こんにちは☺
「小児科医が教える全受容教育」をお伝えしている
小児科医の松島市佳(まつしまいちか)です。
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子育てのお役立ち情報を中心に
我が家のおもしろエピソードや
私が親として、そして一人の人間として
楽しんでいることや
人生について感じることなどなど
発信していきます♪
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このタイトルを見て
どんな状況が思い浮かびますか？
それぞれの家庭で
バトルになることって
案外決まっていることのような気がします。
毎回バトルをし
そのたびに親御さんは
自己嫌悪に陥ったり
罪悪感を持ったり
敵対心を持ったり
無駄なエネルギーを
お互い使っていませんか？
我が家の場合は
娘のヴァイオリン練習の際に
定期的にバトルが繰り広げられました。
３歳からヴァイオリンをはじめ
ヴァイオリンが大好きでどんどん上達していった娘
いまでこそバトルもなく
自分で練習している娘ですが
ここに至るまでに
相当なバトルを繰り広げていました。
娘は新しい曲を始めるときに
その曲を弾いた第一回目から
間違うと大泣きしてしまい
レッスンにならないということもしばしば
初見で間違うのなんて当たり前って
思うのですが
彼女の中では
それがとても悲しくて嫌なことだったのですね。
家での練習でも
間違ったところを指摘されると
大泣きで手が付けられませんでした。
そのころは
私も一緒にピアノを弾き
一緒に練習するスタイルをとっていましたので
楽譜を見て
ここが違ってたねって
普通に
怒るわけでもなく
話しかけていたのですが
それを言われるととても嫌な気持ちがしてしまうようで
大泣きが始まります。
当時の私は
娘が泣き出すと
とてもイライラしていました。
なんでかというと
練習時間が長引くと
寝るのが遅くなるし
早く終わらせたいっていう思い
自分の中でスケジュールが決まっていて
その通りに行かないとイライラしていたのです。
そして
娘に対して
間違いを指摘してあげたのに
なんで泣くの？っていう
なんというか不条理さがあったのです。
そしてそして
もっと深いところには
宿題の曲を仕上げないと
練習させていない親と思われるとか
先生の印象が悪くなるとか
まあ、自分に対する評価が落ちるというような
感情もあったのです。
ここ、その時はなかなか自覚できていなかったのですが
今ははっきりとわかります。
自分の評価を気にしていたのです。
そして
娘のために教えてあげているのに
反抗しているととらえ怒りの感情もあったのですね。
今思うと娘は
ただただ
悲しくて
嫌な気持ちがして
自分が間違ったことはわかっているのに
指摘された嫌な気持ち
悲しい気持ちを
ただただ表現していただけなのです。
その娘に私は
切々と
どうして泣くのがよくないのか説明していました。
泣いている間にたくさん練習できるよ、とか
間違ったところを教えてあげないとわからないでしょ？
泣いている時間がもったいないよ、とか
寝るのがおそくなっちゃうんだよ、とか
○○ちゃんが気づかないで間違ったところを教えてあげたんだよ
間違うから上手になれるんだよ
なんで泣くの？
なんで？
教えて。悲しいの？くやしいの？
ママは○○ちゃんに上手に弾けるようになってほしいから
言っているんだよ
と
娘に話していたのです。
今書いていてとても苦しいのですが(笑)
当時は
本当の本当に
心からそう思っていたのです。
娘にとって
上手に弾けるようになることが一番いいのだと
こんな話を聞いても
娘は泣き止まず
返事もせず
反応もないので
余計イライラした私は
もう一人で練習するか
ママと一緒に練習するか
どっちかにしようって
言っていたのです。
ママも毎回こんな展開になるの疲れるからって
そして
ママと一緒に練習したいって
娘が言って終わっていました。
このバトルが毎回新しい曲になるたびに
難易度が上がるたびに
繰り返され
ほとほと疲れてきたとき
娘が
一人で練習する、って
最後に言ってきたのです。
楽譜も読めるようになり
リズムもメロディーも
耳で覚えているので
できると思ったのでしょう。
娘の自立は喜ばしいことのはずなのに
私は
とても悲しく、とてもショックでした。
娘に見放されたって
娘からもう必要ないって言われたって
思ってしまったのです。
本当に一人でできるの？
と聞くと
できる、というので
じゃあそうしようかと
そこでバトルはいったん終わりましたが
私の中では消化しきれない思いがありました。
そして
なぜ私はこんなにもイライラするのか
なんで娘に躍起になって練習させるのか
そこを深く深く丁寧に見ていくと
前述したような
自分の存在価値や評価を求める心を
根底に見たのです。
その時
自分のとても嫌な部分を直視しました。
そしてその思いに気づくことができたとき
娘になぜヴァイオリンを習わせたのか
初心を思い出したのです。
私はただ、娘に
自己表現の手段としての音楽を与えたかっただけ
生涯を通して
音楽を楽しんでほしかっただけ
楽しい時、うれしい時はもちろん
何か悩みがあった時、つらい時、悲しい時
それをうまく表現できないときに
音楽ってとっても救いになることがあるって
そして
音楽とともに歩む人生
そんな豊かな人生を娘に歩んでほしいという願いから
ただそれだけだったことを思い出しました。
どんどん上達する娘に
知らず知らず期待し
当初の願いを忘れていたことに気づきました。
この思いに気づいてから
視界がぱっと開き
何をやるべきか
何をしなくていいかが
はっきりとわかったのです
自分の軸が決まった気がしました。
ヴァイオリンを通して
私は何を娘に得てほしいのか。
それを自覚すると
毎日練習しないといけないという思い込みも
上手に弾けることがよいことという思い込みも
間違ってはいけないという思い込みも
すっきりと捨てることができました。
(ヴァイオリンは一日練習しないと戻すのに５日間かかるとかいうのを聞いていたのです)
今娘はヴァイオリンを楽しみながら
好きな時に弾き、練習をしています。
でも、何の問題もなく
コンサートでも立派に弾いていました。
そう、何の問題もないのです。
問題が起こるかもと思っていたのは
ただの妄想(笑)
だったのです。
子供の言葉を信じ
そのようにさせてあげること
そこでどんな経験を得るのかは子供に任せる
どんな思いをするのかも子供に任せる
自分でとった行動の責任は自分で負えるのです。
今日のタイトル
無駄なバトルをなくすには
そもそも
そのバトル
必要ですか？
親がさせたいことって
子供にとって本当に必要なことですか？
どうしてそれをさせたいと思うのか
バトルをしてまでしなければいけない
重要なことなのか？
その根底には
自分に対するなんらかの思いがかくれていませんか？
親だからって子供に
頭ごなしに何かを強制させることは
お互いにとって
何の利益も生まないもの
表面上
いうことを聞いてくれれば親は満足したかのように見えるけど
それって一時的なもの
子供にとっては大きなしこりが残ります。
親にとっては嫌な感情が残りませんか？
いうことを聞かせることで得られる満足感って
心からの満足感ですか？
その根底にある自分の思いに気づいてあげることで
自分を受け入れてあげることで
見える景色はガラッと変わってきます。
見える景色を変えたい！って思うお母さん、お父さん
私と一緒に
どんどん景色を変えていきましょう＾＾
いちか先生、分かっているけどうまくいかないよ～😢という保護者様！
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