ある不登校の娘さんは
小学生でした。
そのお母さんは平日、
フルタイムの仕事をしているものの、
娘さんはしょっちゅう、
「ママ仕事休んで家にいて！」
とねだってきていました。
できるだけ子供の
希望にそってあげようと、
休める時は休むようにしていますが、
あまり休み過ぎると仕事が
首になりそうで怖い面もあります。
ある日どうしてもこの日は
仕事を休めないという朝に
娘さんがまた
「ママ、今日は仕事休んで家にいて！」
と言ってきました。
あなたなら、娘さんに
どのようにホンモノ共感しますか？
ある不登校の親御様が
こんな言葉がけを考えてくれました。
「そっかー。ママに休んで家にいてもらいたいんだね。
家で1人で留守番は寂しいよね。
ママが家にいたらどんなことしたいのかな？
ママもいてあげたい気持ちもあるけど、
今日は仕事もどうしても
ママがいないと困っちゃうんだよ。
帰ってきたら、ママとしたいこと一緒にしよう！」
「ママが仕事に行くと、あなたのことが好きじゃないのかなって
不安になっちゃうのかな？
ママは一緒にいる時も、
お仕事中もずっとあなたの事が大好きだよ。
ママがお仕事に行くのは
あなたが大好きだからなんだよ。
美味しいご飯を一緒に食べたいし、
可愛いお洋服も買ってあげたい、
あったかいお家にもすみたい。
そのためにはお仕事が必要なんだよ。
だから、少し待っててくれる？
夕方には帰ってくるから、
一緒にご飯食べようね。
ママは、ずっとあなたのこと大好きだからね。」
「あーお母さんも休んで
一緒にいたいよーーー。
（ぎゅっとハグする）
でも、明日は忙しくてお母さんが
お手伝いしたいお仕事あるから、
明日の午前中だけは休めないんだ。
ごめんね。
そのかわり◯曜日と◯曜日は時間とれるよ。
一緒に何か好きなことしようよ。
（少し待つ）
ゲームする？お料理しようか？明日は◯時から◯時までの予定だよ。
早く帰れるように頑張るよ。ごめんね。」
（顔を見てナデナデする）
こんなふうに子供の気持ちに寄り添いながら
仕事にいく必要があることを
伝えていくのはとても大事です。
可能な限り子供と一緒にいたいという
気持ちを満たすような
言葉がけをされているのもいいですよね。
おそらくこの娘さんは
1人でいることが孤独であったり、
不安であったり、あるいは
退屈を感じすぎたり、
空虚感のようなものを
感じているのかもしれません。
子供にそれに耐えろというのは
なかなか酷なことですよね。
大事なことはまずは
共感、共感、共感です。
親の事情を言いたくなる気持ちは
もちろんわかりますが、
徹底的な共感によって、
子供のネガティブな発言に
寄り添うこと自体が目的です。
解決することが目的ではない
ということを心に刻んで、
あなたも子供に共感してあげてください。
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