「昨日は9時間寝ましたよー、めっちゃ頭スッキリ!」
シルバーウィークはのんびり勉強できる良い時期ですね。
特に高校生なんかは、大人もビックリするくらいのハードスケジュールに晒されている子もチラホラ。
「1日30分睡眠で生きていけたらいいんですけどね(笑)」
なんて夢のようなことを語っていた生徒もいましたが、成長期の彼らには十分な睡眠時間はあって然るべきもの。
部活が忙しい時期やテスト期間中なんかはそうも言っていられないに違いありませんが、短くても7時間、願わくば厚生労働省が推奨するように8~10時間ほどの睡眠時間を確保できるような生き方を目指すべきなのだと思っています。
ところが、国内の調査では約90%の高校生が十分な睡眠時間を確保できていないという結果を示しておりますので、当事者も周りの大人も
『まー理想は理想やけどねー・・・無理に決まってるよねー・・・』
くらいにしか考えていないということになるのではないでしょうか。
かく言う私も高校生のときにまさか9時間も10時間も毎日寝られていたハズもありませんし、今の高校生達も当然そうです。
問題意識はないわけではありませんが、かと言って、ちゃんと寝たら寝たで他の問題の方が大きくなってきてしまいますので、なかなかこの生活リズムというのは急激に変化させることは難しいでしょう。
「『情報』とか勉強せなイカンことを増やすよりも、『睡眠』を増やすためにどうしたらよいか議論してみては?」
なんて、ある人にとっては「ちゃんとした理屈」であったとしても、ある人にとっては「わがまま」「暴論」「やりたくない言い訳」なんて捉えられてしまう現状です。
なかなか子ども達の健康を守るという方向で議論が進まないのは個人的には残念ですが、世論が大きく動かないうちは周りに期待してはいけないなと考えている次第です。
ならば、
「制度はみんなを守ろうと変化しないだろうから、自分の身は自分で守るんよ。」
と、いつまでたってもスマホから目を離せない様子を見せる子どもらには、積極的に注意喚起をしたくもなります。
ただでさえ忙しくて時間のない人間が、自ら望んで時間を捨てに行っている。
そう見えてしまうこともしばしばですからね。
「そんなにやることを詰め込み過ぎずに、ちゃんと休みなよ」
時折、そんなことを言ってやらなきゃなと。
「このくらい書かないと達成感がないんですよねー。」

理科の受験勉強をしていた中3生のノートがこちら。
本人はとても満足そうに見せてくれましたが、私の目はショボショボになってしまいます・・・。
「あっらー、こんなにギュウギュウに詰め込んでまぁ・・・もっと『余白』を大事にしたらいいのに・・・」
まぁまぁ、ノートなんて自由に使えばいいですから、別に文句を言おうって腹じゃありません。
何でもかんでも詰め込むのが正義、ってわけじゃないよ、くらい言いたかっただけです。
「これはこれでいいんです!ちゃんと計算の時とかは広くスペース使ってますから!ほら!!」


あー、こっちの方が何か安心(笑)
見返すとしたら絶対こっちの方、私は断然こっちを支持します!
「スペースが多いと何か嫌なんですよねー・・・」
なるほど。
この子の価値観がちょっと見える気がする一言ですね。
私なんかは、むしろ「スペースが少ないと何か嫌」なタイプですから、理想とするノートの完成形は全然違いそうです。
どっちが良いかを争うのは不毛でしょうから、
「ま、ノートの余白なんてどっちでもいいけど、しっかり睡眠時間は確保してね。こっちの余白は絶対必要!」
と言うに留めることにしました。
長時間しっかり頑張っていただけに、ちゃんと休む時間も大切にして欲しいものです。
ふと日々の生活に目を向けてやると、随分余白の少ない日々を送らされているような気がします。
私はというと努めて余白だらけの人生を歩んでおりますので、日々の睡眠時間なんかに悩まされることはないのですが、受験生なんて生活をしていればそうもいかないことでしょう。
毎日やりたいこととやらなきゃいけないことに挟まれて、ストレスを感じているって子がほとんどなんじゃないでしょうかね。
シルバーウィークなんてやりたい勉強に勤しんで欲しいに決まっている期間ではありますが、こんなチャンスも滅多にありません。
「少し余白くらい作ってみては?」
つまり、
「勉強ばかりでスケジュールを詰め込むんじゃなくって、少しくらい好きなことに没頭する時間も用意してあげたら?」
ってことになるでしょうか。
無論、一生懸命に頑張る子に限り、ですけどね(笑)
「昨日は9時間寝ちゃいましたよー」
が許される、貴重な貴重な時期でございます。
ちょっと気を張り過ぎな子は、すこし肩の力を抜いてみましょうね。
いや、一方で、
「やべ、今日何もせんかった!・・・ま、明日やるしいっか!!」
な子には、ちゃんと周りが口うるさく言ってあげましょうね。
状況に応じて、然るべき対応を心がけていきたいものです。
涼しい夜も増えてきましたね。
しっかり休みながら、ちょろっと気分転換しながら、ちゃんと頑張る。
そんな連休にしていきましょうね。
「ちゃんとやれよ」じゃなくて、「ちゃんと休めよ」。
そう言ってもらえるような行動を心がけてくださいね。
私が全体に言いたいことは、まだこっちの方。
「ちゃんとやろうぜ。」
です。
まだまだ、その段階には遠く及んでおりません。
お互い頑張りましょうね。
西野でした。