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母親が温泉旅行に行きたいと言っておろしたお金が、葬儀費用に消えることになった
 
10年前に亡くなられた川島なお美さんのカーテンコールという本を読んで
 
放送された追悼番組も見た
 
母親は卵巣癌で亡くなったのだが
 
最期のほうは腹水がたまっていた
 
腹膜播種による腹水で腹部がパンパンに膨れて食欲がなくなり息苦しく疲れやすくなった
 
さらに足がむくんで大きくなってしまった
 
特に足首から下のむくむがひどく、歩行困難になってしまった
 
川島なお美さんも腹水で苦しんでいたようだ
 
意思が強く、最期まで女優であることを貫き続けた川島なお美さんの姿が母親と重なる
 
ある本で、おそらく川島なお美さんのことだと思えることが書かれていた
 
彼女の生前の発言や行動は「✕✕しなければいけない」という義務感に突き動かされている「苦痛系思考」というもの
 
体は常に危機回避モードで病気にならないほうがおかしい
 
自分を「休ませてあげる」余裕がほとんどないのですから
 
彼女はたびたび「私は24時間女優である自分でいなければならないの」と口にされており
 
プライベートの場も含めて「女優である自分」という作られたイメージを崩してはいけないと頑張っていらした
 
彼女には「本当の自分であっては生きていてはいけない」という強い思いがあったのではないのでしょうか
 
その恐怖を避けるために、24時間徹底的に「女優である自分」を演じ続けたのです
 
これは相当ストレスがかかる状態です
 
こうした強い思い込みやセルフイメージが病気につながっていったのではないかと思えてなりません
 
キャリアアップのための努力を怠らず、美容にも気を使い、傍から見れば非常に前向きな生き方をしているように見えるのに病気が発症してしまう
 
病気の発症につながったのは「私は誰からも愛されていない」というセルフイメージだとか
 
確かにハイスペで明るくて向上心が強い女性が若くして癌等で亡くなってしまうというケースが結構あるよね
 
自分も誰からも愛されていないというセルフイメージがあるが
 
幼くして親と別れた母親にも「誰からも愛されていない」というセルフイメージがあったのだろう
 
ガチガチの完璧主義で正しさを振りかざしてきて、ちょっとくらいいいじゃんという柔軟さがなく
 
清く正しくというのがモットーであった
 
それは「24時間正しい自分」という作られたイメージを崩してはいけないと頑張っていたということ
 
それはストレスがかかる状態なのか
 
母親は他人様に良い人だと思われたくて必死だった
 
病気が進行して意識朦朧としていた亡くなる数日ほど前、訪問看護の看護師さんにプレゼントをしたいと言っていたくらいだった
 
せん妄がひどくなり、こちらに対する嫌悪感をむき出しにしていたが
 
他人様にはプレゼントをして良い人だと思われたかったようだ
 
意識朦朧としていて寝たきりの状態でもまだ「良い人、正しい人」だと思われたくて頑張り続けていた
 
母親の戒名には温、明、慈という字が入っているが
 
自分から見て母親にはそのようなイメージはない
 
他人様から見たらそう見えたのだろうね
 
戒名を決める時に妹がいろいろ言っていたが…こちらはほとんど無言だった
 
こちらに対してだけはとても厳しくて冷たくて情け容赦なく、とてもネガティブでヒステリックで短気なイメージがあったので
 
とても戒名のような人だったとは言えなかった
 
べきねばが強く、正しさを振りかざして裁いてきた母親は
 
常に正しくあるべきという頑固な頑なさがストレスになったのかな
 
出来が悪くて思い通りにならないこちらと毒父の存在もストレスだっただろうけど
 
77歳で卵巣癌で亡くなった母親
 
お線香を上げに来てくれた人の中には母親よりもぜんぜん年上の人もいた
 
そういう人達は、良い意味で適当というかいい加減な感じがするので
 
きちんとちゃんとという生き方も病気の原因だったのだろう
 
自分はきちんとちゃんとしなければ価値がないという生き方はストレスがたまる
 
他人様だけでなくお気に入りの娘の前でも良い人を演じ続けた母親だが
 
唯一長子の前だけでは醜い本性を出していた
 
本当は良い人なんかではない
 
明るくないし慈悲深くもなく温かくもない
 
いつも暗い表情でネガティブなことばかり言っており、長子に対しては冷酷で情け容赦なく、頑固で頑なで冷たくてヒステリック
 
それが長子であるこちらだけに見せることができたあの人の本性
 
亡くなってからそろそろ10日になり、正式に籍から抜かれる除籍謄本というのができてくる頃だろう
 
さまざまな支払いや保険の手続き等に襲われるが
 
中間子妹が忌引が終わってしまったのでひとりでやらなけばならない
 
毒父は何もできない役立たずで使い物にならない
 
そんな毒父と二人きりにされてしまって途方に暮れている
 
母親が生きていた頃は、情緒不安定でいつも暗く沈んでいた母親のご機嫌取りに必死な毎日だったが
 
今度は何もできないダメ親父の世話を焼きになってしまいそうだ
 
半世紀以上さんざん家族のために尽くして自分の人生を犠牲にしてきたのに
 
何もできないダメ親父を残されてしまい、さらにお金もないなんて
 
ダメ親父でもせめてお金持っていれば我慢もできますが
 
母親の世話焼きの次はダメ親父の世話焼きなんてあんまりです
 
母親の世話焼きが終わり、自分もそれなりの年になってしまった
 
このまま何も楽しいことがないまま家族の世話焼きだけで終わる人生なんてあまりにも酷いので
 
これからは家族の世話焼きから解放されて自由になりたい
 
今のところ行くあてはないけれど
 
なるべく早く毒父から離れて自分の人生を生きたい