物語文『一線の湖』(砥上裕將)を読み解こう

こんにちは。京進スクール・ワン六角橋教室です。
今回は、2025年度神奈川県公立高校入試の国語の物語文を解説します。
今年の題材は、画家の砥上裕將さんによる『一線の湖』。
水墨画を通して、「感じること」「表現すること」の本当の意味を描いた作品です。

 

 

 

🖋️ 物語のあらすじ

主人公・青山(僕)は、大学生の水墨画家。
小学校から依頼を受けて、1年生のクラスに水墨画を教えることになりました。

授業では「筆の代わりに指で描いてみよう」と伝えます。
形をきれいに描くことよりも、“感じたことをそのまま表す”ことが大切だと考えたからです。

子どもたちの中でも特にまじめな女の子「水帆(みずほ)」は、最初は形を整えることにこだわってしまいます。
しかし、シイタケを手に取り、光や感触を感じながら描くうちに、「見る」ことと「感じる」ことの違いに気づいていきます。

その瞬間、彼女の表情が変わり、絵も生き生きとしたものに――。
そして、青山自身もその姿を見て「自分もまた“上手く描こう”とばかり考えていた」と気づきます。
教えることで、自分も学び直したのです。

 

🎨 物語が伝えるテーマ

この物語のテーマは、「感じる心こそが、表現の出発点である」

形を正確に描くことよりも、自分の心が何を感じたかを表すことのほうが、もっと大切。

そしてその「感じる力」は、絵だけでなく人との関わり方や生き方にも通じています。
『一線の湖』は、芸術を通して“心の成長”を描いた静かな感動作です。

 

🔍 読解のポイント

① 行動の理由をおさえよう

青山が指で描かせたのはなぜ?
→ 感覚を通して、対象を“感じ取ること”を大切にしてほしかったから。

水帆が成長したのはなぜ?
→ 形にとらわれず、見えない魅力を感じ取ることの喜びを知ったから。

② 自然描写と心情を対応させよう

「光」「水」「静けさ」といった描写は、登場人物の気持ちを映しています。
光が差す場面=心の明るさ、気づきの瞬間。
こうした象徴を読み取ると、問題も解きやすくなります。

 

💬 まとめ

『一線の湖』は、「感じる」「表す」「気づく」という心の成長の物語です。
青山と水帆のやりとりを通して、“教えることは学ぶことでもある”という深いメッセージが伝わってきます。

読後には、「自分の感じたことを大切にしよう」と思える優しい余韻が残ります。

 

📚 京進の個別指導スクール・ワン六角橋教室からメッセージ🏫 

国語の物語文は、「登場人物の気持ちの変化」と「そのきっかけ」をつかむことが大切です。
六角橋教室では、入試問題を題材にした読解トレーニングを通して、

  • どこを読めば心情がわかるのか

  • 記述問題をどうまとめればいいのか
    を、ひとり一人に合わせて丁寧に指導しています。

また、冬の入試直前期には、
📝 「神奈川県公立入試 国語特訓」
📖 「読解力強化講座(論理 ing)」など、
得点力を伸ばす特別講座も実施しています。

国語の読解が苦手でも大丈夫。
「読み方」を学べば、誰でも理解のスピードと精度が上がります。

文章を読む力は、国語だけでなく全ての教科の基礎です。
京進の個別指導スクール・ワン六角橋教室では、
一人ひとりに合わせた指導で「読む力」「考える力」「表現する力」を伸ばします。

「入試に向けて国語を伸ばしたい」「記述が苦手」という方、ぜひ一度、教室までお問い合わせください。
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