こんばんは、itaita41です。
また更新期間が空いてしまいました、申し訳ありません。
といっても、たぶんこれくらいのペースが僕の更新ペースかと思いますので、またこういうことがあってもお許しくださいw
今日は、昨日読み終わった『鬼燈の島』について。
前々から気になっているマンガだったのですが、なかなかおもしろいホラーである、という(かなり)いい加減な評価を風の噂を耳にしたので、読んでみました。
ここからはネタバレ&否定的な文章になるので、これから読もうと考えている方や熱狂的なファンの方はここから少し飛ばして読んでください。
三部先生自ら1巻のあとがきで、ホラーではなくミステリーである、と書いているのですが、たしかにホラーではありませんでした。
ただ、だからといってミステリーといわれてしまうと、なかなか褒められなくなってしまいます。
「どうせ勘違いオチなんだろ?」などと、裏切られることを望みながら読んでいたのですが、見事に(大まかには)その通りで、拍子抜けしてしまいました。
多くの人は、現代において「孤児院が引き取った子どもの保険金で稼ぐ」ことが不可能なことは気づくと思うので(もしかするとそのために時代設定をぼかしていたのかもしれませんがそれでも)、そこで気づいた人は「勘違いだった」という可能性についてまず考えるはずです。また伏線もかなり露骨で、初音のシャツのしみの話で勘違いだろうな、と(裏切られることを望みながらも)ほぼ確信してしまいました。
このように素人でもたどり着くひとつのアイディアで、短編ならまだしも、4巻も続く作品を描いてしまったことには、かなり問題があるように思います。しかも『ひぐらしのなく頃に』において、より上手な形で「勘違いが引き起こす」物語(=ミステリー)は描かれてしまっているので、これでミステリーというのにも無理があると思います。
あと、思わせぶりな舞台装置(日本軍の毒ガス製造工場)も、本当にただ思わせぶりなだけで、独特の魅力を生かしきれていないのが本当に勿体無いな、と思いました。
ネタバレ&否定的な意見、ここまで。
と、かなり否定的なことを書いてしまいましたが、続きが気になってどんどん読めたのは間違いないです(試しに1巻だけ買ったのですが、あまりに続きが気になったので次の日に全巻買いに行ってしまいましたw)。
ホラーやミステリーとしてではなく、サバイバルマンガとして、ハラハラドキドキ楽しませてもらいました。
今日はこの辺で、では。
第1巻、アオり方が非常に上手で、グイグイ読んでしまいました。
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