私の勝手な私見のつぶやきです。

あまり大きく取り上げられていなかったようですが、トランプ前大統領が銃撃後に見せた変化の記事を2.3回見ました。

トランプ前大統領の側近者や家族が銃撃後に彼が変わって攻撃的な性格が息を潜めた、というような発言をしてたという記事。

それでやったんかな、と思った。

共和党の党大会でトランプ前大統領が何やら妙に大人しく疲れているようにすら見える様子だったので、銃撃のショックと怪我のリカバリー中のせいかと思ってたけど。いつものアグレッシブな表現があまり無い印象だったと私は思いました。最後に締めくくった彼のスピーチではやっぱりだいたいトランプ節だったけど。

人生を、特に生死を左右する大事件に遭遇すると人は変わるというでしょ。

いつも考えるんです。

こんな底辺の人々の人生に関わるケースマネージャーという仕事をしてると。

人は変わるのか、変われるのか。

ホームレスやドラッグに浸かりこんだ人生を長年送ってきた人が例えば、生死に関わる体験をしたり、アパートを与えられて人生転換のチャンスをゲットしてものの見方が変わるのか、人生への対し方が変わるのか。。。

長年様々なケースを見てきて、劇的に好変した例は数例。特に薬物中毒が深く絡んでるケースで言うとね。

20年来の路上生活からようやくシェルターへ。そして自分の部屋が持てるプログラムに移ってドラッグを断ち切って安定した人生を送り始めた人。

反対に、長年の夢が叶ってホームレスからアパートの住人になってもドラッグ問題がさらに酷くなって持病の心臓疾患の薬も取らず救急に何度もお世話になるクライシス状態に落ち込んだ人。

ほんの一例です。

どの人もトラウマな経験を経て、それから学んだ、それしか知らないパターンで酷な人生を送ってきた人達です。

良いも悪いもとんでもない大どんでん返しや生死の境目を経験して、誰が変われて、誰が変わらない事を選ぶのか。

その体験で"気付き"が誘発されるのか、その人を取り巻く環境で"気付き"に目が向けられるかどうかも変わるのか。。。

人生での家族関係、交友関係のインパクトも大きいですわな。

最近、日本では毒親なんてエグい言葉も生まれているようですが。そんだけ親の影響は人の人生に大きな影響があるという現れですよね。

上記の例はそれにも左右された結果です。

よくそういう人生大転換の経験と"気付き"はスピリチュアリティに結び付けられるけど、そういう表現は使わなくとも誰でも自分の核を揺さぶる大地震な状況が起こったら、何がしか心に問いかける瞬間が起こりますやん。

もしもトランプ前大統領に銃撃事件経験から何かの"気付き"があったとしたら、それが心の大地震を起こして彼の世界観を変えるきっかけになるのか?

たとえそんなモーメントを経験しても、党大会で見たような銃撃事件故にトランプ前大統領を神の化身とも言わんばかりの持ち上げ方や、あの拳を突き上げた瞬間のイメージの浸透度は本人に良くない意味でかなりの影響を与えるんとちゃうやろか。

それに加えて、キラキラの札束が息して歩いてるような彼の一族の勢揃い。

もー、ガッチリと周りを固められてるやないですか。

もし"気付き"があっても、環境のインパクトにそれが全て吸い取られていきそう。

彼が築いた環境と人々にね。

クライアント達の例を思い出し、そんな複雑な思いになったです。

この後の行方が混乱状態のアメリカのリーダーシップ。

バイデン現大統領が大統領選から退く決断をしたニュースが入って来ました。あんだけ寄ってたかって説得されたらねぇ。

やっとですか。でもこの後は?

行先わからん船に乗ってる気分になってきました。