ハンドルを上げている中学生をみかける。


考えてみると僕は中学生の時、何一つそういうことをしていなかった。

みんながハンドルをあげているから、自分はあげなかったし、

みんながヘルメットをかぶらずに自転車に乗っているから、

友達の中でただひとりヘルメットをかぶっていた。


たばこも吸ったことがない。

高校生のとき、うれしそうに吸っている先輩をみて、

まるで「俺いけてるやろ」と悦にひたっているようにみえたからだ。

センスがない。カッコ悪いと思ったのだ。


音楽の授業では、ひとり大きな声で歌っていたし、

授業前の起立なんかは、立っていない友達に注意していた。


決してマジメだったわけではないが、

人と同じというのが嫌だったのだ。


そう考えると、もしもみんながマジメな人ばかりだったら、

おそらく僕は伝説の不良になっていたかもしれないなと思う。

しかも一匹狼の。