今日、息子とのやり取りで、とっても心があったかくなったことがありました♡
朝ご飯を食べて、家事を済ませ、そろそろ買い物に行こうかなと思っていたら
息子が急に聞いてきました。
「ま~ま~!あの、こういうのが~、たっくさんはいってた、あの~、あれっ、どした?」
(まったくわからん、なんのこといってるのかわからん)
「あれって、箱?それとも、カードみたいなののこといってるの?(小さい紙に剣のイラストが印刷されているものを持っていたので)」
「そうじゃないんだよ!そういうのじゃないの!」
「じゃあ、カード?紙?」
「かみじゃないんだよ!かーどとかじゃないの!」
(この時点で泣きそうになっている)
「○○君が何を探しているのかわからないんだけど、なんのこといっているの?」
「だ~か~ら~!そういうのじゃないの!ママ、すてちゃったんでしょ!」
「(やばっ、引越しのときに勝手に色々捨ててる、、)なんだろう?それはどういうかたちなの?」
いつもの調子と違う、お怒りモードの息子の感情に対して、防御反応としての闘争モードになっている自分に気づいたので
一旦、気持ちをフラットに戻して、聞いてみました。
すると、折り紙の裏に、その形を書いて私に見せてくれました。
??モンスターボール??
真ん中に円、放射線状に伸びる何本かの直線と周囲を囲む円。
「こういうの!おたのしみかいのときに、ぼくが、げっとしたやつ!おかしとかたべたあとに~げっとしたの!!」
「お楽しみ会の景品とか?下に敷いてたシートみたいのとか??」
「もう!!そんなんじゃ~ない!!なんで、しーととか、ぼくがもってかえってくるの!?」
(余計分からなくなってきた、、、。いろいろ聞いてもわかんないし、これ以上聞いたらヒートアップしそうだな。)
「う~ん。ちょっとわからないな~」と言いながら、その場を離れました。
経験上、彼がこういう状態になったときは一人にしたほうが落ち着くのです。
家の中をお怒りモードでうろうろしている息子。
これが彼なりの気持ちの落ち着け方なんでしょう。
私は洗濯物をたたみながら、様子をうかがっていました。
その時、急に、はっ!っと分かったのです。
あ、あれか!
それは息子が絵に描いたものそのものでした。
彼が探していたもの、それは
これでした(笑)
確かに、だいぶ前に学校から、こんなおっきいもの良く持って帰ってきたなってくらい
大きな、これ、を持って帰ってました。
そして、この中に、最初に見せてくれた剣のイラストが描いてある小さな紙が
たくさん入っていたような。。。。
でももう捨ててしまった。。。。
「○○くん!わかったよ!こういうのでしょ!」
「そう!それ!それ、どこやった?!」
「、、、、、。多分捨てた。。。んだけど、中身は捨ててない気がする!」(嘘(笑))
一瞬、私に疑いの目を向ける息子。
ここは、注意を違うところに向けるべし!彼は何を望んでいるのだろう?それを聞いてみよう!
「○○くん、多分、探してるものは今すぐ見つからないと思うんだけどさ、剣のイラストとかは印刷できるよ。」
「だめ!あれがいいの!」
そうだよね、あれがいいよね~、でも、ないんだよね~。。捨てちゃったから、、、。
「そっか~、でもね、すぐには見つからないと思うんだよね~。どうしよう?どうしたらいいと思う?」
「、、、、、、」なんか、考えてる様子。気持ちが切り替わってきた感じ~。
「じゃあ、画像をいろいろ見てみよう!どういうのか、ママに教えて!」
この時点で、結構お怒りモードが収まってきていて
気が紛れてきている様子でした。
そのあと、画像をいろいろ見ているうちに完全に通常モードに。
二人でスマホの画面を見ながら、わいわいしながら印刷する画像を選びました。
そのうち、甘えん坊モードになって、私の肩に頭をのせて寄りかかってきたので
私は彼の肩に手をまわして、抱っこしてあげました。
途中、何度か、私の感情は波風が立っていましたが、それを俯瞰する自分と
状況を調整する自分がいて、冷静に対処できたな~、なんか、私、変わったな~って
改めて感じた出来事でした。
丁寧に関わってあげると、子供はその大人を信頼します。心がつながった感じがしました。
彼もそんな感覚を感じていることと思います。
こういった小さなことの積み重ねが、人間関係にはとても大事なんだなと思いました。
子供に限らず、身近な人にも、丁寧に接していきたいな~。
さて、私が息子とのやり取りの中で意識的にしていることがあります。
それは、「ラポールをつなぎ続ける事」です。
ラポールとは「信頼関係」と思ってください。
本来のフランス語の意味は「橋を架ける」です。
人と人の心をつなぐ架け橋。
素敵なことばですよね♡
ラポールをつなぎ続けるには、あるスキルが重要になってきます。
そのスキルとは、とってもシンプルなこと。
今回のやり取りでは
1、相手のリズム、声色、視線、感情に合わせる
2,相手の言葉を、一旦受け取って、そのまま返す
3,子供の意向を聞く
この3点をしっかりとしていると思います。
そのあとの対応は、彼の望む心の状態にフォーカスをあててお話ししています。
お子さんとのやり取りの中で、何かうまくかみ合っていない
感情が先走って、ついきつくいってしまう
など、毎日の生活の中であると思います。
子供の言うことをじっと待って聞けるときと聞けない時。
その違いは、聞く側の心身の状態の違いです。
いつもいつも素敵でいなくても良くて
状態が良くないことの指標として、お子さんへの反応は自分を振り返る材料になるといいですね。
小児科医が教える「全受容教育」では、もっと掘り下げた内容を3ヵ月プログラムで習得していきます。
私自身も実際にやってみて、自分の変化を子供の変化をひしひしと感じています。
モニターさんにも実践してもらって、効果が出ています。
現在準備中ですのでお楽しみに♪