2024年2月16日

来週の金曜日に学校でおりぞめzoom相談会を開きます。

今回は,相談員の話を聞きます。状況などが違うので,すべてをマネすることはできません。しかし,話を聞くことで,あなたの中の選択肢が増えるかもしれません。選ばなくても選択肢が増える,そのことがあなたの力になるかもしれません。

どうしていいかわからない状態から,こんなことできるかもということができるのです。それなら,こんなこともできるかもと自分で選択肢を作るきっかけになるかもしれません。

相談会は別名〈作選タイム〉と選択肢を作る時間です。

もしよければご参加ください。

参加の申し込みなどはこのブログの下記のページをご覧ください。

 

 

 

2024年2月6日
『学校でおりぞめハンドブック』を作ったので,そのアフターフォローとしてこの「学校でおりぞめ相談所」というのを作りました。

ここでは質問を受け付けていて,「学校でおりぞめの情報」を載せていこうと思っています。そして,zoomで相談会というのを開きます。質問したからと言って必ずzoomに出なければならないということではありません。質問と相談会は直接結びついていません。
「学校でおりぞめ相談所」には「相談員」というのがいます。こちらは,学校でおりぞめを意欲的に取り組んでいる人たちで,「学校でおりぞめを広めたい」というわたしの思いに賛同して知恵を貸してくれることになりました。
わたしは,小学校の経験がないので,小学校での質問に応えにくいこともあり,いろいろな人の知恵を借りようというわけです。
さて,zoomで相談会は,正解が必ず出るわけではありません。正解を答えられるものはあるかもしれませんが,その多くはこれでいいというのは言いにくいと思います。そこで,選択肢を示すということになると思います。いくつかの選択肢の中から選んでもらうというわけです。そこで,選択肢を作るということで〈作選タイム〉と名付けました。ゲームの途中で開く作戦タイムと同じようなイメージです。
さて,2月9日にその第1回が開かれます。

質問が今のところ寄せられていないので,相談員の人に〈学校でおりぞめ〉について話してもらって,質問をしたり,それがきっかけで疑問が出てきたらそれに応えるということもしたいと思っています。
興味のある方は是非。8時から9時までの1時間ですが,時には早く終わる場合もあることは書いておきます。
【申し込み】
戸田さんまでメールで申し込んでください。
戸田道代(とだ みちよ) torabaky●yahoo.co.jp 
●はアットマークに
タイトル「zoom相談会申し込み」
本文にお名前と読み方,そしてメルアドレスをお書きください。
今のところ,一度申し込んでいただければ,同じURLを使えるようにする予定です。
URLが変わったり,日時の変更がある場合は,メールでお知らせする予定です。
***
要望・質問などは山本まで

orizome●live.jp

●はアットマークに

2024年1月31日

学校でおりぞめをやりたいけれどなんだかなと思っている人も多いと思います。おりぞめをやっている人は特別なんだろうなと思うかもしれません。

今,学校でおりぞめをやっている人がはじめからどんどんやっている人ばかりではありません。

わたしが支援学校で《おりぞめ発表会》を発明・実施したのは1999年。その時,同じクラスで一緒にしたのが西岡さん。いまでは,おりぞめの新しい教材も支援学校で積極的に取り組んでいます。しかし,彼が,自分で染料や障子紙を買って子どもたちとおりぞめをたのしんだのは,わたしと一緒にしてから3年後です。

〈学校でおりぞめ〉と言っても,知ってからやるまでは時間かかることは当たり前なのです。だって,学習指導要領や教科書にはありません。ですから,やる必要はない中で実施するので,〈学校でおりぞめを子どもたちとするを選ぶ〉ということです。

選択肢の一つなので,選ばなくてもどうということはありません。

ただ,選ぶにあたって,こんな人もいるということで紹介します。

おりぞめに出会ったのは2004年。しかし,実際に学校でやったのは2011年。しかし,それからはやらずじまい。本格的に始めたのは2014年という人の話です。

小学校に勤める峯岸昌弘(みねぎしまさひろ)さんの場合です。

 

 

【おりぞめに出会う 2004年】
峯岸です。ぼくが初めておりぞめに出会ったのは,教師2年目の頃に一度だけ顔を出した昭島サークルで,でした(2004年)。
どなたが紹介されていたのか、もう記憶も曖昧なのですが,「教室掲示用にいいですよ」と,「いつも笑顔で元気です」と長い紙に習字で書かれたものが染められていて,「めちゃくちゃかっこいい!」と思いました。「売ってほしいです」とお願いしたら「じゃあ,次のサークルで持ってきますよ」と言ってもらえました。でも,その後,その人にサークルでお会いできることはありませんでした(^^;) また,残念ながら,自分で染めてみようとは思い至りませんでした。

その後,フェスティバルやら大会やらの売り場などで,染める体験をさせてくれるようなブースに出会うことはありましたが,「時間もかかりそうだし,まぁ自分がやることはないだろう」と,特にやってみることもなく,月日が流れました。

【学校でおりぞめをやってみる 2011年】
おりぞめとの出会いから7年くらい後の2011年。学年で「6年生の卒業式で,おうちの人に手紙を送る」ということが決まって,どんな紙に書くかの相談していたとき,ちょうどその頃『たの授』に載っていた,小沢俊一さんの「おりぞめで卒業の手紙」の記事を読んでいたぼくが,「こんなのでやってみませんか?」と「おりぞめ手紙」を提案してみたのです。家には,奥さんが買っていた染料がありましたが,奥さんもそんなに経験がないらしく,結局『ものハン』を読みながら独学でやり方をマスターして,学年3クラス合同のおりぞめをしたのが初めてです。今考えるとだいぶ無謀な挑戦だったなぁと思います(笑)。

その当時は,「おりぞめ自体がたのしい」という認識がぼくの中になくて,「何かをつくるために紙を染める」という〈作業〉として考えていました。だから,そういう「なにか物を作る」というような目的でもない限り,おりぞめをしようという発想はなく,学年で一緒にやった疲労感も思い出され,楽しかったのですが,それっきりやらないで過ごすようになりました。

【おりぞめを選ぶ きっかけ 2013年6月】
そんな中,おりぞめ革命のきっかけになるのが,2013年6月頃に群馬で行われた「親子孫おりぞめ講座」です。まず,次々に紹介される「おりぞめの多様さ」に驚きました。おりぞめの進化を感じることができたし,特に,簡単に共同作品ができる「ハートでハート」みたいな実践があることに感動しました。「これは絶対にやろう!」と心に決めました。
(染伝人から:群馬での「親子孫おりぞめ講座」の様子の画像がこちらにあります。)

群馬・親子孫でたのしい<おりぞめ>講座 : おりぞめ染伝人ブログ (exblog.jp)

【おりぞめ選ぶ (おりぞめ革命)2013年12月】
そこでは「月並みおりぞめ」も見せてもらったので,やると決めたのならすぐにでも始めそうなものだったのですが,すぐにはやりませんでした。7月のサークルのときには,同じ講座を受けていた都丸さんが,すでに「七夕おりぞめ」の作品をさっそく持ってきていて,「スゲー!」と心底驚きました。それには「やるぞ!」という気持ちが高まりましたが,それでもそのままやらない状態が続いて,ついにその年の年末12月になりました。

その頃,たまたま『たの授』に載っていた「だんだんツリー」を,なにげなく奥さんに勧めてみたら,次の日にもう実施したときいて仰天しました。先を越されたぼくの重い腰が,ついに上がりました。図工で取り組んでいたポスターが途中でしたが,その週はもう中断して(笑),「だんだんツリー」をやりました(『おりハン』の「あけてみてのおたのしみだね」参照)。その年は,5年生を担任していたということもあり,「6年生を送る会」の飾りを任されていたので,やりたいと思っていた「ハートでハート」を実施。おりぞめの使い方みたいなものが,わかってきた気がしました。
(染伝人から:奥さんに先を越される話は,『学校でおりぞめハンドブック』102ページ「あけてみてのおたのしみだね」に載っています。また,峯岸さんのだんだんツリーはわたしのブログに載っています。)
だんだんツリーで心も暖々…マサヒロ学級の場合 : おりぞめ染伝人ブログ (exblog.jp)
次の年の2014年。4年生で単学級を担任したぼくは,図工でいろいろな「おりぞめ」を試してみることを始めました。
いや,初めから毎月やろうとか決めていたわけではなかったのですが,ひとつやるごとに「次はこれをやってみよう」に変わりました。なぜなら,子どもたちが「おりぞめ」をものすごく歓迎してくれたからです。「またおりぞめしたい!」なんて言われたら,やりたくなるじゃないですか。そして,おりぞめは週1の図工,単発2時間で作品を作ることができるので,なにか大きな図工作品単元の合間に,気軽に入れることができるのです。

気づいたらその1年だけで,「おりぞめ自分の一字」から始まり,「おりぞめ手紙・簡易版」「おりぞめコラージュ・あじさい」「銀河K・天の川」「おりぞめ万華鏡」「だんだんツリー・ホワイト」「おりぞめハッピーくじ」「ハートでハート・フレーム」「送る会の壁飾り」という感じで,ほぼ毎月おりぞめをすることになりました。自分でもびっくりです。だからぼくはこの年を,自分の中で「おりぞめ元年」としています(笑)

それにしても,再びおりぞめをやり始めた2013年から,今年で10年になるんですね。
今ではレパートリーも増えて,当然のアイテムのように「おりぞめ」が隣にある学校生活を送っています。

でも,新しいことに取り組むのが早い方だと思ってる自分でも,おりぞめに出会った2004年から,コンスタントにやり始める2013年までには10年近くもかかっていて,すごく遅いということがわかります。誘う方としても,すぐには来ないだろうと思って,長い目でみながら紹介し続けるって大事だなぁと振り返る,今日この頃です。

峯岸昌弘^^

追伸
こうして思い出してみると,ぼくがおりぞめを始めるのにはいつも『たの授』に背中を押されていることに気づきました。
ありがたい話です(´▽`*)

(染伝人から:『たの授』に背中を押された峯岸さんですが,『たの授』推しの推しも担っています。
仮説社から『たの授』の見本誌がデジタルで手に入ります。

仮説社 ONLINE SHOP / たのしい授業 見本誌2021年春号【ダウンロード版】 (kasetu.co.jp)
そのはじめの方に
学級目標は どっちに転んでも,シメタ!……峯岸昌弘
という記事があります。このタイトルだけだとわかりませんが,これ,たまモノが出てきて,おりぞめの記事です。
体育関係で有名な峯岸さんですが,いまでは,〈学校でおりぞめ〉の講座もできるぐらい,数多くの実践をしている峯岸さんです。しかし,2004年におりぞめに出会ってから,初めて学校でおりぞめをしたのは2011年。しかし,それ以降はしていません。2013年に〈おりぞめっていいな〉と思う機会はあってもやらずに過ごして,奥さんに先を越されてやってみる,という,どちらかと言えばあまりかっこよくないスタート。しかし,その後は,峯岸さんの学級経営におりぞめは欠かせないものになっています。おりぞめに出会ってもすぐに学校でしない。必要があり学校でしても,続けてやろうと思わない。そんな人でも何かのきっかけで変わるかもしれない。こんな人もいるのです。やってみようと思ったきっかけは大切にしたいと思いますが,やってみなくても大丈夫ということは伝えておきたいです。)

峯岸さんが2014年に学級で一番最初にした「自分の一字」


わたしのブログに詳しい記事があります。

最初の学級掲示 「たのしい毛筆で自分の一字&おりぞめ」 : おりぞめ染伝人ブログ (exblog.jp)
峯岸さん,ありがとうございます。

 

【zoom相談会をします】

学校でおりぞめ相談所では〈学校でおりぞめ〉をしたいと思っている人,どんなことをするんだろうと思っている人たちの相談に応じます。

具体的な方法やプラン,考え方などを示すことができるかもしれません。回答が簡単にできないものもあるかもしれません。そんなときには選択肢を作って,一歩でも踏み出すきっかけになればと思います。

相談はおりぞめ染伝人こと山本俊樹までメールしていただければと思います。

山本俊樹(やまもと としき) : orizome●live.jp

●はアットマークに

***

それとともに,zoom相談会をしたいと思います。zoom相談会で相談したい人はメールにその旨を書いていただいてもいいですし,当日相談していただいても構いません。(ただ,事前に相談したい内容を教えていただけると実物を見せたり,実演したりできるかもしれません。)

これが正解ということは出せないときもあるかもしれません。その時は,いろいろな選択肢をみんなで出し合っていきたいと思います。〈選択肢を作る〉ということで〈作選〉としています。そして,2月から6月の第2と第4金曜日の8時から9時までの一時間できちんと終わります。ですから〈作選タイム〉と名付けました。

メールで相談していただいたからと言ってzoom相談会に出る必要はありません。ただ,zoom相談会でその質問についてみんなで選択肢を出し合うということはするかもしれません。もちろん,お名前や個人情報的なことは出しません。

【zoom相談会~作選タイム~の予定】

原則 第2金曜日・第4金曜日の夜8時から9時まで

2月 9日 23日

3月 8日 22日

4月 12日 26日

5月 10日 24日

6月 14日 28日

【申し込み】

戸田さんまでメールで申し込んでください。

戸田道代(とだ みちよ) torabaky●gmail.com

●はアットマークに

タイトル「zoom相談会申し込み」

本文にお名前と読み方,そしてメルアドレスをお書きください。

今のところ,一度申し込んでいただければ,同じURLを使えるようにする予定です。

URLが変わったり,日時の変更がある場合は,メールでお知らせする予定です。

***

要望・質問などは山本まで

 

 

 

2024年1月19日

来週の金曜日,

第0回 学校でおりぞめzoomで相談会~作選タイム~を夜8時から9時の間に実施します。

「ハードルを考える」というテーマで話し合いをします。

学校でおりぞめをするということでいえば,大きく三つのハードルがあります。

ここでハードルというのは,〈学校でおりぞめをやりたい〉と思っている人に取って,やりにくいと思う原因です。

その一…やり方が分からない(何をどうしたらいいのか)

その二…成功するかどうか不安(子どもたちが喜ばなければどうしよう,うまくいかないのでは)

その三…周りの人が気になる(自分のクラスだけ勝手なことをして,もっと大事なことがあるのではといわれそう)

もし,このほかにハードルがあれば,教えてください。

〈学校でおりぞめ〉を実施したいと思う人のやりたいことがやれるように応援したいと思っていますので,役に立つかもという情報は歓迎します。

zoomで相談会ですべてが解決するかどうかは分かりません。ただ,選択肢を示すことで一歩でも踏み出すきっかけになればと思います。

選択肢を作る時間ということで〈作選タイム〉としています。

なお,時間は1時間で終わります。

参加申し込み

戸田さんまでメール

メールアドレス torabaky●yahoo.co.jp

●はアットマークに

メールのタイトルは「26日申し込み」として,お名前とメールアドレスを書いてください。もし,質問などある場合はそこに書いていただいても構いません。

zoomのURLを送ります。

申し込みは前日の25日までにお願いします。

 

そもそも,おりぞめって何?など,他の質問・要望などがあれば,山本までメールください。

山本のメールアドレス orizome●live.jp

●はアットマークに