諦めないなら。 | くぅみど徒然日記

くぅみど徒然日記

食事療法&食養調理インストラクター師範・ペット食育協会准指導士
アロマフランス・アニマルクレイテラピスト・犬の管理栄養士マスター 他
飼い主ご家族とワンちゃんが元気になれることを目指して
日々精進している中から発信しています。
アメンバー申請・個人的なアドバイスは原則致しておりません。

こんちは。

今まで、いろいろな勉強をしてきて、多くの飼い主さんが安易に?良かれと?思ってしている行動の中で、疑問に思っていることがあるので、今日はそのことについて綴ってまいります。

 

元気な子の場合は、、問題ないです。

でも、もし病気の子、、それも軽度なものではなく、慢性的にずっと思わしくないとか、、進行性の病気で、西洋医学的には厳しいといわれているような子。。。そして、くぅのようにハイシニアになり、、このところあまり良い状態ではないと思う子については。。。特に。。

今まで、いろいろな飼い主さんの話を伺ったり、ブログやSNSに投稿されている記事などを拝見していて。。

闘病中の子が、、気晴らしになるかと、、言う思いで、飼い主さんがオフ会などに連れて行ったり、ワン友さんなどの集まりに参加したりしている例が多いです。また、お友達とでなくても、ワンちゃんと遠出をして旅行を楽しむ方もいらっしゃいます。

もし、、もう病気と闘うのをあきらめて、虹の橋を渡る前の最後の楽しみみたいに考えているのであれば、、それもまたひとつの選択肢なのかもしれません。

 

でも。。

もし。。。

飼い主さんがまだ諦めていなくて、完治とまではいかなくても、小康状態を保てて、健康な子同様な生活を送れるようになりたいと願っているのであれば、私は、、連れていくことは賛成できません。

是非、望みをかなえて、健康な子同様の生活を送れるようになってから、、大いに楽しんでいただきたいです。

 

神様は、天寿を与え、その天寿を全うするべくそれに十分耐えられる体をお与えくださっています。

その体の中では、到底人工的には作ることができないような絶妙なシステムが構築されていて、その天寿を全うするべく働いてくれています。

病気は、それらのシステムに、、何らかのストレスがかかり、システム障害が起きている状態なのです。

そして、そのストレスの殆どが、、残念ながら飼い主さんの判断ミスによるものです。

散歩や生活環境、食事、水分摂取。。どれもワンちゃんひとりではできないからです。

散歩に行く場所や質。量。。すべて飼い主さんの手の中。

生活環境。。室温や湿度。。同居している子との相性。。騒音や電磁波など。。すべて飼い主さんによるものです。

食事も飼い主さんが与えるもの。。ワンちゃん自ら捕獲するわけではありません。

水分摂取も。。。水は用意してあるけど、ワンちゃんが飲まないだけと思っている飼い主さんがいらっしゃるかもしれませんが、水分を摂取させるところまで飼い主さんの手が必要な場合が多いです。

水分摂取が大切であると理解されている飼い主さんは、ご苦労されながら、工夫して飲ませています。

 

さて。。

ずっと闘病しているワンちゃん。。どうなっているかな?と思ってその方のブログを訪問することがたま~にあります。(笑)

すると、、多くの同犬種のお友達と、、集まって一日を過ごした報告などをみることがあります。

飼い主さんは、久しぶりにわが子の嬉しそうな顔を見た。。みたいなことを書かれていて、、、飼い主さんもワンちゃんが楽しかったことで、気晴らしができて、また日常で病気と闘っていけるみたいに思っている様子。

 

この時点で。。私は、、

あぁ。。治ることをあきらめちゃったのかな?と思います。

そして、残念ながら、、少しは楽しいと思ったかもしれませんが、このワンちゃんにとっては、きっとストレスでしかなかっただろうと、病気には障っただろうと考えるのです。

 

これが、同じオフ会の参加だったとしても。。

記事の内容が。。

飼い主さんの気晴らしの為に、、ワン友さんたちに励ましの言葉をいただくために。。

ワンちゃんに申し訳ないけど付き合ってもらって、、参加してきました。。。的なものであるなら、、理解できますが。。

ワンちゃんの病気にあたかもプラスになると思って。。みたいな表現にはどうしても賛同できない。。私です。

 

ストレスは、必要です。

ストレスが全くない毎日だと、免疫力も逆に落ちます。

でも、病気と闘っているときには、もう十分なストレスがワンちゃんにかかっている状態なのです。

それ以上のストレスはマイナスにしか作用しません。

そして、、気持ち的には、悲しいことや辛いことはもちろんストレスですが、楽しいことも十分にストレスになります。

 

いま、まさに、、ワンちゃんの体の中では、ストレスがかかる前の体にもどるべく、、必死に、、修繕作業が行われているのです。是非その仕事がうまくいくように、、見守り、、時には、治るお手伝いをしてあげる。。

そして、整ってきて、もう普通の生活に戻って大丈夫。。

プラーナ生だとしたら、「卒院」といわれるまで、、是非是非。。養生を継続していただきたいです。

 

散歩は控えるようにという指示があったとしたら、やっぱり控えていただきたいです。

弱っているときには、変化に対応する能力が衰えます。ですから、、日常生活はなるべく平坦なものに。。特別なことをしないこともとても大切です。

とはいっても、くぅみど家でも、人間の都合で、東京の家と新潟の家を行き来する必要があります。

それは、本当に申し訳ないけど、、最善の注意を払いながら、、付き合ってもらっています。

 

多くの飼い主さんが、、ワンちゃんというのは、元気に外で走り回るものなんだ。。。とか

ドッグランに行ってほかのワンちゃんと追いかけっこをするのが本当のワンちゃんの姿なのだ。。。とか。。

他のワンちゃんと仲良くできない子に対して、練習すれば仲良くなれると信じて幼稚園に行ったり。。

でも、、

それは、勝手に人間が考えていることで、ワンちゃんは違うかもしれないのです。

ワンちゃんといっても、、それぞれ違いますから。。

 

性格が大きくかかわって、、

その性格が病気を招くこともたくさん症例で見てきました。

また、飼い主さんの性格とワンちゃんの性格の相性も。。とても大切です。

おとなしいワンちゃんがイケイケ系の飼い主さんによって、病気になっちゃう例もあり、もともと性格的な問題で、、どうしても治すことができませんから。。残念ながら、虹の橋を渡ってしまったりするのです。

 

かわいいお洋服を着せて、、カフェなどに連れまわして、、もちろん食事や散歩は整えていても、、病気になったりするのです。

是非、わが子の性格を見極めて、、飼い主さんもワンちゃんも折り合いをつけて。。

そして、神様が与えてくださった天寿を全うできるように。。と願っています。