先日、肩の反復性脱臼の手術を受け

術後約二週間

固定期間が終了します。


この後はリハビリをしていくのですが

関節内の縫合部位がきちんとつくまでは

約3ヶ月ほどかかるそうです。

徐々に可動域を広げていく

急なテンションをかけないように

少しずつ少しずつ広げるそうです。

手術後の固定期間中に

ずっとアームスリングに腕を入れていると

肘を曲げた状態なので

たまに肘を伸ばしてください
と言われていたので

それをしていると

娘と息子が不思議そうに見ています。


何してるの?



肘を伸ばしたり
筋肉をほぐしたりしてるんだよ。


へー、なんで?



筋肉とか関節はね
動かさないと固まっちゃうの
使っていないと筋肉が硬くなって
筋力も落ちるんだよ。

だからたまに動かしてあげないとね。




と話すと、納得していました。




そして一週間ほどたったお休みの日に

ショッピングモールで
お昼にMのつく
ファーストフードを買った時に

わたしは子供たちに



たまにこういうの食べるの
良いよね。でもたまに、にしようね。



たまにってどれくらい?



そうだな〜、3ヶ月に1回くらいかな。
忘れた頃に、って感じかな。

あ、そうそう
たまにこういう
ファーストフードみたいな
体によくなさそうだけど
美味しく感じるものを
食べるのは良いと思うよ。

なんでだと思う?




娘に聞いてみました。


一生懸命考えているようです。

わかるはずないな、と思い
説明を始めました。



人間の体にはね、
外から入ってきたもので
体にとって毒となるものを
排除する機能があるんだよ。
その機能はね、、、、


と話しを続けようとしたら

娘が



あ、だから、たまに食べるのは良いんだね。



と、何かに気づいて合点がいった様子。

何か、彼女の中で
アハ体験があったようなので
次の発言を待っていると




だってさ
その機能を使ってあげないと
ダメになっちゃうから
たまに使ってあげるんでしょ


というので、わたしはびっくりしました。



思わず、なんで知ってるの?
ママ教えたことあったっけ?


と聞くと

キョトンとして、何を今更
みたいな表情で



えー、だってママ
前、使ってない筋肉は
硬くなって筋力も落ちるから
たまに伸ばしたりしないとねって
いってたじゃん

だから、それと同じで
肝臓の機能も
使わないとダメになっちゃうから
たまに使ってあげるんでしょ。



と、当たり前のことのように
話していました。



肝臓のことは聞いてないけど
筋肉のことは言ってたじゃん。

という彼女の論調。


それとこれとは同じでしょ
なのに、今更なんで聞くの?
みたいな感じでした。



わたしはとても驚くとともに
娘のこの頭の柔軟性というか
応用力というか類推力というか

物事の本質を捉えて
それを他のものにも当てはめる能力が
高いことに
びっくりするとともに
とても嬉しくなりました。

そしてそれを大したこととも思ってない
普通のことだと思っている

逆になんでそんなこと聞くの?
くらいの調子でしたし。


生きる力を身につける
とか
自分で考えて
自分で行動できる子になる
とか

各所で言われている
このスローガンですが

身につけさせようとして
身に付けるものではなく
環境の中で自然と身につくもの
成長の過程で試行錯誤しながら
身につくものだから

環境を用意し
その過程を見守ることができれば
人間であれば
自然と身につくのではないかと
彼女をみていて思いました。

実例を目の当たりにした感覚です。

大袈裟ですか?
親バカですか?

いいんです、それで。

わたしは単純に感心したし
本当にそう思ったし
彼女にも伝えました。

これからの彼女の成長が楽しみです。