北方版「三国志」 | vita れぽーと

北方版「三国志」

 これに、はまっています。一冊、3日~5日での読了。文庫本です。

 ただし、じっくり腰を落ち着けて読みたい本では、あります。



 土方謙三氏は、ハードボイルド系というか、男の内面を扱ったものに長けた方のようで、そちらの現代物が多いのですが、最近、中国古典を扱うようになりました。それも、土方流に、上手い具合にアレンジを効かせています。

 なので、純粋な三国志よりも、登場人物の内面を掘り下げて、この作者自身の人物像を描いています。

 それが気に入るか、気に入らないか。が、この本を気に入るか、否かの鍵になると思います。


 しかし、このシリーズ、全部で13巻。かなりの長丁場になります。

 いっきに、13冊読みきれる強者ならいざ知らず、そうそう13冊、歴史物、中国史…、を読みきるのは、私には少々きつすぎました。面白いけど、息が切れる。

 なので、1冊読み終えると、少々物足りなくても、次は別の物を間に入れる。ということを繰り返しました。


 もし、途中、挫折したシリーズ物がある方がいましたら、是非、お試し下さい。


 一冊読んだら、慌てず、違う人の、違う小説を読む。出来れば、今、時代物なら、次、現代物とかジャンルを変えると、また新鮮な気持になれるかと思います。

 面白い話なら、1冊、間が開いても、話の内容は覚えているものですし、逆に、新鮮な気持で挑めるので、より楽しめる、かも知れません。


 土方版三国志は、3冊辺りまでは、ちょっともたついた感じもします。これは、膨大な物語のとっかかりとしては、仕方ないかも知れません。

 主人公と呼べる人たちが、とにかく多いせいで、どれに視点をあわせたらいいのか、わからなくて、物語にのめり込めない部分もありますが、3冊目を過ぎた頃には、それも随分緩和されます。慣れてくるのか、それとも人物がだいぶ絞り込まれてきているせいか分かりませんが、とにかく俄然、面白くなります。

 まずは、3冊目まで!

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)/北方 謙三
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