一昨日の夜

 

それは突然やってきました。

 

夕飯の準備をしている最中に

 

いつものように

 

「もう少しでできるから、○○ちゃん、○○くん、

テーブルの準備してね~」

 

と声を掛けました。

 

まあ、一回ではやらないので

何回か声をかけるのです。

 

いつもは夕食ができると

テーブルに来て

カトラリー類を出したり

ランチョンマットを敷いたり

するのですが

 

一昨日は

全く動かず

遊びに夢中

 

「夕飯出来たから

テーブルの上片づけてー」

 

と、娘の近くまで行って

声をかけたのですが

 

動かず。。。

返事もせず。。。

 

だんだんイライラしてきて

 

「なんでママの言っていること

やってくれないの!!

何回も言ってるでしょ!」

 

と怒り気味に、口から言葉が出ました。

 

ここで私は、自分がなんだか

可哀そうな存在だと

自分で思っていると

はっと気づいて

 

あ、これはよくない

思考回路になってるなと

気づいたことで

少し冷静になり

 

「○○ちゃん、ごはんだから遊ぶのやめて

テーブルの上、準備してっていってるのに

どうしてやらないの?聞こえてないの?」

 

と聞くと、

 

「聞こえてるけど、体が動かないの」

 

と言いました。

 

体が動かない??どういうこと??

 

体が動かない、という表現を聞いて

なんて言い訳するんだ!と最初は

イライラが湧いてきましたが

よく考えると

 

あ、食べる気がない

本当におなかがすいていない

もしくは今は食べる気がない

遊びたい

ということだな思いました。

 

そして、聞くと

今はお腹がすいていないということでした。

 

食事とは本来

おなかがすいているときに食べるもの

 

一日3食っていうけれど

毎回お腹がすいているわけでもなく


一日の活動量もその日その日で違うし

活動内容も違う

気分も違うだろうし

 

娘のこの反応に妙に納得しました。

お腹がすいていないから

食べない

ので、準備する気になれない

体が動かない

 

ってこと。シンプル~(笑)

 

 

私が子供と接するときに大事にしていることは

その子が感じる感覚や感情を

そのまま感じたり出せるような環境でいること

 

です。

 

毎回そのようにはできないし

私も人間なので感情の起伏もあるし

周りの状況でそうできないときもあるけれど

 

私も状態が良く

環境もOKなら

 

こどもから出てくるものはそのまま

そのまんま

こどもが感じられるように

こどもが十分自分のものとして経験できるように

私は観察者になるのです。

 

すると

こどもは自分で勝手に

経験値を増やしていき

自分から出てくるものの解釈も

自分でするのです。

そして自分で判断し行動できるようになっていくと思っています。

それがその後の幸福に直結すると思ってます。


 

話がそれましたが、

 

娘の、体が動かない、発言を聞いて

 

じゃあ、どうしようかなと思ったときに

 

人間は自ら決めて行動することが

一番幸福度が上がる

 

ということが頭に浮かびました。

 

「じゃあ、今から寝るまでの行動を

自分で計画立てて

自分のタイミングでやるか


ママが毎回、今はこの時間

今はこれやって

次はこれねっていってやるのと

 

どっちがいい?」

 

と聞くと、初めは

面食らったような顔をしていました。

 

私の言い方、顔つきが

少し怖かったのかもしれません(笑)

 

ですが、私も話しているうちに

落ち着いてきたので

話を続けます。

 

「ママは夕飯はできたらすぐ食べたいから

食べるけど、一緒に食べなくてもいい。

○○ちゃんの分はおいておくから、

好きに時間を決めてやってみる?」

 

と聞くと、

 

「自分でやる。」

 

と返事がありました。

 

 

計画を立てたからと言って

その通りにできなくてもいい

 

出来なかったら

その結果は自分で受け止める

 

やりたくないことはやらなくてもいいけど

その結果は自分で受け止めるんだよ

 

そして

次計画立てるときに

どうしたらいいか考えたり

優先順位を考えたりしたらいい

 

ということを伝えました。

 

それを紙に書いてやってみてと。

 

 

ママがやってほしいことは

宿題、ピアノ、ヴァイオリン

ごはんを食べる、お風呂に入る

明日の準備をすること

 

あとは○○ちゃん

動画見たかったり

遊びたかったら

それも予定に入れてね。

そして書いたものをママに見せて

 

と言いました。

 

そして、くどいようですが

宿題、ピアノ、ヴァイオリンの練習を

やらなかったときの結果の予想を

今までの彼女の経験を交えて伝えました。

 

そして、書き上げた計画はこちら。



 

結論から言うと

娘の表情はとても生き生きとして

自分で決めたことを誰の指図もなく

自分でやることの達成感を感じているようでした。

 

さっさとやることをやり

やりたいこともやり

気づいたら一人で寝てました。

 

なんていい自己完結。

 

翌日も楽しそうに計画を立ててやってました。

 

そして、計画表を張る台紙など作って

楽しんでいます。



 

ピアノもヴァイオリンも毎日練習しているから

苦手なところができるようになるという喜びも

彼女の中で生まれたようです。

 

娘はとても器用な子なので

ピアノもヴァイオリンもそれほど苦労なく

さほど練習しなくても

なんとなくで弾けていました。が、

やはり曲が難しくなってくると

そうもいかず。

 

練習してないからできないのに

できないのが悔しくて

レッスンで泣きわめく(笑)

ということが立て続けにあったのです。

 

その経験があったから

今やっと家での練習の意味

苦手なところでも

何度もやればできるようになるということ

その喜びなどがインプットされたのでしょう。

 

こうやって、自分の経験、感情を通して

学んだことは

きっと彼女のこれからの人生に

役立つことでしょう

 

また一つ、彼女の自立が深まった出来事でした。

 

私の手間も省けて

お互いがいい状態で入れる

 

それが世間の常識からはみ出していたとしても

何の問題もない

 

私たちは世間のために生きているのではない

自分自身とその周りの人の

幸福のために生きている♪

 


昨日の計画表を朝こっそり見たら


メアス、、、



なんか宝石みたいね。


朝から笑わせてもらいました^_^


1日の終わりに

充実感を感じながら

眠りにつく


よく眠れることでしょう。