ゴールデングローブ賞やアカデミー賞で今話題のディズニー映画『アナと雪の女王』。
CMでは、May.Jさんの美しい声が印象的。

でも、あれ?ちょっとまって?って思った人も多いはず。
「雪の女王」ってあのアンデルセンの作品が映画になったのかしら?
でも、『雪の女王』は、男の子が出てこなかったっけ?
と疑問に思い、慌てて調べてみたら、やっぱりデンマークの作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『雪の女王』が原作とあります。

でも、でも、でもなあ…。
『雪の女王』は、カイとゲルダだから出来た話であって、女の子二人じゃあ全然違う話じゃないの?
と原作の大ファンとしてはついつい文句を言いたくなってしまいます。
そもそも、ディズニーは著作権、著作権とあまりに言うわりには、『リトルマーメイド』だって『人魚姫』と全然違う話だったし。
著作権が切れてるから作り直ししやすいのかもしれないけど…。
あれ?ディズニーはアンデルセンが好きなのかな?

と色々思っていたところで、
世界25カ国で主人公エルサ役の声優を勤めた女優が主題歌を歌いつなぐ動画で、日本のエルサ役の松たか子さんのシーンが世界中で絶賛されている
と言うニュースを耳にし、松さんファンの私は、一転これは気になるぞ!と…。
しかも、アナの役が神田沙也加さんと聞くと、ミュージカル好きとしては無視できない状態に。
動画で松さんと神田さんのデュエットを観てみると、これまたすこぶる良くて。
これは、ちょっと観たいなあという気分になってきました。
しかも、普段、映画は吹き替えは不自然でどうも好きじゃないのだけれども、動画を観るとこれどうも日本語バージョンは日本語の口の動きのアニメーションを作り直したのかな?
なんだかとってもいい感じ。

これは、字幕と吹き替えと両方観てみたいなあ。


そもそも『雪の女王』は幼稚園に入るか入らないかのときにプレゼントされたアンデルセン童話集に入っていたものが最初の出会い。
グリムやらイソップやらも読んだんだけど、どうも私は一番アンデルセンが気に入ったようで。
そして、アンデルセンでもなぜか王道の『人魚姫』でも『みにくいあひるの子』でもなく『雪の女王』が好きでした。
うちの幼稚園がすごく創作活動に力を入れているところで、画用紙を切って絵本を作りましょうという作業のときに、私は迷わず『雪の女王』を選びました。
なんと言うか冷たいはずなのに、キラキラ輝く美しい雪の国がすごく私の心をつかんで離さなかったのです。
大人になってNHKでやっているアニメの『雪の女王』が始まると、やっぱり毎週欠かさず観てしまい、号泣してしまいました。
と言っても、原作とは少し違っていたのだけれども、主人公はカイとゲルダだし、話の中にほかのアンデルセンの要素もたくさん詰まっていて嫌な気はしなかったな。
ちなみに、そのときの主題歌を歌っていたのが小田和正さんで『大好きな君に』は今でも大好きな曲です。

『アナと雪の女王』もとても楽しみになってきたのですが、アンデルセンのそれとは全然別ものだと最初から思って観たほうがいいかもしれませんね。

ああ、アニメの『雪の女王』欲しくなってきたなあ。