7月から新しい病院での勤務が始まった。

 

まずは月に2回

そして月に4回

 

今月は月6回の勤務

 

半日の外来で、企業健診

特定健診

予防接種が主な業務です。

 

私としてもどんな雰囲気の外来なのか

どんな病院なのか

探り探りの勤務

 

外来の看護士さん、事務の方も

私がどんな人物なのか

探り探りの接し方

 

そんな感じで最初の2回の勤務が終わった。

なんとなく感覚が分かり

距離感も分かってきた。

 

次の勤務で

いつも通り

よろしくお願いしまーす。と

外来看護士さんたちに

一括してあいさつすると

 

ある看護士さんが

挨拶を返さず

忙しそうにしていた

 

その日はその看護士さんは

終始そんな感じで

 

何かあったのかしら?と思っていた。

 

実は少し苦手なタイプ

どの職場に行っても

このタイプの女性がいて

あまりいいことがなかったので

なるべく接触しないようにしていた

 

いつもの私の反応パターンが発動し

関わりたくないな~なんて思ってました。

 

認知バイアス発動ですね。

 

でもね、

いつもこのタイプの人とは合わないからって

今回も合わないとは限らないよね~と

 

認知バイアスを外してみたらどうだろう?と

実験開始。

 

次の勤務ではあえて

看護士さん全員の顔を見て

一人ひとり

笑顔で挨拶をしてみた。

 

その苦手なタイプの看護士さんにも

笑顔で目を見て

ゆっくりとした間で

よろしくお願いします、と挨拶をしました。

 

すると、前回とは打って変わって

機嫌よく挨拶を返してくれました。

 

当たり前といえば当たり前

 

その後の勤務中

何が変わったのかというと

私のその人に対する認識が変わったし

とても心地よく過ごせている自分がいました。

 

なので、勤務が終わって帰るときも

自然と笑顔がでていたようで

 

すれ違う職員さん

理学療法士さん

看護士さん

 

みなさん

穏やかに、にこっと笑顔で

お疲れさまでした~と

通り過ぎていくように感じたのです。

 

最後にあいさつしたのは

初めてみた若い男の子の職員

私の顔を見るなり

にこっと笑顔になり

お疲れ様です!と。

 

私も嬉しくなり

にこっと笑顔で挨拶を返しました。

 

医師という職業柄

皆さん、少し恐縮しつつ

挨拶を返すことが多いのですが

 

それは、私が作り出していたものかも、、と

そんな気がしてきました。

 

物事は変わっていないのに

自分のとらえ方が変わるということは

本当によくあること

 

職員さんたちは何も変わっていないのかもしれない。

 

私の見ている世界が変わってきたのでしょう。

 

また一つ自分をいい状態にする方法を経験しました。

 

(マチュピチュ:行けないと思っていた遺跡に行くことができた。そう、行けるのです。

旅行は、経験則が当てはまらず、予想することが困難なことがたくさん。

認知バイアスを外し、その時のベストな選択を考える訓練になる)

 

私はいつも自分がどのラインにいるのか

自分を観察しています。

 

自分のいい状態を、体感覚で記憶し

そこからずれたら、それを自覚し

意図的に状態を戻す

 

そしていい状態でいる時間を

長くしていく

そうすることで自然と

そこに引き寄せられる人を大切にしていけばいい

 

まあ、いつもいつも幸福感にあふれている人はいないけれど

その時間を長くする工夫はできる

 

自分の状態を常に観察し

いい状態に保てる術を身に着け

適宜自分をメンテナンスしていく

 

その方法は世の中にはいっぱいあるから

 

自分に合った方法を選んでいけばいい

それには実践あるのみ

トライ&エラーのデータを積み上げていくことは

 

自分を知ることでもある

 

人は結局は

自分のことが一番好きだし

一番大事なのだから

 

その自分を知っていくことは

何物にも代えがたい喜びなのでしょう

 

他者からの承認も必要

でも

自分で自分を探求していくことは

他者からの承認に匹敵するくらい

心を満たすものではないかなと思います。

 

私はまだ、私がわからない

だからこそ

日々自分を知っていくことの喜びを感じる

 

自分を知るということは

他者とのかかわりなしには成り立たない

 

だから私は人との出会いが面白い

 

こんな感じで人生過ぎていったら

満足、満足