かわいがってる年下はいる?

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芋ばかりなので、弟の一人でもいれば負担が少しは軽くなったかな?
 
極貧家庭の長子として生まれてしまい、家族のためにガマンして遠慮して何もかも譲ることを強いられてきた😖
 
低学歴で早々に社会に出されて女の身でありながら大黒柱にされてしまい😭
 
男っ気のない環境で育ったので、男性とまともに付き合うことができませんガックリ
 
弟がいればそんな苦しみを背負うことはなかったでしょう。
 
毒親が根性なしなので娘ばかりこさえてヘラヘラして甘ったれているからね🤨
 
息子がいたら毒父はのんびり遊んでばかりいられないし
 
毒母は、グチグチグチる悲劇のヒロインなんてしていられなかっただろう。
 
今は女にも経済力を求める時代になったので 
 
家事や介護の世話焼きや愚痴聞きにご機嫌取りをさせて、さらに金の無心までと何から何まで担わせることができる娘とは便利な道具だ😣
 
弟にダラダラして甘ったれている毒親を殴って好き勝手できないようにしてほしかったな✊
 
弟がいたら、自分も男あしらいがうまくなり結婚できただろう。
 
弟がいる女は、気が強くて活発で既婚率が高いし、ご両親もしっかりしているというのが多いからね。
 
ずる賢い芋と甘ったれで好き勝手している毒親に泣かされながら、弟がいない我が身を嘆くしかないえーん
 
妄想物語のヒロインも極貧家庭の長子として不幸な人生を送ってきたのだが💸
 
友人から弟を紹介されて、幸せな結婚生活を送っている👰
 
そんなヒロインの物語を少し書いてみましょう✍️
 
コアラのマーチ40周年で名前入りのモノが出るというこのニュースを見かけてから約半月
 

 

 

自分の名前だけでなくヒロイン令果の名前もあったので、気になっていた😮

 

これをドン・キホーテで発見して購入したヒロインのお話です🐨

 

 

2024年3月某日

 

青川景太が家に帰宅すると

 

「おかえりなさい」

 

妻令果が玄関まで出てきて出迎えてくれた。

 

「景太さん、今日ドンキで名前入りのコアラのマーチ見つけたので、普通のといちご味のを2つずつ買ってきましたよ」

 

と言ってコアラのマーチを差し出す妻🐨

 

「そんなのが出るって何日か前に言っていましたね。誰かの名前がありましたか?」

 

妻の「れいか」だけでなく夫の「けいた」

 

さらに長男「けいご」と次男の「こうだい」もあるそうなので気になっていたのだ。

 

「まだ見てません。景太さんが帰ってきてから一緒に開けようと思って」

 

「そんなこと気にしないで先に見ちゃえば良かったじゃないですか」

 

「でも…やっぱり景太さんと一緒に見たかったんです…」

 

うつむいてはにかむ妻にキュンとする夫♥

 

「いつまでも玄関でつっ立ってないでさっさと開けてみたら!」

 

背後から中学生の娘果林が現れた。

 

大学生の息子達は、大学の近くのアパートで暮らしている。

 

「そうでしたね。早く開けて見てみましょう」

 

夫婦はリビングに向かった。

 

「アタシは部屋で休んでいるから、二人でごゆっくり!」

 

ドアを強めにバタンと閉めると、果林は自室に向かった。

 

家族の中では「かりん」だけがない。

 

(なんでアタシの名前だけないのよ!

 

多いとは思えない「こうだい」があるのに、なんでアタシだけ仲間外れなの!?

 

なんで「かりん」より少なそうな「かりな」なんてのがあるんだかわけわかんない!

 

誰がどういう基準で決めたんだか納得いかないわ!

 

パパもママもいい年して子供っぽいお菓子に夢中になっててバカみたい!

 

コアラのマーチなんて嫌いよ!)

 

なきゃないで不機嫌なのだ😡

 

他の家族はあるのに自分ひとりだけない果林は、モヤモヤしながら自室にこもった🚪

 

「果林ちゃん行っちゃいましたね」

 

令果は、不機嫌そうな娘が消えたドアを心配そうに眺めた🚪

 

「果林はないから興味ないんでしょうね。早速開けてみましょう」

 

「はい」

 

令果は、普通味のコアラのマーチの箱をひとつ手にすると、開け口を開いた。

 

「オープン」

 

令果はテーブルにテイッシュを敷き、中袋の上部をハサミで切り、中のコアラのマーチをテイッシュの上に広げたコアラ

 

そして、中の一つを摘んだ。

 

さて、何が出るかなドキドキ💗

 

「けんじですって」

 

続いて他のモノも見てみる。

 

かほ・まなぶ・あつし・ことり・きみこ・くみ・さき・なおこ・まゆ・しょう・みゆき・あみ・ともみ

 

「ゆうごっていとこのゆうこさんにも佑仁君(以前航大がバイトしていた介護施設の先輩)にも似てるわね」

 

「なおひさは久文君(息子達の後)・ひでたかはヒデさん(楽器店店主秀典)にちょっと似ているけどね」

 

と言いながらコアラのマーチを表向きに並べていく令果。

 

「ことりがもうひとつあったわ。ことりなんて名前そんなに多くないと思うのに。(友人の)琴絵さんに似ているけど…名字はあおきとなかむら、それとミレドちゃんというのがあるわね。なにこれ足の部分だけだわ」

 

「あおきは僕達の名字に似ていますけどね」

 

一箱めのコアラのマーチには、自分達の名前も知り合いの名前もなかった。

 

「結局私達のはなかったですね。息子達にも知らせておきましょう」

 

令果は、離れて住む長男にラインで連絡した。

 

「なくて残念だったけど、まだ3箱あるからこの中にあるかもしれませんよね。これはちゃんと食べないと。ビックリマンチョコのようにシールだけ取ってポイはダメですよ」

 

令果は、コアラのマーチを袋の中に戻した。

 

「そういえばそんなこともありましたね。名前がない果林は食べたくなさそうだから、僕達で食べるしかないですね」

 

 

「でもコレは一箱に複数入っているから、ビックリマンチョコよりラクですよね。シールのように残しておけないから写真撮るしかないですけど」

 

自分の名前のコアラと出会えるのはいつになるのか?

 

当分の間、パパママのオヤツはコアラのマーチになりそうだ🐨

 

一方、母から知らせを受けた長男桂梧📲

 

ついに発売されたか…そうか…僕らの名前はなかったか…

 

等と思っているうちに、弟航大がバイト先から帰ってきた。

 

「ただいま兄ちゃん。どうかしたの?」

 

「母さんが名前入りのコアラのマーチ見つけたけど、最初の箱には誰の名前もなかったって」

 

「そっかぁ…そんなのが出るって言ってたよな。焦らなくてもそのうち出るんじゃね。兄ちゃん気になるの?だったら自分で買ってみたら」

 

「だけど…大学生の男がコアラのマーチなんて恥ずかしいじゃないか」

 

「店員に見られるのが恥ずかしいの?だったらセルフレジ使えばいいじゃん」

 

動物占いがコアラである桂梧は、自分の名前入りのコアラのマーチが気になるコアラ

 

4月から四年生になり就職活動を控えている桂梧は、自分の名前入りのコアラがラッキーアイテムのように感じている。

 

(なるほどセルフレジか…今度セルフレジで買ってみよう!)と思う桂梧。

 

そんな家族達の名前入りのコアラのマーチは見つかるのか?

 

ビックリマンチョコのように捨てないでちゃんと食べてゆっくり探してみます🐨