去年の今頃放映していたドラマ『ゴーイングマイホーム』。
再放送で、やっと観ることが出来た。
監督、脚本ともに是枝裕和さんで、大物俳優も多数出演していたものの、初回を終えるとみるみるうちに視聴率が下がって行き、やがては一桁になってしまったドラマ。
と言う私も第一話だけ、観てそれ以降観なくなった一人でもある。
なんと言うか…私の場合は単に主婦が夜に集中してドラマを観るのは、結構難しく、それ+このドラマは途中から観ると正直ついて行けない。
そんな作品なのですが、今年に入り、ロッテルダム国際映画祭に正式招待されなかなかの好評だったそう。
ロッテルダムと言えばオランダの首都アムステルダムに次ぐ大きな都市で、オランダと言えばミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナの故郷だったりもするので、何方かと言えば児童文学的なこの作品もあちらでは受けたのかもしれない。
まあ、一言で言うとファンタジー?
赤いとんがり帽子の小人を巡っての話なのだけれども、ファンタジー侮る事なかれ。
赤いとんがり帽子の小人って、小さい頃好きだったアニメ『とんがり帽子のメモル』とか『アメリ』に出てくる小人のイメージだけど、結構好きである。
でも、どちらかと言うと小人って妖精のイメージ。
日本だと座敷童的な存在なのだろうか?
まあ、話が逸れたが、ドラマに戻すと…
『指輪物語』で有名な(今の人には『ロードオブザリング』とかいた方が分かりやすいのかな?)トールキンの『ホビットの冒険』を友達に借りたまま、友達が亡くなってしまったために返すことができなくなった萌江(蒔田彩珠)は、小さい人やフロドの存在を信じている。
萌江の父:坪井良多(阿部寛)は、ある日その父親である栄輔(夏八木勲)が生まれ故郷の長野で倒れたのをきっかけに、父親が長野でクーナという伝説の生き物探しのイベントに参加していたことを知る。
やがて良多も萌江や現地の人と一緒にクーナ探しの世界に引き込まれて行くというもの。
クーナ事務局を主宰している奈穂を宮﨑あおいさんが演じているのだけれども、これまた森ガールと言われる宮崎さんピッタリで、またドリファン的には、夏八木さんとのコンビが『アマレット』を思い出させられる。
都会で繰り広げられる吉行和子さんやYOUさん演じる坪井家のリアルな会話(YOUさんの演技が本当に上手でびっくりした!)と、長野の空想かもしれない世界での会話とのギャップが面白く、また一見自分の仕事にしか興味がないように見えるフードスタイリストの沙江(山口智子)が、時々かいま見せる夫や娘への思いやり深さにとてもほんわかさせられる。
そして、出てくる料理がまたまた素敵で…やはり飯島奈美さんでした。
とにかくそれぞれの役者さんが、本当に演技なのか?と思うくらいすごく自然で、知らないうちに私もクーナの世界に入り込んでしまいました。
最後、栄輔は死ぬ。
と言うか帰るべきところに帰ったのかな?というのが私の解釈。
そして、夏八木さんも本当に亡くなってしまって…。
でも、いい作品をたくさん残して、このドラマのように幸福に逝ったんじゃないかなあ…って気もしなくもない…ってお会いしたこともないのにおかしいけれども…。
一つ一つのセリフがとても心に残って、とても素敵な作品でした。
でも…これ、ドラマじゃなくて映画で観たかったなあという気もして、そこがとても残念。
再放送で、やっと観ることが出来た。
監督、脚本ともに是枝裕和さんで、大物俳優も多数出演していたものの、初回を終えるとみるみるうちに視聴率が下がって行き、やがては一桁になってしまったドラマ。
と言う私も第一話だけ、観てそれ以降観なくなった一人でもある。
なんと言うか…私の場合は単に主婦が夜に集中してドラマを観るのは、結構難しく、それ+このドラマは途中から観ると正直ついて行けない。
そんな作品なのですが、今年に入り、ロッテルダム国際映画祭に正式招待されなかなかの好評だったそう。
ロッテルダムと言えばオランダの首都アムステルダムに次ぐ大きな都市で、オランダと言えばミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナの故郷だったりもするので、何方かと言えば児童文学的なこの作品もあちらでは受けたのかもしれない。
まあ、一言で言うとファンタジー?
赤いとんがり帽子の小人を巡っての話なのだけれども、ファンタジー侮る事なかれ。
赤いとんがり帽子の小人って、小さい頃好きだったアニメ『とんがり帽子のメモル』とか『アメリ』に出てくる小人のイメージだけど、結構好きである。
でも、どちらかと言うと小人って妖精のイメージ。
日本だと座敷童的な存在なのだろうか?
まあ、話が逸れたが、ドラマに戻すと…
『指輪物語』で有名な(今の人には『ロードオブザリング』とかいた方が分かりやすいのかな?)トールキンの『ホビットの冒険』を友達に借りたまま、友達が亡くなってしまったために返すことができなくなった萌江(蒔田彩珠)は、小さい人やフロドの存在を信じている。
萌江の父:坪井良多(阿部寛)は、ある日その父親である栄輔(夏八木勲)が生まれ故郷の長野で倒れたのをきっかけに、父親が長野でクーナという伝説の生き物探しのイベントに参加していたことを知る。
やがて良多も萌江や現地の人と一緒にクーナ探しの世界に引き込まれて行くというもの。
クーナ事務局を主宰している奈穂を宮﨑あおいさんが演じているのだけれども、これまた森ガールと言われる宮崎さんピッタリで、またドリファン的には、夏八木さんとのコンビが『アマレット』を思い出させられる。
都会で繰り広げられる吉行和子さんやYOUさん演じる坪井家のリアルな会話(YOUさんの演技が本当に上手でびっくりした!)と、長野の空想かもしれない世界での会話とのギャップが面白く、また一見自分の仕事にしか興味がないように見えるフードスタイリストの沙江(山口智子)が、時々かいま見せる夫や娘への思いやり深さにとてもほんわかさせられる。
そして、出てくる料理がまたまた素敵で…やはり飯島奈美さんでした。
とにかくそれぞれの役者さんが、本当に演技なのか?と思うくらいすごく自然で、知らないうちに私もクーナの世界に入り込んでしまいました。
最後、栄輔は死ぬ。
と言うか帰るべきところに帰ったのかな?というのが私の解釈。
そして、夏八木さんも本当に亡くなってしまって…。
でも、いい作品をたくさん残して、このドラマのように幸福に逝ったんじゃないかなあ…って気もしなくもない…ってお会いしたこともないのにおかしいけれども…。
一つ一つのセリフがとても心に残って、とても素敵な作品でした。
でも…これ、ドラマじゃなくて映画で観たかったなあという気もして、そこがとても残念。