メイヨクリニックのサイトにあったサルコイドーシスの症状です。どこに出来るかによって、全く症状は異なるようです。原文は分かりやすい英語ですが、続けて翻訳とコメントをつけています。

Symptoms

Signs and symptoms of sarcoidosis vary depending on which organs are affected. Sarcoidosis sometimes develops gradually and produces symptoms that last for years. Other times, symptoms appear suddenly and then disappear just as quickly. Many people with sarcoidosis have no symptoms, so the disease may be discovered only when you have a chest X-ray for another reason.

See your doctor if you have signs and symptoms of sarcoidosis.


どの臓器がサルコイドーシスに侵されているかによってサインや症状は様々です。サルコイドーシスは時として徐々に進行し何年もかかって症状が現れる事があります。一方、突然症状が現れては直ぐに消える場合もあります。サルコイドーシスにり患している多くの人には症状がありません。別の目的で撮影した胸のX線写真のみで見つかる事もあります。

もし、サルコイドーシスのサインや症状がある場合は医師の診察を受けましょう。

General symptoms

For many people, sarcoidosis begins with these symptoms:

Fatigue
Fever
Swollen lymph nodes
Weight loss



<一般的な症状>

多くの人ではサルコイドーシスは以下の症状で始まります。

○疲労
○熱
○リンパ節の腫れ
○体重減少




たしかに、僕も異常に疲れやすかったり、微熱が続いたりしていました。色々な事がありすぎて、精神的なものかと思って見過ごしていたように思います。

 
Skin symptoms

Some people who have sarcoidosis develop skin problems, which may include:

A rash of red or reddish-purple bumps, usually located on the shins or ankles, which may be warm and tender to the touch
Disfiguring sores (lesions) on the nose, cheeks and ears
Areas of skin that are darker or lighter in color
Growths under the skin (nodules), particularly around scars or tattoos


<皮膚症状>

サルコイドーシス症の方には下記のような皮膚のトラブルが起こることがあります

○脛やかかとに赤または赤紫の盛り上がった発疹ができる、温感があったり柔らかい手触りかもしれません
○鼻、頬、耳などに出来る見た目の悪いヒリヒリする部分
○皮膚が部分的に濃くなる、または色が薄くなる
○皮膚の下の腫瘍(結節)、特に古傷や刺青の周囲にできる


もともとアレルギー体質で湿疹とかが出来やすかったのですが、ここ数年、背中にざらざらした発疹が出来たり、背中の一部がヒリヒリしてシャツの襟が擦れただけでも痛んだりしてました。なかなか治らないので皮膚科の先生に見せたこともあったのですが、「乾燥肌ですね。」と言われて保湿剤を処方されたぐらいでした。

主治医の先生によるとサルコイドーシスと診断がつかないと原因が分からない病変もあるらしいです。見えるところでもないし、現在はあまり強い症状はないのでステロイドなどは使わずに経過観察しています。


Eye symptoms

Sarcoidosis can affect the eyes without causing any symptoms, so it's important to have your eyes checked. When eye symptoms do occur, they may include:

Blurred vision
Eye pain
Severe redness
Sensitivity to light


<目の症状>
サルコイドーシスは症状を起こさずに目に影響を与える場合があります。眼科のチェックを受けるのは重要な事です。目に症状が起こる場合は下記のようなものがあります。

○視界がぼやける
○目の痛み
○目がひどく赤くなる
○光がまぶしく感じられる



僕の場合も視界がぼやけたり、痛みを感じたりしていました。サルコイドーシスと診断がつく前に眼科で診てもらったのですが、ドライアイと診断されてヒアルロン酸の目薬を貰っただけでした。これもサルコイドーシスと診断されないと見逃される事が多いそうです。あと、明るい空などを見上げると視界にゴミのようなものが浮かんで見える「飛蚊症」もあります。これも、一般的なものですので、症状としては見逃されやすいそうです。

アメリカ人は肺の症状が出ることが多いのでメイヨクリニックのサイトには触れられていませんが、日本人には心臓の症状が出る事が多いそうです。僕の場合は自覚症状としては心臓の症状が一番、はっきりと出ていました。

それは不整脈です。

たまたま重なった激しい心理的なストレスを受けて、期外収縮(脈が飛ぶこと)や動悸、息苦しい感じが止まらなくなりました。意識していると10拍に1回ぐらい脈が飛んだ事もありました。ちょうど、サルコイドーシスの確定診断のための検査入院の前だったので、とても不安でした。不安な気持ちがあると、さらにストレスになって期外収縮がひどくなっていたのかもしれません。

後から考えると色々な症状が出ていたのですが、それぞれは普段からあり得るありふれた事ですので、深く考えていませんでした。もっと早く診断されていたら心筋へのダメージを防げたのかもしれません。これを読んでくださっている皆さんは何かおかしいと思ったら早めに病院で診てもらってくださいね。