「こんな食材がいいよ」「こんな調理法がいいよ」はありません。 | くぅみど徒然日記

くぅみど徒然日記

食事療法&食養調理インストラクター師範・ペット食育協会准指導士
アロマフランス・アニマルクレイテラピスト・犬の管理栄養士マスター 他
飼い主ご家族とワンちゃんが元気になれることを目指して
日々精進している中から発信しています。
アメンバー申請・個人的なアドバイスは原則致しておりません。

こんにちは。

昨日の夜。。実は愕然としました。にひひ

先週、、遠征の準備をしながら、遠征先でのくぅみどの食事を

1回ごとの小分けにシールしてから冷凍。。

 

 

組立て残った食材は、やはりシールして冷凍。

帰宅してから、通常のスタイルの食事作りに戻す予定で。。

ぼーっと考えてましたが、ガーン

 

昨日のよる。。ふと。。

あれ・・・・・はてなマークはてなマーク

もう、明日の夜、、また出発だわ~。あせるあせる

と気づいたのです。にひひ

 

そう。

27日の金曜日は、「食養調理インストラクター師範」の講座が横浜であります。

木曜日の夜出発してからの、途中SA泊ぐぅぐぅからの。。

1日受講。。でした。

そして、くぅみどの遠征先の食事の準備もしなくてはならなかった~~~。あせるあせる

 

幸い、昨日は、夕方帰宅する前にささみ2kg(冷凍)は購入してあり、

葉物野菜も人参もキノコも自宅にあり、、あとは下ごしらえだけ。。という状態でした。

実は昨日、私は整体での体のケアの日で、帰宅が8時過ぎ。。

4泊の車中泊の疲れは、自覚がなくてもしっかり体に残っていて、

整体師さんが、「今日は凄い凝ってますね~」と。。。

はい。。「車中4泊で広島迄行ってきて、帰宅するなりテニスに行ったから」と話すと。。

「ははてなマーク 頭おかしいんぢゃないのはてなマークと大爆笑されてしまいました。

そして、しっかり体をほぐして頂き。。確かに体が軽くなった~~。にひひ

 

私は、昔から体育会でテニスをしていたので、、、

「疲れ」を感じることが無いのです。ガーン

昔体質の体育会での練習は、辛くてもそれが当たり前。。それがいつしか身についてしまい、

26歳の時にスキーで転倒して、靭帯断裂、半月板損傷の手術で、

肝炎になった時。。肝臓数値が高い=体が疲れる。。。という筈で、、

医者にも体疲れませんか、、と聞かれましたが、、本人、、体育会での夏の強化練に比べれは、、

全く疲れないし、、自覚がないのです。にひひ

 

困ったものです。

これから益々年齢を重ねていくので、もっと自覚して、自重せなあか~ん。。と思っとります。!!

 

いつものようにかなり横道に逸れました。。にひひ

さて。。今日の御題ですが。。

 

「くぅみど徒然日記」の Avid readers 様たちには、、もう今日のお題でお話をしなくても、

充分ご理解くださっていると思いますが、、

たまたまこのブログに立ち寄った方とか、

読者様ではなく、検索エンジンなどで訪問下さった方、、それらの方。。

また、私の友人たち、、ブログではなく、個人的な連絡ツールで繋がっている友人たち。。

 

多くの方が、、私に。。簡単に食事のアドバイスを求めてきます。叫び

 

先日の行き違いでも、結局ここが原因だったのだと、、気づきました。

昨晩、その後落ち着かれたかと、訪問してみたところ、

「こんな食材がいいよ」

「こんな調理方法もあるよ」

って教えて欲しかっただけ。

と、、そんなことでした。

ここ。。以前にも記事に起こしています。 ★ここ

 

 

★ここ

 

 

その他にも似たような記事は、何度も違う角度で書かせていただいています。

この認識は、絶対に改めて頂きたい部分。特にワンちゃんわんわんの飼い主さん達には。。

人間の場合は、サプリや食材、、巷の伝説に踊らされて取り入れてみても、

問題ありません。何故なら、効果が無かったり逆効果である場合、

自身で認識でき、そこでまた取捨選択ができるからです。

 

でも、ワンちゃんわんわんの場合は、ワンちゃんわんわん自身が、

食事を選べません。だから、飼い主さんが正しい食事を選んであげなくてはならない、

つまり責任があるのです。

 

人間界では、健康についての情報番組の中である特定の食材を取り上げ、

こんなに素晴らしい効能がある、、と説明。

すると、皆がこぞってその食材に飛びつき、あっという間に市場から消えてしまう。。

そんな状態です。ガーン

単純に、、その情報を信じて、その食材を食べるだけで健康になれると、、信じています。

そんなこと、ありえません。バツレッド

 

色々な体質の人がいますし、体の状態はみな違います。

全てのどんな人にも有効な成分の食材やサプリなんて、存在できるはずがありません。

そんな簡単なものであったら、病気になる人なんていない筈です。

テレビにはスポンサーがいて、番組の合間に流れるCM契約をしています。

その番組の視聴率が上がれば、CMを見てくれている人が多いということ、つまり

自社の製品の宣伝になる、、そして、それが購買につながっていく、、そのために、、

ある部分は誇張し、ある部分はマスキングし、ある部分を切り取って、面白おかしく、、

視聴者が飛びついて来たくなるように、、作られているのです。

 

でも、それが日常に氾濫しているので、いつしか、私たちの脳は麻痺してしまっています。

それらが真実のように思ってしまっています。

つまり、、最近市場に出回っている、、

スーパーフード。。的な、、万能で欠点がない、、みたいな食材が実際にあると信じているのです。

だから、、

簡単に、、

 

いい食材教えてください。

何かいい調理方法はありませんか。。

 

という、、とんでもない質問が寄せられてしまうのです。

でも、そんな簡単なことではありません。パンチ!パンチ!

 

以前から申し上げていますが、

食材には、必ずメリットとデメリット。。両方が存在します。

そして、その時のその子の状態を見て、その食材を選ぶのであれば、

メリットがデメリットを上回り、、摂取する価値があるのか、、

必ず天秤にかけるという作業になるのです。!!

 

例えば。。

イモ類。。

繊維が多く、甘みもあり、ワンちゃんわんわんが大好きな食材です。

でも、一方、炭水化物であり、糖質が多い。

くぅみどにとっては、日常的には絶対に用いない食材です。

でも、、例えば、お腹の調子を崩しているとき、とても疲れているとき、

そんな時には、ごく少量を与えることは、とても有効。。

そのように、その時々で、その子にとっての適正な食材は変化しています。

 

森先生の食事療法インストラクター師範の講座ですが、

受講を決意され、学びが始まり、、最終的に認定試験がありますが、その認定試験の受験率が、

半分を下回っているのです。

その中の多くの方が、、

こんな内容だとは思っていなかった。

とんでもないところに来てしまった、、とおっしゃるそうです。

 

食事療法というと、まず食材の選び方とか、効能とか、、そんなことから始まる気がしていたのだと思います。でも、違います。逆に、、それらの食材の事については、ごくサラッと通り過ぎます。

食材については、先生が一つ一つ説明しなくても、色々な本もありますし、

ネットで栄養成分は確認できます。しかも、食材一つ一つ、、すべてなど、、不可能です。

数がありすぎます。(笑)

 

先生の講義は、まず、犬の生理学。

犬の体の仕組みをわかっていなくては、何事も始まらないからです。

先生のその講義の中では、よく、、「こんな話は、獣医でも知らない」という言葉が出てきます。

獣医さんでも、勉強していないある意味コアな部分にまで話は及びます。

逆に、獣医師である先生が獣医学科で勉強した内容の中で、

実際に臨床で必要のないものは、割愛されている筈です。

本当に知らなくてはならない、必須の部分の大事な生理学や免疫の勉強。等。。

それらが大半。。私の感覚では、約7割だと思います。

その内容は、本当にただただ、、暗記するしかない、、覚えるしかない、、そんな感じです。

先生も医学は暗記。。暗記しないと何にも始まりません。

昔から受け継がれて研究されてきた内容は、丸暗記。。そして、

それをベースに新しい知識を積み上げていくのが大切である、、ということです。

 

お料理教室の延長だと考えていた方達は、ここでサヨナラしてしまうのです。

栄養学などでのはなしになると、食材に含まれる栄養素で

簡単にレシピが作られていくのでしょう。

でも、私の学ぶ食事療法は、全く違います。まず。。ワンちゃんわんわんありき。。。なのです。

 

ワンちゃんわんわんの今の状態をなるべく詳しく伺う。

 

主訴。。があります。その主訴をまず、、どうしたいか。。

治したいのか。。

その主訴に気付いた時の状況。生まれつきなのか、それとも後発的なことなのか。

後発的な場合は、そのタイミングで何か変わったことがなかったか。

食事内容についても、なるべく詳しく今までの経緯を聞く必要があります。

普段の生活。

同居している人間や動物たちとその子の関係性。

心的なストレスから病気になる子もいます。

環境の変化がなかったか。

普段のお散歩を含めた運動量。

水分摂取の量。

うんちとオシツコの性状。

主訴以外に気になることはないか。

ゲップ。腹鳴。おなら。えずき。嘔吐。。などはないか。。

手づり食の場合は、細かく、食材を伺います。

 

それらの事を伺いながら、伺ったことからまた疑問も出てきます。

全て伺った上で、、

その子のこれまでの生活の中に何か原因になるものが必ず見つかります。

そして、それを治していただく。。という作業。

大抵の場合は、食事内容については、控えて頂くという結果になります。

多くの方が、与えすぎ。。つまり、何かの食材を足すのではなく、、引いて頂く。。

 

つまり、

「何かいい食材はありませんか。。」

という質問には、

ありません。。という答えになるのです。

実は。。「ありません」の前に、「そんなもの、、」とつけたい気分。。にひひ

 

しいて言うなら。。

 

「今の食事の中に何か間違ったものが入っていますか」

と聞いてくだされば、与えない方が好ましい食材を指摘し、もっとシンプルな食材での

食事にしていただくということになると思います。

 

私の学んでいる食事療法は、原理原則があります。

そして、その原理原則から逸脱した場合に病気になっています。

まず、原理原則を理解していただいた上で、その原理原則の中で食事を組み立てて頂くということです。先生の食箋にはレシピがあります。細かく食材を選んでくださいますが、

それは、その子を実際に触診したり問診した上での話。

私の場合は、会ったこともないワンちゃんへのアドバイスですので、

原理原則を理解していただき、ここに説明のお時間を割いて、

最終的には、身近にいる飼い主さんに食材を組み立てて頂くことになるのです。

 

私の推奨。。。(笑)する食事では、

必ず、ビタミン3種を入れて頂きます。

多くの方が、、

「野菜」とひとくくりにしている部分です。

必ずこの「野菜」には、

緑黄色野菜、葉物野菜、キノコ類を毎食入れて頂く。。

ここも大切。。稀に、野菜は多く用いているのに、この中のビタミンの一つが

全く入っていない食事もあります。

その場合には、不足しているビタミンは、加えて頂くことになりますが、

これも、食材名を指摘して、入れるように指示するではなく、

 

三種のビタミンに付いてまず、お話しして、

それからの作業。。しかも、

どの野菜を選ぶのかは、飼い主さんにお任せしています。

全てを指示してしまっては飼い主さんが考えなくなってしまいます。

Slism というサイトを見ると、野菜の栄養素は調べられます。

野菜と言っても脂質や糖質の多いものもたくさんあります。

脂質や糖質が少なく、しかもビタミン3種を多く含んでいる野菜で組み立てて頂きます。

 

住んでいる場所によっては、収穫できる野菜の種類も違うし、

時期も違うと思います。

身近に手に入る食材の中から、自ら考え選んでいただきます。

 

最初の話に戻ります。

 

「何かいい食材はありませんか」 の質問に。。

「茄子がいいですよ」 とか、 「ブロッコリーがいいですよ」 なんて答えることなどできません。

 

ですのでアドバイスするとなると、

本当にしっかりその飼い主さんとワンちゃんに向きあう必要があり、

生半可な気持ちではとても無理なのです。

ニコちゃんママさんとも、私的には、相当な覚悟を以て向き合いました。

勿論私で力不足になることも大いに予想されましたので、

先生はじめとして、師範の仲間たちにも相談できるベースも整えました。

実際に講座の中で休憩時間に先生にニコちゃんへのアドバイスを求めたこともあります。

 

常に、私は全力でサポートさせていただく覚悟です。

ニコちゃんママさんには、個人的な連絡ツールで、まず最初に、

私は、サポートを全力でさせて頂くけど、その際気に障る伝え方もあるかもしれませんが、

故意に傷つけたりするつもりはないので、

私の性格的に直線的に表現するだけですから、

悪気がないことを是非最初にわかっていただきたい旨ご挨拶させて頂きました。

 

一度もお会いしたこともない方と本当に信頼関係を築くことが出来なければ、

食事療法は成功することは無いと思っています。

先生を受診された飼い主さんでさえ、

先生の指導する内容では、飼い主さんの気持ちが続かず、、

うちの子は肉しか食べないから、、と信じて食事療法を続けられなくなってしまう方も沢山いらっしゃるそうです。

私より、知識も引き出しも多く、人柄も人格も雲泥の差である先生。

お会いして、診察して、説明しても、そのようなことがあるのであれば、私のような若輩者が、

一度もお会いしたことのない方と信頼関係を築き、指示する食事療法を続けてくださる可能性は

本当に少ないと思います。

でも、、、少ないけど、ゼロではありません。

現に、、ニコちゃんママさんとは信頼関係を築き、今のところ、結果も出せています。

 

駄目だと決めつけて何も行動しないということは私にはできません。

少しでも可能性のある部分にしがみついて頑張っていく。。多分これからも。。

それが「くぅみど徒然日記」の筆者の私のスタイルです。

 

今後とも、「くぅみど徒然日記」をよろしくお願い致します。

 

そして。。

 

「何か良い食材はありませんか」

 

そんな簡単に食事を考えている時点で、考え方を根本的に変えて頂くことが必要だと思います。

 

 

 

 

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