梅雨のど真ん中ですが、北アルプス、乗鞍（のりくら）大雪渓へ遊びに行ってきました。

目的はスキー。

22-23シーズンは、今のところスキーの滑走日数はまさかのゼロ(笑)

滑走日数ゼロ日シーズンは避けたいと、6月後半にしてシーズン初滑りを狙ってきました。

※以下、スキーの長々としたレポートになるので、ご注意ください。

平日朝に、1年ぶりの乗鞍高原へ到着。贅沢～！

天気は…曇りは確実で時間が遅くなると雨かも？とのこと。

それでも、平日乗鞍のコブ仲間が出迎えてくれます。

タジー監督、クミクミさん、組長さん（アメブロガー）、夏蜜柑姉さん（アメブロガー）、Sさん、らっきょくん、たみちゃん、その他お名前分からない方数名。

1年ぶりの再会、嬉しいです～。

乗鞍大雪渓は、乗鞍エコーラインの6月時点の終点。

マイカー規制が入っているので、麓の乗鞍観光センター　⇒　大雪渓・肩の小屋口　までバスでの移動となります。

このチケット、今はクレジットカードでも買えるらしい！すごいですね。

バスはスキーヤーでほぼ貸し切り状態、天気悪そうですからね…。

この時期だと、普通は登山の人が多かったはずです。

バスに乗って40分もすると、標高2500mの森林限界を超えて、雪が出てきます。

壁の高さがいつもより低い気がする、、、今年は雪が少なかったのか？それとも雨で解けたか？

大雪渓・肩の小屋口　のバス停まで到着すると、エコーラインのすぐ隣にある乗鞍大雪渓第1ステージが待っていてくれました。1年ぶりの再会嬉しい。

昨日、タジー監督や夏蜜柑さん、Sさんたちが整備してくださっていて、すごいきれいな状態です。

コブは整備をしないとまともに滑れないため、

「楽しんだあとは整備して次の日の人につなぐ」

という考え方で、この平日乗鞍の仲間の連携が生まれています。

私もたまにしか来れなくなったので、せめて感謝の気持ちをもって滑らせてもらったり、整備（でら掛け）を手伝ったりしました。

この乗鞍大雪渓第1ステージは、下から見たとき…

向かって左⇒3.5mピッチ、21コブ

向かって右⇒4mピッチ、18コブ

となっています。4mピッチは、ここ乗鞍では初めて！？

初滑りの身としては、いきなりコブなんて大丈夫かと思っていたので、4mはとてもありがたい。

さて、第1ステージの下に取り付くと、前日夜から降った雨の影響で表面が少しボコボコしているようです。

全員で整備にあたります。

前日かなりやってくれてたので、4mピッチは比較的軽微なメンテとなりました。

私は最初スコップしてましたが、大きく削るところもなさそうだったのでスキーを装着してデラ掛け要員になりました。

まずは、「スキー板を装着して雪の上に立つ」だけは達成したかったので、これだけでもかなり満足(笑)

夏蜜柑姉さんと一緒にデラ掛けして、タジー監督が形を整えて、4mピッチが完成しました。

なお、今回はテレマークスキー。

踵が浮くスキーで、ターンするとき前後差をつけるテレマークターンが特徴です。

■整備前の状態

　※右下は、ライチョウの糞っぽいですね…

■整備後

もともとかなり良かったのですが、非常に美しくなりました。

1年ぶりでも滑れそうな気がしてきましたね！

一方、3.5mピッチのほうは、どういう流れか分かりませんが、「フルメンテ」となって午前中いっぱいひたすら整備されておりました…すごい。

こちらが完成後です。1本だけやりましたが、ちょっと固かったので氷が多くて整備きつかったと思われます m(_ _)m

整備も終わったところで、滑走開始！

1本目は、かなり外足に乗ってしまった感じですが、何とか完走、4mピッチはやはりイケる。

その後、少しずつ慣れてきて、普通にターンが出来るようになってきました。

スライドターンなら、問題ないかな？という感触になったあたりから、いよいよ雨が降ってきていきなり本降り…。

急いで近くの避難小屋でお昼食べながら休憩としました。

休憩中に、皆さんから言ってくださったお言葉

「ランで鍛えている体幹が強烈、1年ぶりとは思えない」

「やっぱ体幹だよね」

と大絶賛していただけました～（リップサービスもあるでしょうけど）

ランがスキーに繋がっていると確信していたので、とても嬉しい！

午後からは結構近くで雷も鳴り始めていよいよ雲行きが怪しくなってきましたが、組長さんが雨の中滑りに行くので私も一緒にガンガン滑りに行きます。

じーっとしていると、濡れている手先とか結構寒かったのですが、ガンガン登っていると身体も温まる。

標高2600mと空気が薄いですが、登りはランのインターバルの感覚で、心肺追い込んでおきました(笑)

まぢで酸欠地獄です。

最初は午後は2，3本やったら終わりかな？と思ってたら、どんどん調子も上がってきて、天気も回復する時間があったりと、気が付けば10本以上やっていたかな？

雨のせいで、途中から板が走って難易度UPでしたが、調子は結構上がってきていました。

雨の中、タジー監督に動画撮ってもらいました。(音でるかも？）

ターンはすべてテレマークターン。知らない方からすると、変わった動きに見えるかも。

ラインはノーマル、スライドターンですね。

細かいことを言っていくと色々ありますが、今の私には大満足の滑りです。

特に後半は、ストックをコブ裏に付けているところがポイント高いです。

一番は、滑走後の満足そうな顔でしょうか(笑)

結局最終バス15時過ぎの前、14時50分ぐらいまで滑走しちゃいました。

ホント皆さんよくやるわ。

私も腰まわりが激しく疲れてしまいました。

最後は感謝のデラ掛けで終了。

見えている車道の濡れっぷりから、雨が結構降ったのが分かります。

今年も滑れた乗鞍大雪渓第1ステージ、ありがとうございました。

こちらは、バス停そばのトイレと避難小屋。

トイレは改修中できれいになるそうです。

バスに乗って、乗鞍高原、観光センターまで帰ってくると…

いきなり大粒の雨！！！　ギリギリセーフでしたね。

なんとなくこれで滑り納めになりそうなので、これで「初滑り」＝「滑り納め」かな？

6月初滑り、それもコブ、という不名誉な？伝説を作れたこと、良かったです。

ここまで長々としたスキーレポートにお付き合い頂きありがとうございました。

【おまけ　ランとスキーのヘンタイ度について】

一応、ランとスキーの2つを趣味としているので、各々の立場を知っているつもりです。

どちらも、度を超すと「ヘンタイ」と呼んでもらえることは、やっている方ならご承知されているかと思います。

そこで、そのヘンタイ度、スキーとランでどの程度が同じぐらいか？

自分の中で結論がでました。

（ラン）フルマラソンで飽き足らず、100㎞以上走る

（スキー）リフトで満足できず、自力で登って滑る

どちらも以下の観点で同レベルとみなしました。

・一般人から見て、そこまでしてやるか！？

・すごいんだろうけど、嘲笑の対象に成り得る危険性をはらむ

・楽しむためには一定のレベルが必要（ラン：フル完走、スキー：非圧雪orコブ技術）

・世界が広がる（ラン：旅のような練習可能、スキー：フィールド無限＆シーズン長くなる）

あくまで個人的な意見です。

私のヘンタイ度レベルとしては、明らかにランよりスキーの方が格上（ランはまだまだ…）なので、しばらくはランのヘンタイ度アップを目指して頑張っていこう。

乗鞍大雪渓！