アメリカには日本のように"国民皆保険"で全員もれなく保険があるという国ではないです。

オバマ大統領の時はオバマケアでそれを改善する努力をしたけど、実際はやっぱり無保険でいる人も多いんですわ。

シニアはMedicareがあるし、低所得層にはMedicaidがある。

ある程度の規模の会社に務めてれば会社からの保険に加入出来る。

でも、、、

パブ勤務のように日給で日銭稼いでいるような状態の人が自分で健康保険に加入するのはお高いので、そういう人は保険無しで生き延びようとする羽目になるわな。

夫君と時々行くパブのサーバーのお姉さんの本業はなんと武闘家。🤼‍♀️

数々のチャンピオンシップを取って鳴らしてる凄い人。

ムロン、怪我も多い。骨なんかあちこち折ってはる。それでも、そんな身体張ったスポーツが好きなんやね。

それが今回は試合で網膜剥離を負っちゃった。

即、手術です。そうじゃないと視力を失う。

私のクライアントにも網膜剥離やった人がいて、その人の場合は恐らく何年か前にやっちゃったらしいと分かったので、時すでに遅し。片目はほとんど見えてません。

サーバーのお姉さんは保険が無い。

でも、手術せんと一生モンの後悔になる。

と言うんで、彼女はInstagramやFacebookで寄付金を募ったんですワ。

もう必死の策ね。

どれくらい寄付金が集まったのか聞かなかったけど、彼女は無事、手術をしてめでたしとなりましてん。

アメリカ、保険に入れなくてこんな綱渡りしてる人は結構いるのです。

保健に入ってても医者に行く度に払うcopayと言う自己負担分は毎回、$20や$30は相場やし、レントゲンやMRIやら何やら検査すると、その分も自己負担分のお支払い催促がやって来る。

そういう検査や入院費用の計算はグレイな部分があってね。

病人が手術の後のリカバリー時に病院からドン引きの請求書が来て、リカバリーどころじゃないクライシスになる事も稀じゃない。

せやから要注意ですねん。

日本の保険制度も限度に来てる事が言われてるし、個人の老人医療負担額も上がってる等の問題が浮き上がってきてるけど、アメリカの混沌に比べると、やはりずっといいと思うワ。

こちらでは自分の健康保険会社のネットワークに入ってない医者には自分の保険が使えない等、保険会社サマサマ、病院サマサマの現状もありますのん。

これで私もクライアントの医者選びに苦労することがあるんですわ。

特にAdvanced MedicareというMedicareの付加価値付き版と言える保険がガンでねぇ。

これはややこしいんで、説明は止めときます。

いいのはMedicaid。

何も払わんでいいの。入院費用もERも薬もタダ。病院側は低所得者の受け入れ拒否は出来ないから、Medicaidはだいたい大丈夫。

ま、最新のお高い治療法や治療薬のカバーは限度があるけど。

Medicidの保険会社もやっぱりネットワークがあるんで、主治医選びはとかはそれによりけりは一般保険と一緒なんだけどね。

もー、ワケ分からんでしょ。

医療は確かに最先端をいってます。

でも、それをうける医者に行くのも検査受けるのも保険とフトコロ次第っていうのでは大きな病気やケガはしたくないところですな。

アメリカで病気になる前に気にする事