しむ週です。

ウチは地味に地元で週末ですが。

さて、8月頃から秋にかけてCountry Fairっていうのが田舎の方でよく開催されるんです。

農耕、畜産農家の品評会とフェスティバルを兼ねたイベントです。

自慢の農作物や牛、豚、兎など多種の動物達の展示がずらっとあって、品評会で賞を取ったものにはメダルが付けられてます。

子ブタの競走や大小の農耕トラクターの行進などのパフォーマンスも有りの盛り沢山。

カントリー色出てますやろ。

BBQやアイスクリーム等の出店のみならず、かなり本格的な移動遊園地もあって、絶叫系も含めて普通に遊園地で見るような乗り物とかもいっぱい。

入場料を払えば誰でも入れるファミリーイベントです。ローカルの農家や住人の集いの場でもあるし、私らみたいな外からの人もいっぱいイベントを楽しみに来ます。

こんなCountry Fairのひとつに8月半ばに行ってきましたの。

そこで事件発生。

夫君が大ポカをやらかしまして。。。

"あ、ヤバい、しまった!"

と、クーラーバッグ等を放り込んで車のトランクを閉めてから叫んだ夫君。

なんと、車のキーをトランクの中に置いて閉めてしもた。

どーしてそーなった?

CountryFairの駐車場に車を停めて、さー観に行こかって時です。

幸いに車のドアは開けたままトランクを開けたのでキーが無くても車中には入れた。。けど、車は始動出来ない。

ウチのは2005年モデルの中古車です。今どきの車は違うんだろうけど、この車は助手席のコンポーネントの中に装備されてるロック解除でもってもトランクを開けれます。ところが、そのコンポーネントもロックしてあるのでどーしよーもない。

自分の大ポカでウロが来た夫君。

イラついて、私がいつもジャラジャラ付けてる家と仕事の鍵の束のどれかが鍵穴にフィットせんかと無駄な努力に集中。

聞く耳持たずでひたすら焦る夫君。

こりゃアカン。パニってはるわ(当然デス)。

ゴチャゴチャ言うてんでAAAに電話してレスキューを送ってもらいなはれって何度も言って、それでようやくAAAにヘルプ要請しましてん。

幸い、AAAのお兄さんが結構すぐに来てくれて、後部席にあるトランクへの開口部をでっかいドライバーでこじ開けて、長い棒を使ってキーをトランク内から取り上げることに成功。

蒸し暑い日で、この珍事件で汗ダクになりました。

AAAレスキューを待ってる間にもひたすら鍵穴に挑戦していた夫君と私。

私はキーホルダーから針金外して映画の空き巣よろしくそれで何度もロック解除を試みましたが、成功ならず。私はそういう才能はないと実感しましたワ。

それにしても、AAAサービスはやっぱりいざと言う時のエンジェルですな。

夫君は最初、要らんって言ってたけど、やっぱりメンバーになっておいて良かったねー、としみじみ実感した日でした。下手したらフィラデルフィアから遠く離れた田舎で立ち往生にもなったかも知れませんもん。

それにしても、ドライバーか何かは座席の下にでも置いておいた方が緊急の時には助かるかもって実感したです。

夫君には大ポカ後には一切その事は持ち出しませんでした。男のメンツがありますやん。自分としてはそんな大ボケはショックな出来事やったやろうから、触れずに落ち着いてもらうのが安全ね。

Country Fairも楽しめたし、終わり良ければ全て良し、ていう事で。

夫君の大ポカで立ち往生