いまもそうだが、中学生の男子とは
「自転車をイジル」ものである。
ハンドルをあげるなんていうことは
当たり前のようにみんなやっている。
しかし、僕はしていなかった。
なぜかカッコイイとは思えなかった。
友達の山田君はさらに上をいっていた。
ピカピカ点滅するライトをつけたり、
タイヤにブラシをつけて、
走りながら車輪の枠を洗えるように改造をしていた。
ところがこれはすごく流行った。
僕もいくつか同じようなことをしていた。
そのライトを点灯させるには、タイヤの動力がいるので、
自転車のペダルをこぐ馬力がハンパなく要る。
それでもみんな喜んでライトを増やしていた。
ところが山田君はさらに上を目指し、
僕らの度肝を抜いた。
何と車のバッテリーをカゴに積んで、
自動点灯にしたのだ。
カッコイイというか、
そこまでいくとカッコ悪かった。
しかもとてつもなく重かった!
これは流行らなかった。
これをサカイにライトは消灯していった。