自慢ではありませんが、私は結婚するまで餃子を作ったことがありませんでした。
実家でも手作り餃子を食べた事がありません。
と言うと、まるで母が料理をしない人のように思われてしまうので、誤解のないように書きますが、決して母が料理をしなかったわけではありません。
味も、まあまあ人並みには作れます。
それどころか、一時期料理学校にまで通っていました。
でも…手作り餃子とか、手作りシュウマイとか、ロールキャベツとか、コロッケとか…。
そういう系のものは、いつも冷凍物。
一般的な家庭料理で、「実家で食べたことがない」って品も、実は結構あったりします。
でも、かと言って、決して毎日ご馳走が並んでいたわけでもないし、一般的な家庭料理で育ったと思うんですけど…なんでしょうね???
多分、母の実家でも出てきたことがなかったのかもしれないし、元々あんまり料理が好きではないのかもしれませんね。

ということで、こういう類の料理への憧れは逆に私は強く。
結婚して間もなく、初めて餃子とやらを作ってみました。
でも、レシピに包み方やなんやらまでは載ってないじゃないですか?
私が多分こうであろうと思って作ると、一切料理をしない夫が
「何か違くない???」
と…。
夫の話だと、包み方も焼き方も盛り方も何から何までが違うと。
おまけに冷凍餃子はちゃんとパリっと焼けるのに、私が作ったのはなんだか水っぽくて
「残りはスープ餃子にしたほうが美味しいかも…」
と言われるしまつ…。
それで、滅多に喧嘩はしないのですが、あまりに悔しかった私は、そこで初めて泣かされたのです。

そんなわけで、その次の帰省の際に、義母に「正しい餃子の作り方」を教えてもらったのです。
それでまあ、何度か修行を重ねて…やっと「まともな餃子」を作ることができるようになりましたチョキ

そうしたら、新年最初の『マツコの知らない世界』で餃子をやっていたじゃないですか。
それによると、白菜の浅漬けを入れると美味しいという。
で、ああ白菜の浅漬け、あったなあ…と冷蔵庫を覗いたら…やっぱり案の定腐っていました叫び
で、いろいろと試して最近、やっと確立されつつ私の餃子のあんの作り方(てか、本に載ってたんだけど)で手作り餃子。
そうそう、冬になるとついつい買ってしまう酒粕なんですけど、意外と賞味期限が短くて余りがちなんですよ。
それで、酒粕の本
麹と酒粕のおいしい食卓/小田 真規子

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に載っていた方法でひき肉に酒粕を混ぜ込んで作ってみました。
これだと、結構ジューシーでちょっともちもち感も出て体にも良さそうでいいんですよ。
ちなみに、餃子の皮は私は不器用なので、大きめで厚めのしっかりしたものを使います。
番組ではモランボンをお勧めされてましたが、この辺りではモランボンの餃子の皮は見かけません。
モランボン、一般的だと思うんですけどねえ…ショック!

焼き上がりはこんな感じ。
IMG_1362.JPG
ちょっとフライパンの場所によって色具合がまちまちですけどね…。。。

一番新しいドリのアルバム『ATTACK25』に、25年前に発表された『あなたにサラダ』の続編『あなたにサラダ以外も』が収録されていて、その中で「餃子をフライパンごとひっくり返せるか返せないか」みたいなことを歌っているのですが、これってフライパンにも寄るよね?と強く思いながら、私は安全にフライ返しで盛りましたにひひ

そうそう、餃子の羽って、片栗粉と小麦粉どっちがいいんだろう…。
そこがまだ定まっていません(ちなみに、夫は羽にはこだわっていないらしい…私は、羽、大事なんだけどなあ)。