FMレコパルを読む 第23回 特別編 FMレコパル購読をやめて次に買ったのは
--------------------------------------------------------------------FMレコパルを読む 第23回 特別編 FMレコパル購読をやめて次に買ったのは--------------------------------------------------------------------季刊 別冊FM fan-----------------FMレコパルのライバルというべきFM fanの別冊だ。本誌を購入したのはコンパクトディスクの研究のためである。FMレコパルではリスニングルーム訪問があったが、この別冊では訪問が特集されている。●読者訪問企画・長岡鉄男のオーディオクリニック 4名訪問・Dr.WHOのサウンド・アドバイス 4名訪問・読者のつくるコンポーネント作戦 4名訪問12名の訪問でカラーで半分近くのページを使用している。なお訪問以降は白黒ページとなり、数ページ後紙質が落ちた白黒ページへ突入する。この12名の訪問で当時のオーディオの状況が垣間見えてとても面白い。●長岡鉄男のオーディオクリニックまずは「長岡鉄男のオーディオクリニック」から見ていきたいと思う。・部屋の主役はオーディオの21歳青年。16歳から働いてマイクロのプレーヤにセパレートアンプなど高級な装置を揃えていった。六畳の和室だが、ビルにある会社の寮なので頑丈な作り。定位や低音が不満。スピーカの設置などを改善してみたが、どうもシャープさが出ない。いろいろ追い込んでいったが、結果としては針の汚れが原因であった。・長岡鉄男設計のスピーカを使う31歳のお父さん。・JBL4343を使う優雅な独身サラリーマン36歳。高級な装置を揃えているのだが、ケーブル類で損をしている。ケーブルを1つ1つ変えてみて変化を検証。自作のラックも強度不足、コンクリートも使っているが、その上に敷いた合板の上にプレーヤを載せているため、響きやすい板の上にのせているだけになって、コンクリートの効果は消えている、など、機器も環境もいいので、チューニングしていくとどんどん良くなっていくという訪問であった。・部屋も自作、バックロードホーンも自作の熟年44歳。おおむね好評。●Dr.WHOのサウンド・アドバイス・オーディオをTの字に置く、国鉄職員の33歳。正面のスピーカーから、中央手前にパワーアンプ、プリアンプ、一番手元にプレーヤが来るように部屋の中央をコンポが並ぶ。おおむね好評。・理髪店の経営する30歳のお父さん。婚礼家具に囲まれた広い部屋。ちょうど、婚礼家具が低音の吸収材となっている。オーバハングがおさまりがつかなかったのだが、原因はアームベースの取り付け方が逆だったため。今度はCDプレイヤーが欲しい。・映画の輸入が仕事の59歳。オーディオ歴は7年だが、しっかりと調整されている。CDも導入済み。・まだMcintoshは使っていない、若き日の原本薫子さん。エレクトーンの先生で黒人系サウンドが好み。課題はプレイヤーのグレードアップ。レコードを1500枚所有し、CDも60枚所有している。物が多く、低音が響きすぎるのが課題。持参したマランツのプレイヤーを視聴。●読者のつくるコンポーネント作戦・マイクロのターンテーブルを使う、21歳の青年。MCカートリッジのノイズ対策が課題。昇圧トランスの位置をいろいろ調整し、改善。ハイレベルのびりつきは針圧が軽すぎたためなど、細かく調整して改善していった。・四畳半の壮大な世界の21歳青年。4畳半でコンサートホールでのワーグナーの響きの空間の再現をさせている。カートリッジのグレードアップとCDの導入が課題。CDプレイヤーを借用してレコードと聴き比べ。CDの静寂ときめ細やかさがいい。ただ、濃厚な雰囲気が欲しい。満足度はレコードの方が上。・McintoshでJBLを鳴らす弁理士の33歳。事務机にコンポを並べている。八畳だが、仕事柄本が多く6畳相当。・ビデオカメラが欲しいパパになった23歳。ビデオカメラをメインとし、ベータムービーにするか、カメラとポータブルビデオにするか、後日近くのディズニーランドで撮影比較。名前を見るまで気が付かなかったのだが、レポーターを務めているのは若き日の福田雅光氏。■最新の海外スピーカーを聴くタンノイのスターリングは息の長いモデルだが、新製品だった頃の記事だ。いまはトールボーイ型になっているが、このころは、スピーカーとスピーカ台が分かれている少し幅広のモデルだった。■’83話題のテープ総決算 最新カセットテープ研究ティアックのオー・カセから始まる各社のテープの概要を説明してから、各銘柄ごとの詳細な解説に入っていく。それぞれ、アイワ、Lo-D、ナカミチのカセットデッキで周波数特性を測定し、視聴するというものだ。TDKでは新しくなったD、AD-S、ハイポジションで使用できるメタルテープHX、ソニーからはMetal-ESだ。インデックスカードやシールも紹介されている。ここで紹介されているHX,私は箱で買った。ある時期安売りしていたからだ。価格がメタルと同じなので、それならばメタルを買った方がと考える人が多くて売れなかったのかもしれない。HXの後継は出ていないと思う。■オーディオマニアのためのVTR大研究この頃、ハイファイVTRが出たからか、音質にこだわった紹介をしている。後半のビデオテープ紹介でも音にこだわった紹介をしている。ハードケースに入ったテープなど、各社の最高級グレードのようである。■最新コンポーネントパーツ90機種フルテストCDプレイヤーのところを見てみると、11万でロープライス機と書いてあるので、まだまだ高価な時代だろう。■テラーク盤CD/AD聴き比べ大会その2輸入盤LPと同じタイトルのCDの聴き比べである。■スピーカー・マトリックス・4チャンネル・ステレオの実験長岡鉄男氏による製作記事だ。読者を呼んでの体験会も開催している。■ちょっと一服の工作電子おやすみ器の製作記事である。雨だれの音で夢の世界へ誘い込まれるそうである。■ビデオディスク・レビュー渋谷陽一氏によるもの。前半がLD,後半がVHDである。様々なジャンルを紹介しているが、松田聖子と中森明菜はLDで、松本伊代はVHDである。その他、レコードやCDの紹介記事が後半には多数掲載されている。