病院での、子どもたちの内部被ばくが問題になっています。
もうすぐ、ピアノのレッスン生たちがやってくるのですが、
ひとこと書かせてください。
7年前の1学期のことでした。
当時高校3年生を担任していた私は、
パラサイトシングルで、仕事一筋の生活を送っていたのですが、
朝、ふと目を通したテレビ欄で、すごい番組を見つけました。
さっさと帰宅して、夕食も入浴も残った仕事も片付けてドラマを見ました
。
賀来千香子さん主演、「ねじれた絆」。
夫役は辰巳卓郎さん。
先ほどネット検索したら、すべて私の記憶通りでした。
今までに見たドラマの中で、私にとっては№1です。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1717.html
感情を抑えて、あえてあっさり書くと、
「産婦人科で赤ちゃんが取り違えられてしまう」のです。
6歳になって血液型を検査したら、O型とB型夫婦の子どもがA型だとわかって、
夫は妻の浮気を疑い、夫婦がぎくしゃくしているところに、
病院から電話が入り、我が子だと思って育ててきた子どもが我が子でないと判明します
。
というストーリーを
ぜ~んぶ生徒が授業で説明してくれました。
私が担任していたクラスには通年の専門科目「保育」の授業があり、
このドラマの放送翌日に、ちょうど「保育」の授業があったので、
視聴した生徒のうちのひとりが、説明を買って出てくれたのです。
母性とか、父性とか、親子関係とか、その辺りをやっていましたし。。。
私が話すよりもずっとインパクトあったはず。
クラス全員大騒ぎでした。
「そんなの、ありえん
」
「なんぼ腹立つオカンやオトンでも、今さら親子じゃないってなったらどうしよぅ
」
赤ちゃんの取り違えについては、その後実子と交換するのがよいのか、
それとも情が移った、血のつながっていない子をそのまま育てた方がよいのか、
そもそも親子の絆とは何なのか、あまりにもテーマが重すぎるので
軽率な発言は、ここでは遠慮させていただきます。
ただ、このドラマで、私が「ひっかかった」ことがあります。
辰巳卓郎さん扮する父親は、公務員だったのですが、
我が子を取り違えられた公立病院を相手取って訴訟を起こすと、
何と職を追われてしまうのです。
このドラマに関しての私の記憶は、かなり正確なので、
勘違いではないと思います。
私が再三、自身のブログで「けちょんけちょん」に書いているのも
公立病院の産婦人科なのですが、
実のところ、市の職員も、病院の職員も、管理職でさえも
我が身内だけは利用を避けている実態が、結構明らかになっています。
実際に訴訟などのトラブルも多いうえ、
公務員の職を失うことになっては、踏んだり蹴ったりでしょうから。
自分は、自分の家族は、自分の身内は、
ちょっとお世話になりたくないような病院事業を税金で展開するなんて、
納税者に対して、あまりにも失礼ではないでしょうか。
今回、子どもたちの内部被ばくで問題になっているのも、
公立病院のようです。
ドラマ「ねじれた絆」の時からずっと、引っかかっていました。
たとえドラマの中の設定とはいえ、
「公立病院での赤ちゃん取り違えの件で訴訟すれば公務員の職を失う」
というのは、いかがなものでしょう??
「ありがち」
という社会通念があるからこそ、このような場面設定が通用するのではないでしょうか。
ちょっとキツイ表現を許してもらえるならば、
「公立病院って、そういう体質」ということなのでしょうか。
ウチの自治体にしろ、今回の内部被ばくにしろ、
ちょっと市民を軽く扱いすぎなのではないでしょうか。
採算が合わないような事業でも展開するのが公の役割だとは思いますが、
公務員として、公的機関として、あるいは医療機関としての誇りを忘れて、
赤字でも倒産しないとか、訴えられても個人には責任が波及しないとか、
ヘンに履き違えてしまって努力を怠っていることは
ちょっと否めないような気がします。
採算ばかりを考えるのも問題でしょうが、
公立病院って、ややこしい事情を抱えやすいのかも・・・と
今回の内部被ばく報道を通して、あらためて思ってしまいました。
もちろん、大半の関係者の方は、日々一生懸命に頑張っておられるのでしょうが、
それでも、やはり、ドラマ「ねじれた絆」を思い出すたび、
腑に落ちない気がする私です。